1950年代に モスクワ国立映画大学に留学した北朝鮮の8人の若者たちのその後を追った韓国とロシア合作のドキュメンタリー『さらばわが愛、北朝鮮』が、2020年5月2日より全国で公開されます。
1952年、北朝鮮からモスクワ国立映画大学に留学した8人の若者が、エリートとして約束された北朝鮮での将来を捨て、祖国に帰国しない道を選択します。1956年に起こったクーデターの宗派事件をきっかけに当時の<金日成>体制を批判し、1958年にソ連に亡命した彼らは、カザフスタンを始めとするユーラシアの各地で映画監督や作家として活動していきます。
連作ドキュメンタリー『女性史三部作』や劇映画『ビューファインダー』の<キム・ソヨン>監督が、北朝鮮集団移住者の取材した「亡命三部作」の完結編として手がけました。
【追記】新型コロナウイルス感染拡大防止策の影響で。公開延期が決定しています。
<夢枕獏> (69)の小説『陰陽師 瀧夜叉姫』が<佐々木蔵之介>(52)の主演でドラマ化され、テレビ朝日系(2020年3月29日(日)21:00~23:05)で放送されたばかりですが、中国においても人気がある<夢枕獏>なのか、小説「陰陽師」を実写化した中国映画「陰暘陽師晴雅集」のポスタービジュアルが公開されています。
小説家でもある<グオ・ジンミン(郭敬明)>が監督を務めた本作では、『モンガに散る』 (2010年・監督:ニウ・チェンザー( 鈕承澤))の<マーク・チャオ(趙又廷)>が「晴明」を演じ、ドラマ『霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~』(2018年)の<ダン・ルン(鄧倫)>が「晴明」の相棒である「博雅」に扮しています。そのほか<ワン・ズーウェン(王子文)>、<チュンシャー(春夏)>、<ワン・ドゥオ(汪鐸)>が共演に名を連ねています。
このたび公開されたポスタービジュアルは4枚。そのうち2枚は<グオ・ジンミン>とキャストの写真を組み合わせたものです。すでに公開されていた6枚のポスタービジュアルには、「晴明」や「博雅」など主要キャラクターが描かれています。
なお本作は『陰暘陽師瀧夜曲』との2部作の構成で、日本での公開は未定となっています。
スターリン体制下にあるソ連に向かった実在の英国人ジャーナリストを描く「Mr. Jones」が、『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』の邦題で、2020年8月14日に公開されます。
1933年を舞台にした本作では、記者「ガレス・ジョーンズ」が世界恐慌の中でソ連だけが繁栄している謎を解こうとする姿が映し出されます。外国人記者を監視する当局の目をかいくぐり、汽車に乗ってウクライナにたどり着いた「ジョーンズ」。そこで彼は想像を絶する悪夢のような光景を目の当たりにすることになります。
「ジョーンズ」をBBC制作ドラマ『戦争と平和』で知られる<ジェームズ・ノートン>、ニューヨーク・タイムズのモスクワ支局に勤める記者「エイダ」を『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』の<ヴァネッサ・カービー>が演じています。
またニューヨーク・タイムズのモスクワ支局長であり、ピューリッツァー賞も受賞した「ウォルター・デュランティ」に扮したのは、 『ブルージャスミン』 (2013年)の<ピーター・サースガード>。監督は、『太陽と月に背いて』(1996年)・『ソハの地下水道』(2012年)の<アニエスカ・ホランド>が務め、脚本は<アンドレア・チャルーパ>が担当しています。
超人気K-POPグループ「2PM」のアーティスト活動のみならず、映画 『薔薇とチューリップ』 (2018年・監督: 野口照夫)・ 『二十歳』 (2015年・監督: イ・ビョンホン)やドラマ『ただ愛する仲』などで演技力を高めてきた<イ・ジュノ>(30)が主演している『色男ホ・セク』が、2020年5月1日より東京・シネマート新宿ほか全国で順次ロードショー公開されます。
朝鮮の伝統的な琴や舞踊を短期間でマスターした<イ・ジュノ>は、韓服をまとい色男「ホ・セク」を熱演しています。生まれ育った妓房の経営危機を救うため、「朝鮮初の男妓生(キーセン)」になった多芸多才な色男「ホ・セク」を主人公とする物語です。これまでどんな女性にもときめくことのなかった彼が、自分の魅力にまったくなびかない女性「ヘウォン」に急速に惹かれていくさまが描かれています。
