「1ドル=160円13銭~160円15銭」
6月
9日
8日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前週末比15銭円高・ドル安の「1ドル=160円15〜25銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=159円91銭」、安値は「1ドル=160円27銭」でした。
イランとイスラエルが双方への攻撃を停止し、軍事衝突への過度な懸念が後退しています。原油先物相場が伸び悩み、ドルの重荷となりました。
7日、イランは4月の停戦後初めてイスラエルへのミサイル攻撃を実施しました。イスラエルのレバノン攻撃に報復したかたちで、中東の緊張が高まるとの警戒感が広がりました。
8日、<トランプ米大統領>は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」でイスラエルとイラン双方に攻撃停止と交渉継続を呼びかけました。イラン軍は8日に対イスラエルの軍事作戦を停止したと発表し、イスラエルも<トランプ米大統領>の要請に応じてイラン攻撃を中断したと伝わりました。攻撃の応酬が収束する可能性が意識されています。8日の米原油先物相場は前週末比で(5%あまり)上昇した後、(0.8%高)に伸び悩んで終えています。
円は8日の東京市場で「1ドル=160円39銭近辺まで下げ、(4月30日)の日本政府・日銀による円買いの為替介入前の安値1ドル=160円72銭前後」に近づいていました。円買いの追加介入への警戒感も円を下支えしました。
円の上値は重く、5日発表の5月の米雇用統計が米労働市場や米景気の想定以上の底堅さを示しています。年内に米連邦準備理事会(FRB)が利上げするとの予想も出てきています。
「今週発表の5月の米消費者物価指数(CPI)や同米卸売物価指数(PPI)も強い内容となりそうで、積極的に円を買う動きは限られました。










田中 久史