『湯徳章―私は誰なのか―』@<黄銘正&連楨惠>監督
1月
12日
台湾の弁護士<湯徳章(トゥン・テッチョン)>のドキュメンタリー映画『湯徳章―私は誰なのか―』が、2026年2月28日より公開されますが、予告編が解禁されています。
公開された予告編には、現在の湯徳章記念公園や取材の様子が映し出され、「湯徳章」を知る人物たちの語りとともに、当時の写真と資料が収められています。
1907年、日本統治時代の台湾で、日本人の父と台湾人の母のもとに生まれた「湯徳章」です。警察官として社会に身を置きますが、その後、日本にわたって司法を学び弁護士資格を取得し、台南に戻って弁護士として人々のため尽力しました。
1947年、二二八事件が勃発した際には身を挺して混乱の収拾にあたり、多くの市民を守りました。しかし軍に逮捕され拷問を受け、町中を引き回されたうえで台南市の中心部にある民生緑園(現・湯徳章記念公園)で公開処刑されています。40歳という若さでした。
台南には、「湯徳章」の名を冠した旧居や道路が残されていますが、長きにわたる言論弾圧により事件にまつわる人や物事を語ることは禁じられた結果、多くの台湾人、さらには台南の地元住民でさえ、彼の人物像を知る者は少ないのが現状です。本作では彼と関わりのあった人々の証言や記録を紐解きながら「湯徳章」の人物像と人生の輪郭、さらには台湾の記憶もたどっていきます。
『湾生回家』を手がけた<黄銘正(ホァン・ミンチェン)>が<連楨惠(リェン・チェンフイ)>とともに監督を務めています。当時を再現するシーンでは、『親愛なる君へ』の監督であり俳優としても活躍する<鄭有傑(チェン・ヨウジエ)>が「湯徳章」を演じています。








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