< 新型車両の001系電車「ラビュー」(画像:西武鉄道) >
西武鉄道は2019年1月29日(火)、特急用の新型車両である001系電車 「ラビュー(Laview)」 を、3月16日(土)のダイヤ改正から運行すると発表しています。
特急「ちちぶ」「むさし」として、池袋~飯能・西武秩父間を走ります。途中停車駅は従来と同じく、所沢・入間市・飯能・横瀬です。特急料金も現在と同額で、池袋~西武秩父間は700円、池袋~飯能間は500円です。特急券は2月16日(土)朝7時から、インターネット予約サービスや主要駅などで発売されます。
001系「ラビュー」は、西武が「いままでに見たことのない新しい車両」の実現を目指して開発した特急電車です。基本デザインは建築家の<妹島和世>さんが監修。車内のテキスタイル(布地)はデザイナーの<安東陽子>さん、照明デザインは照明家の<豊久将三>さんがそれぞれ担当しました。
車両の先頭形状は球面で、前面ガラスは国内初という曲線半径1500mmの三次元曲面ガラスを採用。塗装仕様のアルミ車体とすることで「都市や自然のなかでやわらかく風景に溶け込むデザイン」の実現を目指したといいます。
2018年度から、池袋線・西武秩父線で運行している10000系「ニューレッドアロー」の置き換えを開始し、2019年度中にすべての編成が001系「ラビュー」に変わる計画です。
さきほどは、JR北海道の 「スーパー北斗」で車内販売終了 をアップしましたが、JR九州でも、九州新幹線(博多~鹿児島中央)の車内販売を、ダイヤ改正前日の3月15日(金)に終了します。
現在は「みずほ」・「さくら」の一部列車で車内販売を行っていますが、その売上は全線開業(2011年)以降のピーク時と比較しますと、2017年度では3割強の減となっており、また、新幹線の駅構内には飲食物を販売する店舗があることなどから、今回の終了を決めたといいます。
新幹線のグリーン車サービス(あめとおしぼりの提供)も、同日に終了する予定です。ブランケットは車内に常備されます。
なお、九州を走る在来線の特急 「ゆふいんの森」 ・ 「かわせみ やませみ」 などといった「D&S(デザイン&ストーリー)列車」(観光列車)は、客室乗務員による車内販売が継続されます。
JR北海道が車内販売を終了すると発表しています。
JR北海道は、函館駅 ~ 札幌駅間を函館本線・室蘭本線・千歳線経由で運行する特別急行列車「スーパー北斗」において、2月28日(木)に車内販売を終了します。函館行きの6、8、10号と、札幌行きの13、15、17号で車内販売を継続していましたが、今回の取りやめにより北海道を走る在来線特急から車内販売が姿を消します。
JR北海道によると、車内販売の収入は2001(平成13)年度の約8億円をピークに減少が続き、2017年度は2億円近くまで落ち込んでいました。損益は2013(平成25)年度にマイナス約3億円を記録するなどの赤字が続いています。2017年度では年間約1億5300万円、1列車あたり年間約1100万円の赤字です。
これまでJR北海道は、利用の少ない列車で販売を取りやめるなど収支改善を図ってきましたが、コンビニエンスストアやペットボトル飲料の普及などに押され利用の減少傾向は変わらず、さらに車内販売を担当する客室乗務員の人材確保が困難なことも相まって、サービスを終了するということです。
JR東海は25日、東海道新幹線の新型車両「N700S」を営業運転に投入する時期を2020年7月上旬と発表しています。7月24日に予定されている東京五輪の開会式直前のデビューとなります。
約130編成ある現行車両を製造が古いものから「N700S」に順次置き換える方針で、最初に登場するのは5編成で、2020年度は12編成、2021年度と2022年度は14編成ずつのペースで、3年間に計40編成が投入されます。車両の製作などにかかる費用は約2400億円といいます。
「N700S」の量産車は、ATC(自動列車制御装置)とブレーキシステムを改良し、地震時のブレーキ距離を既存の「N700A」タイプから5%短縮。車輪部分の台車カバーは形状を変更し、また、融雪ヒーターなど着雪防止対策を講じ、列車の遅延減少につなげます。
バッテリー自走システムを高速鉄道では初めて搭載し、地震などの自然災害時に長時間停電した際も、乗客が避難しやすい場所まで自力走行が可能。また、長時間停電した場合でも一部トイレの使用が可能です。
「N700S」は、確認試験車が2018年3月から「走行試験」を実施しています。東海道新幹線の営業列車と同様、「N700S」の確認試験車も16両編成で製造されましたが、搭載機器の小型化により「N700S」は、路線環境に応じて6両や8両など柔軟に調整できるのが特徴です。2018年10月には 「8両編成」 での試験走行も行っています。
< 「ザ・ロイヤル・エクスプレス」(画像:東京急行電鉄) >
JR北海道が、東京急行電鉄の観光列車を北海道内で運行させる方向で検討に入ったことが本日ニュースで流れていました。
実現すれば、不採算路線を多く抱えるJR北海道の収益改善に寄与しそうです。
2017年7月21日、東急電鉄と伊豆急行はJR東日本と連携して、JR横浜駅と伊豆半島の先端に近い伊豆急下田駅(静岡県下田市)を結ぶ 観光列車「ザ・ロイヤル・エクスプレス」 の運行を始めています。東急電鉄が観光列車運行で他の鉄道会社と連携するのは2例目となります。
JR北海道は、北海道新幹線の札幌延伸開業年度に当たる2030年度までは、「維持困難線区」 を抱え巨額の営業赤字が続く見通し。観光列車事業の拡充で道内路線の活性化を目指します。
