北マケドニアの小さな町を舞台に、女人禁制の伝統儀式に参加してしまった女性が巻き込まれる騒動を、オフビートな笑いにのせて描いたドラマ 『ペトルーニャに祝福を』 が、2020年4月25日(土)より全国で公開されます。
北マケドニアの小さな町、シュティプに暮らす32歳の「ペトルーニャ」は、美人でもなく、太めの体型で恋人もおらず、大学を出たのに仕事はウェイトレスのアルバイトしかありません。
ある日、主義を曲げてのぞんだ面接でも、セクハラを受けたうえに不採用になってしまいます。その帰り道、「ペトルーニャ」は地元の伝統儀式に遭遇します。それは、司祭が川に投げ入れた十字架を男たちが追いかけ、手に入れた者には幸せが訪れるというものでした。
「ペトルーニャ」は思わず川に飛び込み十字架を手にしますが、女人禁制の儀式に参加したことで男たちから猛反発を受けてしまいます。
2019年・第69回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品され、エキュメニカル審査員賞・ギルド映画賞の2冠にかがやいています。監督は旧ユーゴスラビア(現・北マケドニア)出身で、これが長編5作目となる女性監督<テオナ・ストゥルガル・ミテフスカ>が務めています。
(註 )現時点で、新型コロナウイルス対策としての公開延期の情報は得ていませんが、上映館と合わせて再確認願います。
1990年代の韓国を舞台に、思春期の少女の揺れ動く思いや家族との関わりを繊細に描いた韓国とアメリカの合作の人間ドラマ『はちどり』が、2020年4月25日(金)より全国で公開されます。
ベルリン国際映画祭をはじめ、世界各国で50を超える賞を受賞している本作が初長編となる<キム・ボラ>監督が、自身の少女時代の体験をもとに描き、世界各地の映画祭で数々の賞を受賞しました。1994年、空前の経済成長を迎えた韓国。14歳の少女「ウニ」は、両親や姉兄とソウルの集合団地で暮らしています。
学校になじめない彼女は、別の学校に通う親友と悪さをしたり、男子生徒や後輩の女子とデートをしたりして過ごしていました。小さな餅屋を切り盛りする両親は、子どもたちの心の動きと向き合う余裕がなく、兄はそんな両親の目を盗んで「ウニ」に暴力を振るいます。
「ウニ」は自分に無関心な大人たちに囲まれ、孤独な思いを抱えていました。ある日、「ウニ」が通う漢文塾に、不思議な雰囲気の女性教師「ヨンジ」がやって来ます。自分の話に耳を傾けてくれる彼女に、「ウニ」は心を開いていくのですが。
主人公の「ウニ」を<パク・ジフ>が演じ、<キム・セビョク>、<イ・スンヨン>、<チョン・インギ>らが共演しています。
【追記】新型コロナウイルスの影響で、2020年6月20日に公開が延期されています。
製作を手掛けるカラーおよび配給の東宝、東映は17日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて 『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』 (6月19日公開)、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:❘❙』 (6月27日公開)の2作品の公開延期を発表しています。
『ヒノマルソウル』は、長野冬季五輪のラージヒル団体で日本初の金メダルを獲得した<岡部孝信>、<斎藤浩哉>、<原田雅彦>、<船木和喜>の4選手を裏で支えた「テストジャンパー」にスポットを当てた実話を描いています。主演は<田中圭>で、<山田裕貴>や「日向坂46」の<小坂菜緒>らが出演しています。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』は、TVアニメ版『新世紀エヴァンゲリオン』に新たな設定とストーリーを加え全4部作として「リビルド」(再構築)したもので、今作は、2007年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』、2009年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、2012年公開の 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に続き8年ぶりの公開で最終章となります。
新型コロナウイルスの感染拡大は、映画業界に大きな影響を与えており、全国の映画館では220サイト以上が営業を休止。公開延期となる作品も後を絶たず、これまでに120本を超えています。
