第一作目の 『孤独なき地』 に続く、<歌舞伎町特別分署(K・S・P)>シリーズの二作目です。
多くの警察小説が出版されていますが、登場人物のあざやかな性格づけが緻密に構成されているのは、著者自らが「10作まで続ける」という構想を持ち得ているからだと見ています。
一作目以降おだやかな歌舞伎町でしたが、暴力団神流会の構成員二人が射殺されるところから物語は始まります。
重ねて、神竜会の幹部までが、中国マフィアに爆弾で処刑される事件が起こり、利権の勢力争いと報復が繰り返されるなか、主人公の<沖>がどう対処してゆくのかが楽しめる一冊です。
前作で登場した新署長の秘書であった<村井貴里子>が、(K・S・P)のチーフに昇格、<沖>は彼女の部下となり捜査を進めざる得なくなる展開も、前作に散りばめられた下地が生きてきています。
暴力団と中国マフィアの抗争のなか、<沖>の部下だった<円谷>の家族が爆弾で殺され、事件解決後に休暇という形で(K・S・P)を去りますが、きっと「10作」までのどこかで復帰してくるのではないかと、期待しています。
蟹のシーズンですが、今宵は本物のカニ身ではなく、「カニカマ」たっぷりの「カニ玉」(380円)で我慢です。
中国語表記で「芙蓉蟹(北京語:フーロンシェ / 広東語:フーヨーハイ)」ですが、花の 「芙蓉」 のように仕上げた中国のカニ料理で、日本では「カニの入った玉子料理」から「カニ玉」と呼ばれています。
よく似た料理に、ご飯の上に玉子焼きと甘酢餡がかけられた「天津飯」がありますが、これは日本独自の料理で中国料理にはありません。
この場合、関西ではカニ身は使用されることは少なく、小海老を具材として入れるのが多いように感じます。
お店のオネイサン、辛いモノ好きを覚えていてくれていますので、レンジで温めたあと、たっぷりの<練り辛し>を忘れません。
今宵も「カニ身もどき」を味わいながら、楽しんできました。
「刺身定食」は定番ランチメニューとしていつでも食べれますので、今回は「シーフードミックスフライ定食」(700円)にしました。
大きな角盆に<干瓢と厚揚げの煮物・スルメの甘辛煮・香の物>があり、フライとしては<海老・貝柱・牡蠣・白身魚>の盛合せです。
大きな汁椀には具だくさんの豚汁で、これだけで一品の値打ちがある感じです。
ご飯茶碗は小さめですが、客層としてご婦人方が多いからかなと見ています。
ご飯がなくなりかけますと、オネイサンが「お替り入れますから」と気遣ってくれます。
ご飯のお替りはしませんでしたが、おかずだけで十分に満足出来るお昼ご飯になりました。
夏に青色の花を咲かせています 【ルリマツリ(瑠璃茉莉)】 ですが、この時期いまだ白色の花弁を付けている、元気な木を見つけました。
イソマツ科プルンバコ属の植物で、プリンバゴ属には熱帯を中心に約20種が分布しています。
その中でも、南アフリカに分布する<プルンバゴ・アウリクラータ>のことを、和名で【ルリマツリ】と呼んでいます。
「ルリ」は花の青色に因んでおり、白色の花弁には不向きだと思いますが、割合的に白色は珍しいのだと思います。
花径2.5センチばかりの小さな花を頂部に固めて咲かせ、手毬状を形作ります。
写真でも見て取れますが、花は元が細長い筒状で先端は5裂に裂け、花弁状の花姿が特徴的です。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