『ペトルーニャに祝福を』@<テオナ・ストゥルガル・ミテフスカ>監督
4月
18日
北マケドニアの小さな町、シュティプに暮らす32歳の「ペトルーニャ」は、美人でもなく、太めの体型で恋人もおらず、大学を出たのに仕事はウェイトレスのアルバイトしかありません。
ある日、主義を曲げてのぞんだ面接でも、セクハラを受けたうえに不採用になってしまいます。その帰り道、「ペトルーニャ」は地元の伝統儀式に遭遇します。それは、司祭が川に投げ入れた十字架を男たちが追いかけ、手に入れた者には幸せが訪れるというものでした。
「ペトルーニャ」は思わず川に飛び込み十字架を手にしますが、女人禁制の儀式に参加したことで男たちから猛反発を受けてしまいます。
2019年・第69回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品され、エキュメニカル審査員賞・ギルド映画賞の2冠にかがやいています。監督は旧ユーゴスラビア(現・北マケドニア)出身で、これが長編5作目となる女性監督<テオナ・ストゥルガル・ミテフスカ>が務めています。
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