新型新幹線「N700S」2020年7月営業@JR東海
1月
26日
約130編成ある現行車両を製造が古いものから「N700S」に順次置き換える方針で、最初に登場するのは5編成で、2020年度は12編成、2021年度と2022年度は14編成ずつのペースで、3年間に計40編成が投入されます。車両の製作などにかかる費用は約2400億円といいます。
「N700S」の量産車は、ATC(自動列車制御装置)とブレーキシステムを改良し、地震時のブレーキ距離を既存の「N700A」タイプから5%短縮。車輪部分の台車カバーは形状を変更し、また、融雪ヒーターなど着雪防止対策を講じ、列車の遅延減少につなげます。
バッテリー自走システムを高速鉄道では初めて搭載し、地震などの自然災害時に長時間停電した際も、乗客が避難しやすい場所まで自力走行が可能。また、長時間停電した場合でも一部トイレの使用が可能です。
「N700S」は、確認試験車が2018年3月から「走行試験」を実施しています。東海道新幹線の営業列車と同様、「N700S」の確認試験車も16両編成で製造されましたが、搭載機器の小型化により「N700S」は、路線環境に応じて6両や8両など柔軟に調整できるのが特徴です。2018年10月には 「8両編成」 での試験走行も行っています。