『ダンガル きっと、つよくなる』(2016年)の<ニテーシュ・ティワーリー>監督が、自身の大学時代のエピソードなども盛り込みながら、1990年代インドの工科大学の学生寮を舞台に、主人公と仲間たちの友情を描いた 『きっと、またあえる』 が、2020年4月24日より全国で公開されます。
息子が受験に失敗し、病院に担ぎ込まれた「アニ」。そこへいまは親世代となった悪友たちが集まり、「アニ」の息子を励ますため学生時代の奮闘記を語り始めます。90年代、インドでもトップクラスのボンベイ工科大学に入学した「アニ」でしたが、学生寮は負け犬ばかりが集まるといわれるボロボロの4号寮に振り分けられます。「アニ」と4号寮の仲間たちは、寮対抗の競技会で「負け犬寮」の汚名を返上すべく、知恵とやる気と団結力でさまざまな競技を勝ち抜いていきます。
主人公「アニ」役にSFコメディー映画『PK(2014年・監督: ラージクマール・ヒラニ)の<スシャント・シン・ラージプート>、ヒロインとなる「マヤ」役に 『サーホー』 (2020年・監督:スジート)の女性警察官「アムリタ・ナイル」役の<シュラッダー・カプール>が演じています。
【追記】新型コロナウイルス感染賞防止対策として、公開日未定として延期されています。
白雪姫をモチーフにしたエロティックスリラー「Pure as Snow」が『白雪姫~あなたが知らないグリム童話~』の邦題で、2020年4月24日(金)より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開されます。
美しく若い女性「クレア」を主人公にした本作。死んだ父親のホテルを運営する義母「モード」に対して制御しがたい嫉妬心を抱えていた彼女ですが、かたや「モード」の若い恋人が「クレア」に恋をしてしまいます。嫉妬に狂う「モード」から間一髪逃れることができた「クレア」は、恩人の男たちと牧場で一緒に暮らすことに。男たちは次々と彼女に恋し、やがて「クレア」も自分の中で何かが解放されていくことを感じ始めます。
『夜明けの祈り』 (2016年・監督:アンヌ・フォンテーヌ)』・ 『世界にひとつの金メダル』 (2013年・監督:クリスチャン・デュゲイ )の<ルー・ドゥ・ラージュ>(29)が「クレア」、『ピアニスト』(2001年・監督: ミヒャエル・ハネケ)・ 『グレタ GRETA』 (2019年・監督: ニール・ジョーダン)の<イザベル・ユペール>(67)が「モード」を演じています。
監督は、『ココ・アヴァン・シャネル』(2009年)や『夜明けの祈り』(2016年)で知られる<アンヌ・フォンテーヌ>が務め、映画はフランスとベルギーの合作となっています。
【追記】新型コロナウイルス感染症防止対策として、公開日未定として延期されています。
フランスの映画監督<フランソワ・トリュフォー>(88)の著作『ある映画の物語』(単行本1986年8月・草思社刊)が文庫本(1760円)となって再刊されています。翻訳は映画評論家の<山田宏一>が務めています。
本書は、『大人は判ってくれない』「1959年)・『突然炎のごとく』「1962年)・<トリュフォー>監督の最大のヒット作。 セザール賞主要十部門受賞。アカデミー外国語映画賞にノミネートされた『終電車』(1980年)などで知られ、ヌーヴェルヴァーグを代表する監督の1人である<フランソワ・トリュフォー>が、自作2作品を通して、映画という芸術形式の創造の秘密を赤裸々にかつ率直に綴った稀有な内容となっています。
本書ではディストピアSF『華氏451』(1966年)の撮影日記、映画作りの混乱する現場を描いた『映画に愛をこめて アメリカの夜』(1973年)のシナリオを通して<トリュフォー>の創作の秘密が明かされています。
俳優のわがままや技術上のトラブルなど、スケジュールに追い立てられる日々が多彩なエピソードで彩られています。
お弁当エッセイ『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』
V6<井ノ原快彦>となにわ男子<道枝駿佑>が親子役で共演する映画『461個のおべんとう』(今秋公開予定)の追加キャストとして、<森七菜>、<若林時英>、<阿部純子>、<映美らら>、<野間口徹>、<KREVA>、<やついいちろう>、<坂井真紀>、<倍賞千恵子>の出演が発表されています。
TOKYO No.1 SOUL SETの<渡辺俊美>によるお弁当エッセイ『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』(2017年10月19日・マガジンハウス社刊)が原作の本作。<井ノ原快彦>演じるシングルファザーの「鈴本一樹」は、ミュージシャンでありながら息子のためにお弁当を作り続けることを決意、息子の「虹輝」を<道枝駿佑>が演じます。
