JR東海は24日、東海道新幹線の新型車両「N700S」の8両編成での走行試験を浜松工場(浜松市)で報道陣に初めて公開しています。「N700S」は2020年度に営業運転を始める車両です。JR東海の新幹線車両は16両編成が設計の前提ですが、「N700S」は床下に置く機器の形状や配置を見直すなどして、短い編成にも対応できるようにされています。 「N700S」は工場内をゆっくりと走り、架線から電気の供給を受けられない緊急時の運行のため床下に置いたバッテリーなども公開されました。 8両編成を既に運行している山陽新幹線や九州新幹線に加え、海外の高速鉄道へ導入が期待できるとしています。JR東海が「N700S」を短い編成で営業運転に投入する計画はないとのことです。