ヒロインの「ヘウォン」役を『二十歳』に続いて<ジュノ>と2度目の共演となる<チョン・ソミン>(30)が演じたほか、<チェ・グィファ>、<コンミョン>(5urprise)、<イェ・ジウォン>、<シン・ウンス>がキャストに名を連ねています。監督と脚本は、<ナム・テジュン>が担当しています。
(註)現時点で、新型コロナウイルス対策としての公開延期の情報は得ていませんが、上映館と合わせて再確認願います。
中国映画 『薬の神じゃない!』 が、2020年5月1日(金)より東京・新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサほか全国で順次公開されます。
中国で約500億円の興行収入を記録し、第55回金馬奨で最優秀新人監督賞と最優秀主演男優賞、第13回アジア・フィルム・アワードでは最優秀助演男優賞を獲得しています。
上海の小さな店で男性向け回春剤を売っていた「チョン・ヨン」が、慢性骨髄性白血病患者の「リュ・ショウイー」に出会ったことから、ジェネリック薬の密輸と販売に手を染めていくさまが描かれていきます。
「チョン・ヨン」を<シュー・ジェン>が演じ、<ワン・チュエンジュン>、<ジョウ・イーウェイ>、『スプリング・フィーバー』(2009年・監督: ロウ・イエ)の<タン・ジュオ>、『象は静かに座っている』(2018年・監督: フー・ボー)の<チャン・ユー>が出演。『恋する都市 5つの物語』(2015年)の<ウェン・ムーイエ>が監督と脚本を担当しています。
【追記】新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で、公開日が未定として延期されています。
『mellow』 (2020年) ・ 『愛がなんだ』 (2019年)<今泉力哉>監督が、下北沢を舞台に1人の青年と4人の女性たちの出会いをオリジナル脚本で描いた恋愛群像劇『街の上で』が、2020年5月1日より全国で公開されます。
下北沢の古着屋で働く青年「荒川青」は、たまにライブを見たり、行きつけの古本屋や飲み屋に行ったりしながら、基本的にひとりで行動しています。生活圏は異常なほどに狭く、行動範囲も下北沢を出ることはありません。
そんな彼のもとに、自主映画への出演依頼という非日常的な出来事が舞い込みます。『愛がなんだ』にも出演した<若葉竜也>が単独初主演を務め、 『少女邂逅』 (2017年・監督: 枝優花)の<穂志もえか>、 『十二人の死にたい子どもたち』 (2019年・監督:堤幸彦)の「ミツエ」役の<古川琴音>、 『お嬢ちゃん』 (2019年・監督: 二ノ宮隆太郎)の<萩原みのり>、 『ミスミソウ』 (2018年・監督: 内藤 瑛亮)の<中田青渚>が4人のヒロインを演じています。<成田凌>が友情出演しています。
(註)現時点で、新型コロナウイルス感染防止対策としての公開延期の情報は得ていませんが、上映館と合わせて再確認願います。
日本の人気漫画『ワンパンマン』の実写映画化を米ソニー・ピクチャーズが進めていると米紙『Variety』などが報じています。『ヴェノム』 (2018年・監督:ルーベン・フライシャー)の脚本家コンビ、<スコット・ローゼンバーグ>と<ジェフ・ピンクナー>が脚本を執筆し、マーベル・スタジオの創設者であり、映画『スパイダーマン』シリーズなども手掛けてきた<アヴィ・アラッド>の制作会社アラッド・プロダクションが制作します。
『ワンパンマン』は、あらゆる敵をパンチ一発で倒すヒーロー「サイタマ」を主人公にしたギャグアクション漫画。埼玉県鴻巣市出身の漫画家<One>(33)が2009年からウェブサイトで連載を始めるとインターネットの口コミで広まり、2012年から作画の<村田雄介>(41)と共に『ヤングジャンプ』編集部が運営する無料Webマンガサイト『となりのヤングジャンプ』で連載が始まりました。
その後、同シリーズは世界中で3,000万部以上を売り上げ、アメリカでもニューヨーク・タイムズの漫画ベストセラーリストに載るほど注目され、漫画のアカデミー賞と呼ばれるアイズナー賞にもノミネートされました。テレビ東京のアニメシリーズ版(第1期2015年10月~12月・第2期2019年4月~7月)も高く評価されています。
