米国、カーグ島攻撃
3月
15日
13日、<トランプ大統領>はペルシャ湾にあるイランの主要石油積み出し拠点カーグ島の軍事目標を「完全に破壊した」としています。
カーグ島は、産油国イランで原油輸出の約9割を扱う世界最大級の原油積み出し拠点です。原油や天然ガスの輸出はイラン経済だけでなく、米イスラエルへの徹底抗戦を唱える精鋭軍事組織「革命防衛隊」の継戦能力を支える主要な収入源ともなっており、イランにとってはカーグ島は「生命線」と言えます。
カーグ島はイラン本土から約30キロ離れた小島で、かつては真珠貿易などの中継地でした。現在は本土の油田とパイプラインで結ばれ、大半の本土の港とは異なり大型タンカーの停泊が可能なため、原油の輸出・貯蔵拠点として拡張されてきました。
14日、米中央軍(CENTCOM)はカーグ島攻撃で機雷やミサイルの保管施設など90以上の軍事標的を攻撃したと明らかにしました。<トランプ米大統領>は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、石油インフラは破壊しなかったと主張。ただ、イランがホルムズ海峡で船舶の航行を妨害するなら攻撃すると示唆し警告しました。
14日、イラン軍事当局者はカーグ島攻撃を受け、石油施設が攻撃されれば「米国と関連する中東地域全体の石油企業を攻撃し、破壊する」と警告しています。交戦は長期化の様相を呈しています。イランの対応次第で今後の攻撃を排除しない姿勢ですが、強行すれば原油価格のさらなる急騰で世界経済の混乱は必至です。
イランメディアによりますと、石油関連施設に被害はなく、地元当局者は「輸出は通常通り続いている」と述べています。









