「1ドル=156円83銭~156円85銭」
12月
10日
9日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比95銭円安・ドル高の「1ドル=156円85〜95銭」で取引を終えています。円の安値は156円96銭、高値は1ドル=156円29銭」でした。同日発表の米雇用指標が市場の想定に比べて底堅く、米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大から円売り・ドル買いが優勢でした。
9日発表の米雇用動態調査(JOLTS)では求人件数(非農業部門)の9月分が765万8000件、10月分が767万件でした。8月の722万7000件から増加し、市場予想(700万〜720万件)も上回りました。
米連邦準備理事会(FRB)が10日まで開く米連邦公開市場委員会(FOMC)では(0.25%)の追加利下げを決める公算が大きく、半面、市場では米景気の底堅さやインフレ高止まりで来年の利下げペースが緩やかになる可能性が意識されています。
同日の東京市場で日本国債の新発10年物利回りが低下(債券価格は上昇)したのに対し、米10年債利回りは前日比(0.03%)高い(4.19%)に上昇でした。日銀は来週開く日銀政策決定会合で利上げを再開するとみられますが、日米の金利差がすぐには縮小しないとの見方が円の重荷になりました。







