「第24回東京フィルメックス」のコンペティション部門の受賞結果
11月
30日
29日、「第24回東京フィルメックス」のクロージングセレモニーが、東京・有楽町朝日ホールで行われ、コンペティション部門の受賞結果が発表されました。
最優秀作品賞に輝いたのは、インド出身の<ローハン・パラシュラム・カナワデ>監督作『サボテンの実』です。都会暮らしの「アナンド」は父の死で故郷に戻り、親族たちから結婚を急かされる中で幼なじみの青年「バリヤ」と再会し安らぎを見出します。秘めていた絆を深め合う2人の関係性と、地方の農村における伝統社会を忠実に描いた作品です。
審査員特別賞には、<内山拓也>が監督を務めました、<北村匠海>(DISH//)主演による『しびれ』が選出されています。<内山拓也>の故郷・新潟を舞台に、どこにも居場所のない少年が父を探して生家を訪ね、過去の痛みと対峙します。母との関係や、自らの〈声〉を取り戻していく過程が手持ちカメラの生々しい映像で映し出しています。
<アレクサンドレ・コベリゼ>によるドイツ・ジョージア合作『枯れ葉』は、学生審査員賞とスペシャル・メンションをダブル受賞しています。ロカルノ映画祭でもスペシャル・メンションを受賞した本作は、全編が2010年代前半の古い携帯電話のカメラで撮影されており、ローファイな質感を通して、現実と魔術的リアリズムが混じり合う世界を描き出しています。
観客賞には、台湾の<ツォウ・シーチン>による『左利きの少女(左撇子女孩)』が選ばれています。台北の夜市で麺屋台を営むシングルマザーと2人の娘が、経済的困難に向き合いながら絆を保とうと奮闘する姿を丁寧に描いた作品です。









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