< 報道陣に公開されたJR四国の2700系ディーゼルカー >
JR四国は2019年1月23日(水)、2700系特急形ディーゼルカーを多度津工場(香川県多度津町)で報道陣に公開しています。
新型2700系は、老朽化している予讃線、土讃線、高徳線の2000系特急形ディーゼルカーを置き換えるために開発された新型車両です。2017年12月に営業運転を開始した2600系特急形ディーゼルカーをベースに開発されました。デザインコンセプトも2600系と同じで、日本の伝統意匠をアレンジした「Neo Japonism(ネオ・ジャポニズム)」としています。
外観の塗装は赤、金、緑の3色を使用。赤は徳島「阿波おどり」と高知「よさこい」の「情熱」を表現し、緑のラインは「オリーブ」をモチーフに香川をイメージしたといいます。また、赤から金への色彩のにじみと、赤と緑の残像配色で「“速さ”というエネルギーの軌跡」(JR四国)が表現されました。
最高速度は130㎞/h。また、車体を傾けることで、乗り心地を維持したままカーブを比較的速く通過できる車体傾斜装置を搭載しています。
2000系の車体傾斜装置は車体を振り子のように傾ける「振り子式」を採用しましたが、2600系はメンテナンス費用を削減するため、空気バネの内圧を変化させることで車体を傾ける「空気バネ式」を採用。しかし走行試験の結果、カーブの多い土讃線では空気容量の確保に課題があることが判明したとして、2700系では振り子式が再び採用されています
< ラッピング列車「ハローキティはるか」のイメージ(画像:JR西日本) >
JR西日本とサンリオは、キャラクター「ハローキティ」とコラボレーションして、関空特急「はるか」のラッピング列車を運行すると発表しています。
テーマは「和のおもてなし」。両社は「関西の玄関口である『関西空港』と国内外の旅行者でにぎわう古都・『京都』を結ぶ「はるか」を特別なデザインとすることで、関西を訪れるお客様をおもてなしし、2018年6月にデビューした 「ハローキティ新幹線」 とともに新たな旅の体験をご提供します」としています。
特急「はるか」の281系電車1編成(6両)を使用。外装は紺色を基調に、チョウや草花など自然をテーマにしたモチーフが用いられます。内装も各車両のドアや窓間などに外装デザインのアートが配置されます。
運転開始は1月29日(火)です。関西空港~京都間などを通常の特急「はるか」の定期列車として走ります。なお、コンセプトはそのままに、異なるデザインの第2弾、第3弾も計画されているようです。
1962(昭和37)年の1月23日。東京の南阿佐ヶ谷~荻窪間に地下鉄が開業しました。営団地下鉄荻窪線です。
現在、同区間の地下鉄は東京メトロ丸ノ内線ですが、この丸ノ内線の新宿~荻窪間、中野坂上~方南町間は1972(昭和47)年3月31日まで「荻窪線」と呼ばれていました。
< プラレール60周年SLスチーム号」の走行開幕式のイメージ(画像:JR西日本) >
京都鉄道博物館(京都市下京区)は2019年1月21日(月)、鉄道玩具「プラレール」の 発売60周年 を記念し「プラレール60周年SLスチーム号」を運行すると発表しています。
タカラトミーの「プラレール」は1959(昭和34)年に発売を開始し、今年で60周年を迎えます。これにあわせ、コラボレーション企画として、京都鉄道博物館の敷地内を走る「SLスチーム号」にオリジナルヘッドマークを掲出。乗り場も「きょうとてつはく プラレール駅」に変身します。
期間は3月23日(土)から5月7日(火)までです。初日の3月23日(土)は走行開幕式が開催され、線路の一部はプラレールを模した巨大な「青いレール」が敷かれます。本物のSLがプラレールになったかのような光景を楽しめるといいます。
なお、3月9日(土)から5月7日(火)までは、本館2階の企画展示室で企画展「おかげさまで60年まるごとプラレール展」を開催。巨大ジオラマや初代プラレールのほか、平成時代に話題になった車両を中心に約50点のプラレールが展示される予定です。
タカラトミーから発売されている鉄道玩具「プラレール」が、今年60周年を迎えます。「プラレール」の原型は、金属の玩具が主流であった1959年に、当時の最新素材であったプラスチックの玩具として発売された「プラスチック汽車・レールセット」です。
象徴的な青いレールは、当時家族が団らんの時を過ごした「ちゃぶ台」の上で遊べるサイズ(※曲線レールを8つつなげてできる円の直径が47センチ)で設計されました。この規格は60年経った今でも変わっておらず、当時のレールと最新のレールをつなげて遊ぶことができます。
日本でこれまでに発売された商品の種類は、累計約1480種類。日本でこれまでに発売された商品の数は1億6900万個以上。これまでに販売されたレールの総距離は9万8700キロ以上で地球約2周半分に相当します(※数字はすべて2019年1月現在)。
1994年より10月14日は「プラレールの日」(※初の電動車両が発売された月であり、鉄道の日でもあることから)として知られています。
60周年を記念して、記念商品「レールでアクション!なるぞ!ひかるぞ!C62蒸気機関車セット」(希望小売価格:5000円/税抜き予価)を3月下旬から発売。その発売を記念して、1959年に発売された初代プラレールの復刻版が抽選で当たる「プラレール 60周年記念キャンペーン」が行なわれます。
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