脚本家の<ローゼンバーグ>と<ジェフ・ピンクナー>は『ヴェノム』の成功に一役買っただけでなく、昨年公開された 『ジュマンジ/ネクスト・レベル』 (監督:ジェイク・カスダン)も手掛け、世界中で7億9,657万5,993ドル(876億円)の興行収入を稼ぎ出し、ソニー・ピクチャーズのお気に入りとなっています。今作でも興行的な成功が期待されています。
1962年の『渇いた太陽』での<シャーリー・ナイト>
米女優の<シャーリー・ナイト>( 1936年7月5日~2020年4月22日)さんが、米メディアによりますと22日、南部テキサス州サンマルコスのケイトリン・ホプキンスの家で死去されています、83歳でした。死因は公表されていません。
カンザス州生まれ。1955年(昭和30年)、『ピクニック』(監督:ジョシュア・ローガン)で映画デビュー。『階段の上の暗闇』(1960年・監督:デルバート・マン)でアカデミー助演女優賞にノミネート、1962年の『渇いた太陽』で<ポール・ニューマン>(1925年1月26日~2008年9月26日)の初恋相手を演じ、再び同賞にノミネートされました。1967年には『Dutchman』でヴェネツィア国際映画祭 女優賞を受賞しています。また、<シドニー・ルメット>監督『グループ』(1966年)、<リチャード・レスター>監督『華やかな情事』(1968年)、<フランシス・フォード・コッポラ>監督『雨のなかの女』(1969年)などの名匠の作品に出演しています。
近年は人気ドラマ『デスパレートな妻たち』などで活躍しました。トニー賞を1回、エミー賞を3回受賞しています。
北マケドニアに暮らす自然養蜂家の女性を追ったドキュメンタリー 『ハニーランド 永遠の谷』 が、2020年5月1日に全国で公開予定でしたが、新型コロナウイルス 感染拡大状況を鑑み、公開延期となっています。
第92回アカデミー賞(2020年2月)で長編ドキュメンタリー賞とあわせて国際映画賞(旧・外国語映画賞)にもノミネートされ、長編ドキュメンタリー賞と国際映画賞(外国語映画賞)に同時にノミネートされた初の作品です。
北マケドニアの首都スコピエから20キロほど離れた、電気も水道もない谷で、目が不自由で寝たきりの老母と暮らす自然養蜂家の女性「ハティツェ」は、持続可能な生活と自然を守るため「半分は自分に、半分は蜂に」を信条に、養蜂を続けていました。
そんな彼女が暮らす谷に突然やってきた見知らぬ家族や子どもたちとの交流、病気や自然破壊など、3年の歳月をかけた撮影を通して、人間と自然の存在の美しさや希望を描き出していきます。
新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、映画館が休館となり、多くの映画が公開延期となっています。そんな中、人気カーアクション「ワイルド・スピード」シリーズ(2001年~)の『ワイルド・スピード SKY MISSION』 が、フジテレビの「土曜プレミアム」で4月25日に放送されます。
2015年4月17日に公開された本作は、<ヴィン・ディーゼル>演じる凄腕ドライバーの「ドミニク・トレット」とファミリーの活躍を描く「ワイルド・スピード」シリーズ第7作になります。ファミリー役の<ミシェル・ロドリゲス>やド<ウェイン・ジョンソン>らに加え、最強の敵「デッカード・ショウ」役で<ジェイソン・ステイサム>が出演しています。
本作で人気を博した「デッカード・ショウ」はその後のシリーズにも登場し、2019年8月2日公開のスピンオフ 『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』 でメインキャラの1人になっています。また「ブライアン・オコナー」役でシリーズに貢献してきた<ポール・ウォーカー>が、本作のクランクアップ前に交通事故で死去したため、「ブライアン」の一部シーンでは弟の<カレブ・ウォーカー>と<コディ・ウォーカー>が代役を務め、CG合成が行われました。本作のラストは<ポール・ウォーカー>に捧げられたシーンとなっています。
なお本作に続くシリーズ第8弾 『ワイルド・スピード ICE BREAK』 (2017年・監督: F・ゲイリー・グレイ)に次ぐ第9弾にあたる最新作 『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』 は、2021年に日本公開予定です。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