「1ドル=155円77銭~155円78銭」(12月2日)
12月
2日
2日の東京外国為替市場で、円相場は反落でした。17時時点では前日の同時点に比べ40銭の円安・ドル高の「1ドル=155円77〜78銭」で推移しています。日銀の利上げなどで日米金利差が縮小するとの観測から進んでいた円高・ドル安が一服し、持ち高調整の円売り・ドル買いが増えています。
1日発表の11月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は(48.2)と9カ月連続で好不況の節目とされる(50)を下回りました。米連邦準備理事会(FRB)が来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを決めるとの見方が広がっています。
一方、日銀の<植田和男総裁>は1日、12月の金融政策決定会合について「利上げの是非について適切に判断したい」などと語っています。利上げを織り込む動きが加速し、1日の海外市場で円相場は一時「1ドル=154円67銭」近辺まで上昇しました。約2週間ぶりの円高・ドル安水準とあって、2日の東京市場では持ち高調整や利益確定の円売り・ドル買いが出ています。日銀が12月に利上げを決めても、その後の利上げには時間を要するとの見方も円相場の重荷となりました。
国内輸入企業など実需筋による円売り・ドル買いの動きが活発だったとの観測も円相場を押し下げています。







