野草で埋め尽くされていた近所の空き地、気が付きませんでしたが、きれいに刈り取られているのですが、そのなかでこの【アメリカオニアザミ(亜米利加鬼薊)】だけがそのままでした。
軍手をしていても鋭い「棘」がありますので、引っこ抜くのは至難の業で残されたようです。
キク科アザミ属の多年草で和名には「アメリカ」と付いていますが、原産地はヨーロッパ、アメリカに渡り、穀物の輸入時に紛れ込み1960年代に北海道で初めて確認されています。
茎の高さは1.5メートルにも達し、花径4センチばかりの紅紫色の頭状花を咲かせます。
葉や茎、球状に膨らんだ総苞片には鋭い棘があり、頭状花よりも大きい姿です。
種子は、「タンポポ」のような綿毛で飛散して繁殖していきます。
以前に読んだ<吉永南央>の著作に 『萩を揺らす雨』 というのがあり、主人公は76歳になる<杉浦草(そう)>でした。
山里の簡素な町で喫茶店を開きながら、身の周りに起こる日常的な出来事を、持ち前の好奇心で解決してゆく元気な女性です。
本書の主人公<宇陀川静子>は75歳、夫<十三>を亡くしてから息子<愛一郎>一家と同居することになり、嫁の<薫子>、孫の高校一年生<るか>との生活の中で、どこの家族でもありそうな日常的な物語が綴られています。
<静子>さんは、「自分で決めたことは絶対に守る」 ・ 「後悔はしない」 という信条を持ち、何事にも前向きに生きてゆく姿に感動を覚えてしまいます。
50年間連れ添った浮気性の<十三>との想い出を絡ませながら、同居家族やスイミングスクールの仲間たちとの心温まるほのぼのとした日常生活が、生き生きと描かれている一冊です。
「ヒメジョオン」の花にいた 同定できない(28)「昆虫」(3) が判明しました。
「昆虫」の形状を見て、経験則から判断した通りカメムシ目(半翅目)カメムシ亜目に間違いがなく、ヒメヘリカメムシ科に属する【スカシヒメカメムシ(透姫縁亀虫)】でした。
写真を撮影したとき、この【スカシヒメカメムシ】が、<卵 → 幼虫 → 成虫>という不完全変態だということに気が付かず、撮影したモノが成虫の最終形態だと思い込んでいたのが、同定できなかった原因です。
今回は、名称の元となる翅が透明なる成虫が撮影できました。
体長は6~7ミリ、体色は黒褐色から赤褐色まで個体により変化に富んでいます。
平日にはガーリックの匂いが少し気になり、食べずらい【きのこと唐辛子のガーリックソース】(247円)です。
全体的にスープ状のパスタソースで、<ぶなしめじ>と<唐辛子>の輪切りが、パスタの上に残ります。
<唐辛子とガーリックの風味でピリッと辛口に仕上げたソース>とのキャッチフレーズ通り、ガーリックの風味がよく効いています。
ひとくちで言えば、「ペペロンチーノ」の和風版といった味わいでしたが、ピリッとまでの辛さは、あまり感じられませんでした。
昨日6月7日の『神戸新聞』に、西日本、特に広島と関西で【テングチョウ】が大発生しているとの記事が出ていました。
「たまに大発生するが、近年には珍しい、理由はわかっていない」と、<兵庫県立人と自然博物館>の山内主任研究員の言葉です。
【テングチョウ】のアップも6回目ですが、地域性があるのか、身の周りではそんなに大量に見かけることはありません。
日本固有種ですから、自然淘汰されずに繁殖することは、いいのではないかと考えています。
花姿は一見小ぶりの「アサガオ」といった雰囲気で、同じヒルガオ科の 「エボルブルス・ピロサス(アメリカンブルー)」 とも似た感じです。
「コンボルブルス」は、地中海を中心に200種以上が分布しているつる性植物で、一年草と多年草の二種類に分かれます。
本種はヒルガオ科セイヨウヒルガオ属に分類され、多年草の代表格で、園芸品種として「ブルーカーペット」という名称で広く普及している品種です。
花色は淡い紫色で花径は2~3センチ、5~7月頃が開花期で、昼間は開花していますが曇りの日や夜間は花を閉じています。
名称はラテン語の「コンボルボ(巻き付く)」に由来し、つる性の性質を表し、匍匐性がありますので株は横に広がって繁殖していきます。
栗の皮に親指の爪で横筋を入れて、左右から押しますと、ポロッと栗の皮が取れ、おいしくいただける【天津甘栗】を、今宵はおすそ分けとして<えっちゃん>からいただきました。
「シナグリ」を大きな鍋の中で砂と一緒に煎り、熱がよく通った頃にゴマ油と砂糖を加えて煎り揚げたモノを<糖砂栗子>と呼び、これを日本では【天津甘栗】と呼んでいます。
ポリポリとおいしくいただけますが、自分自身で買うことはなく、呑み仲間の <ペコちゃん> からいただいて以来、久し振りに口にしました。
縁日や祭りの屋台でよく見かけますが、随分といいお値段もさることながら、嗜好の変化もあるのか、最近ではあまり売れていない印象が強く残っています。
商売とはいえ、毎日お客さんの肴のメニューを考えて調理するのも、見ていて大変です。
今宵の【えっちゃん】での肴は、「砂肝とニンニクの芽炒め」(300円)です。
5月頃に白い小さな花を咲かせる「ニンニク」ですが、鱗茎(ニンニク)を大きく太らせるために花芽は摘み取られ、摘み取られた柔らかい若い芽は「ニンニクの芽」と呼ばれて各種の料理に使われます。
開店当初から、ジョッキを冷やしたりと手間のかかる「生ビール」は置いていませんでしたが、お客さんからの要望で、ついにサーバーが置かれていました。
残念がら、今宵のお客さんは瓶ビール派が多く、「生ビール」の声は聞かれませんでした。
風に揺れる 「ヒメジョオン」 の花に、体長5~6ミリの見慣れない<昆虫>が、仲良く頭状花を食べつくしていました。
大きな左側の<昆虫>をよく観察しますと、一般的に「翅」は体表を覆う感じで付いていますが、短めの「翅」が左右に見受けられ、なんだか退化した感じです。
先が太い長い触角、三角形の突き出た頭部と左右の複眼、涙型の体型等、色々と特徴があるのですが、手持ちの資料では同定できませんでした。
経験則的に「カメムシ目(半翅目)カメムシ亜目」の分類される<昆虫>の一種ではないかと考えているのですが、自信が持てません。
後記 : カメムシ目(半翅目)カメムシ亜目ヒメヘリカメムシ科の 【スカシヒメカメムシ】 の幼虫だと分かりました。
幹(茎)の表面に残る枝(葉柄)が落ちた跡が面白く、漢字の「八」の字を逆さまにして「丸」で囲んだ模様に似ているところから【マルハチ】と名が付いています。
ヘゴ科ヘゴ属の常緑性木性シダで、小笠原諸島原産です。
葉は鮮やかな緑色、より成長した葉はより色が濃くなり、長さ2メートルにも達します。
葉柄は葉長よりも短く、長さ30~70センチ程度で、基部が少し幅が太くなり幹(茎)に取りついています。
属名の「Cyatheaceae(シアテア)」は、ギリシア語で「コップ・盃」を意味する「キアトス」に由来、葉の裏に付く<胞子嚢>の形がコップのように水を受ける形にちなみます。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