主人公の<佐月恭壱>は、花師として銀座のお店に花を飾ることを生業としていますが、同時に絵画修復師として二つの顔を持っています。
個人の肖像画、古備前のツボ、藤田嗣治、女体の秘画等、絵画修復にまつわる三編の物語が連作で続き、<佐月>の過去の人生も浮かび上がらせます。
絵画修復と言う特殊な分野の話が中心ですので、興味深い美術の裏世界が垣間見れました。
内容が濃く楽しめた美術ミステリーだけに、著者がすでの2010年1月に逝去されており、この<佐月恭壱>の続きが読めないのが残念に思える一冊でした。
「ほうれん草」は、アカザ科ホウレンソウ属の野菜で、雌雄異株です。
寒くなるこの季節、葉も柔らかくなり味も良くなります。
今宵は、「ほうれん草のおひたし」(180円)を頼み、醤油ではなくポン酢でいただきました。
葉が厚く丸みを帯びた「西洋種」と、葉が薄く切れ込みがあり、根元の紅い「東洋種」がありますが、最近では両者を掛け合わせた一代品雑種品種が開発されて、広く普及しています。
ビタミンAが豊富で、鉄分は牛レバー並みです。
「おひたし」・「胡麻和え」・「バター炒め」・「白和え」等、多彩な調理で楽しめる素材として、重宝な野菜です。
反面<シュウ酸>を多く含んでいますので、食べ過ぎますと「カルシューム」の吸収を妨げ、体内の「ミネラル」と結合して腎臓や尿路に結石を引き起こす原因ともなります。
先人の知恵は偉大で、削り節など「カルシューム」を多く含む食品と同時に食べますと<シュウ酸>の吸収を抑え、また水で茹で上げることで、<シュウ酸>が溶け出しますので、「おひたし」は非常に理にかなった見事な食べ方です。
久しぶりに【妙樹(しょうき)】の前を取りますと、新しいメニューとして「ミートボール」が加わり、「ミートボールカレー」とか、「ミートボール&・・・・」の定食が出来ていました。
以前「トンカツ」と「チキンカツ」が半分ずつの 「ハーフ&ハーフ定食」(550円) を食べたときには、「ハンバーグ」や「チキンカツ」・「トンカツ」などの定食は(400円)の安さでしたが、さすがに今は(500円)に値上げされていました。
本日は目新しい「ミートボール」がある、「ミートボール&チキン」定食(650円)にしました。
「チキンカツ」は、肉の間に大葉が挟まれていますので、味わい深い風味です。
「ミートボール」もゴルフボール大の大きさで、生姜の味がよく効いており、これまた美味しくいただけました。
昼時で込んでいましたので、出てくるまで少し時間がかかりましたが、千切りキャベツやご飯の量も多く、納得のお昼ご飯でした。
葉の縁に均等的に鋸歯がある「ヒイラギ」と違い、上下左右の面白い位置に棘がある【ヒイラギモチ(柊黐)】です。
モチノキ科モチノキ属の常緑低木で、原産地は中国です。
原産地に因み、別名「チャイニーズ・ホーリー」や「シナヒイラギ(支那柊)」と呼ばれています。
赤色の実と緑の葉の組み合わせはクリスマスの飾りでお馴染で、「クリスマス・ホーリー」とも呼ばれているようですが、正確には本種ではなく 「セイヨウヒイラギ」 が「クリスマス・ホーリー」です。
「ヒイラギ」 などのモクセイ科の仲間は、秋に開花しますが、本種は春先に開花して、寒い冬場に赤色の核果を実らせます。
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