「OTC類似薬」、2027年3月から特別料金
12月
26日
25日、厚生労働省は市販薬と成分や効能が似た「OTC類似薬」を処方された患者に通常の自己負担とは別に追加の「特別料金」を求める新制度について、2027年3月から実施する方針を社会保障審議会(厚労相の諮問機関)医療保険部会に提示しました。
新制度は、現役世代の保険料軽減が狙いです。株式配当などの金融所得を医療保険料や窓口負担に反映させる仕組みの徹底や、保険適用による出産無償化なども盛り込んでいます。来年の通常国会に関連法案を提出します。同省は今後、
「かかった薬剤費の4分の1」を特別料金として患者が全額負担する。残りの薬代は保険適用により原則3割を患者が負担します。
対象となる薬剤は77成分約1100品目で、鎮痛剤「ロキソニン」や、花粉症薬「アレグラ」、皮膚保湿剤「ヒルドイド」など、比較的軽い症状向けの品目が多く含まれる見通しで、対象となる薬剤の精査などを進めます。子どもや難病、がん患者・慢性疾患を抱える患者は特別料金の対象外になります。









kito