『ソドムの市(1975)』@<ピエル・パオロ・パゾリーニ>監督
3月
7日
『奇跡の丘』・アポロンの地獄『テオレマ』・などで知られるイタリアの<ピエル・パオロ・パゾリーニ>が、<マルキ・ド・サド>の『ソドム百二十日』をもとに、第2次大戦末期、ファシストたちが少年少女を集めて繰り広げる異常な宴の様子を描いた1975年イタリア・フランス合作製作の作品『ソドムの市』は、1976年9月25より日本初公開されていますが、2026年3月13日よりリバイバル上映されます。
1944年、第2次大戦の終焉が迫る北イタリア・サロ。敗戦の影が濃くなる中、侯爵、大司教、判事、大統領の4人の権力者が、町中の美少年や美少女を拉致し、閉ざされた館で独自の支配の儀式を始めます。
そこでは、人間性が試され、快楽と苦痛、秩序と狂気がねじれ合う異様な日々が続いていきます。少年少女たちに逃げ場はなく、服従と絶望の狭間で心を削られていくのでした。
美と残酷、支配と欲望、そして死の影が交錯し、時代の狂気をフィルムに焼き付けた本作は、ショッキングな内容と描写の数々で物議を醸しだしました。音楽を名匠<エンニオ・モリコーネ>が担当しています。完成後の1975年に不慮の死を遂げた<ピエル・パオロ・パゾリーニ>監督(1922年3月5日~1975年11月2日)にとって、本作は遺作となりました。










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