<森七菜>と<若林時英>は、学校で孤立する「虹輝」を何かと気にかけ、お弁当をきっかけとして仲を深めていく同級生役。<阿部純子>はバンドのレコーディングスタッフとして一樹に思いを寄せる女性「真香」役、「虹輝」を優しく支える母親を元宝塚歌劇団月組トップ娘役の<映美らら>が扮します。<野間口徹>は、「一樹」が所属するバンドのマネージャー、<KREVA>と<やついいちろう>はバンドメンバーとして登場、さらに、「一樹」の姉を<坂井真紀>、母親を<倍賞千恵子>が出演しています。 監督は、『泣くな赤鬼』 (2019年) ・ 『キセキ あの日のソビト』 (2017年)の<兼重 淳>が務め、脚本は<清水 匡> <兼重 淳>が担当しています。
2012年、第19回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞した「ホーンテッド・キャンパス」シリーズ(2012年10月25日~角川ホラー文庫)などで知られる<櫛木理宇>(47)のサスペンス小説『死刑にいたる病』が映画化の決定がされ、4月16日に版元の早川書房が発表しています。
『死刑にいたる病』は、鬱屈した日々を送る大学生「筧井雅也」に1通の手紙が届くことから始まる物語です。連続殺人鬼「榛村大和」から。「罪は認めるが、最後の一件だけは冤罪だ」と訴える大和のため冤罪の証明を頼まれ事件を再調査していくうちに、「雅也」はなぜか「大和」に魅せられていきます。「チェインドッグ」のタイトルで2015年7月に発表されましたが、文庫化にあたり『死刑にいたる病』に改題されています。
映画のキャストやスタッフなど詳細は今後発表される予定です。
40歳手前の男たちの友情や家族愛を描く 『半世界』 (2019年)や日本・キューバ合作の青春伝記映画 『エルネスト』 (2017年)の<阪本順治>監督、『野獣死すべし』(1980年・監督:村川 透)・テレビドラマ『探偵物語』の<丸山昇一>脚本によるハードボイルドコメディ『一度も撃ってません』が、2020年4月24日(金)より全国で公開されます。
18年ぶりの映画主演となる<石橋蓮司>(78)が、冴えない小説家「市川進」と伝説の殺し屋「御前零児」という2つの顔をもつ主人公を演じます。ハードボイルドを気取る小説家の「市川進」。まったく原稿が採用されない時代遅れの作家である「市川」には伝説の殺し屋・サイレントキラーというもう1つの顔がありました。
しかし、彼は一度も人を撃ったことがなく、旧友である「石田和行」から依頼を受け、標的の行動をリサーチするだけでした。しかし、「石田」が中国系のヒットマンから命を狙われたことから、「市川」にも身の危険が迫ります。
<石橋蓮司>のほか、「市川」の妻「弥生」役の<大楠道代>(73)、元検事「石田和行」役の<岸部一徳>(73)、忘れられた歌姫「玉淀ひかる」役の<桃井かおり>(68)、「児玉道夫」役に<佐藤浩市>(59)、「周雄」役に<豊川悦司>(57)と日本映画界を支えるベテラン俳優陣が顔をそろえています。
【追記】新型コロナウイルスの影響で、公開日未定で延期となっています。
ディズニー配給の 『ブラック・ウィドウ』 の新たな公開日が、11月6日に決定しています。
5月1日に日米同時公開が予定されていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、延期となっていた本作。アメリカ本国での公開日が決定したことから、日本でも同日に封切られることとなりました。11月には新型コロナウイルスも沈静化しているでしょうか、無事に公開されることを期待しています。
『ブラック・ウィドウ』は、<スカーレット・ヨハンソン>(35)演じるアベンジャーズの「ブラック・ウィドウ」こと「ナターシャ・ロマノフ」を主人公とする物語です。 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』 (2016年・監督: ジョー・ルッソ、 アンソニー・ルッソ)でアベンジャーズから離れたのち逃亡中だった空白の時期を軸に、彼女の知られざる過去と秘密が明かされていきます。
<フローレンス・ピュー>、<レイチェル・ワイズ>、<デヴィッド・ハーバー>が共演し、『ベルリンシンドローム』 (2018年)・ 『さよなら、アドルフ』 (2012年)の<ケイト・ショートランド>(51)が監督を務めています。
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