ファルコン植物記(749)朱色の花【クンシラン】
4月
26日
最近までは「クリスマスローズ」の鉢植えがたくさん並んでいましたが、今回は【クンシラン(君子蘭)】が三鉢、縦に並べられていました。
「ラン」と名前が付いていますがラン科ではなく、ヒガンバナ科クンシラン属の植物の総称として、南アフリカが原産地、ヨーロッパを経由して明治時代に日本に渡来しています。
学名につく属名の「Clivia」は、19世紀のイギリスのクライヴ家出身の公爵夫人を称えた名前に由来し、高貴な花のイメージから【君子蘭】と名付けられました。
ヨーロッパでは、この高貴な花を愛でていますが、日本では 「万年青」 と同様に、肉厚の「葉」を観賞することに主眼が置かれ、古典園芸品植物としてみなされています。
園芸業界では「ウケザキクンシラン(受け咲き君子蘭)」と呼ばれ、 「アガパンサス」 は別名「ムラサキクンシラン(紫君子蘭)」と呼ばれていますが、こちらはユリ科アガパンサス属でまったく別科・別属です。 「シラン(紫蘭)」 はラン科ラン属で、まぎらわしい和名が多くてまごつきます。
投稿日 2013-04-26 10:10
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投稿日 2013-04-26 19:16
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投稿日 2013-04-26 17:37
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投稿日 2013-04-27 06:21
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