『チャップリン』@<カルメン・チャップリン>監督
11月
7日
『キッド』(1921年)、『黄金狂時代』(1925年)、『街の灯』(1931年)、『独裁者』(1940年)、『ライムライト』(1952年)などの20世紀最大の映画スター<チャーリー・チャップリン>(1889年4月16日~1977年12月25日)の知られざるルーツに迫るドキュメンタリー映画『チャップリン』が、2025年12月19日より全国で順次公開されます。
<チャップリン>一家や<ジョニー・デップ>、<エミール・クストリッツァ>らが語る、喜劇王<チャップリン>の知られざるルーツと人間性を映し出す予告編となっています。
ドタバタ喜劇に庶民の哀愁や社会風刺を巧みに織り込み、笑いの中に切なさと人間味を込めた作品を数多く残した<チャーリー・チャップリン>です。ちょび髭にだぶだぶのズボンと大きなドタ靴、ステッキと山高帽がトレードマークの〈放浪紳士〉に扮し、社会の中で弱い立場の人に寄り添う心優しいキャラクターで愛されてきました。
そんな〈放浪紳士〉に垣間見えるのは、ロマ(北インドに起源を持つ移動型の民族)のアイデンティティ。本作では、<チャップリン>がロマの血を8分の1引き、そのことを誇りに思っていたことが明かされます。極貧の少年時代からアメリカを追放されスイスで過ごした晩年まで、喜劇王<チャーリー・チャップリン>の実像に新たな視点から迫ります。
<チャーリー・チャップリン>に関する作品や映像は数多く作られてきましたが、本作は<チャップリン家>が全面的に協力し公認した唯一のドキュメンタリー作品となっています。製作・主演を務めるのは<チャーリー・チャップリン>の息子<マイケル・チャップリン>です。父の名声と〈親の七光り〉の狭間で苦悩し、父子断絶を経て関係を見つめ直していく姿を描いています。
さらに『ドクトル・ジバゴ』(1965年)で知られる俳優<ジェラルディン・チャップリン>、そして監督は<チャーリー・チャップリン>の孫である<カルメン・チャップリン>が務めており、三世代がひとつの映画で<チャーリー・チャップリン>の人生を見つめるという点でも注目を集めています。










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