カナダ人作家の<ヤン・マーテル>が2001年に発表し、ブッカー賞を受賞した世界的ベストセラー小説『パイの物語』を、『ブロークバック・マウンテン』(2005年)・『ラスト、コーション』(2007年)の<アン・リー>監督が映画化した 『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』 が、2013年1月25日より全国で公開されます。
乗っていた貨物船が遭難し、一匹のトラとともに救命ボートで漂流することになった少年「パイ」のたどる運命を描きます。1960年インド・ポンディシェリに生まれた少年「パイ」は、父親が経営する動物園でさまざまな動物たちと触れ合いながら育ちます。「パイ」が16歳になった年、両親はカナダへの移住を決め、一家は動物たちを貨物船に乗せてインドを出ますが、洋上で嵐に遭遇し貨物船が沈没。
必死で救命ボートにしがみついた「パイ」はひとり一命を取りとめますが、そこには体重200キロを超すベンガルトラがいました。第85回アカデミー賞(2013年2月24日)で全11部門にノミネートされている作品です。
訳者の三角和代さんの力量と合わさり、海外ミステリーでは珍しく主人公は一人称の「僕」という名称を用いて語り継がれてゆきますので、とても読みやすく楽しめました。
アラバマ州モビール市警察の<カーソン・ライダー>刑事は、ニューヨークで起きた殺人事件に出向くことになります。
どうやら犯人は実兄の<ジェレミー>のようで、彼は子供の頃に実父を殺し、さらに5人の女性を殺害して矯正施設の中で厳重に監視されていましたが、施設所長の<ヴァンジー>とともに脱走、さらに殺人を重ねていきます。
実の弟という身分を隠して、<カーソン>は捜査に協力してゆきますが、女性大統領候補者の護衛を兼ねながら、また上司の女性刑事<シェリー>との関連を含めて、緻密な伏線を散らばせながら、読者を一気にどんでん返しの結末に導いてゆく手腕は見事です。
重くなりがちな連続殺人事件を主題にしていますが、小気味よいテンポの中にユーモアもあり、また登場人物たちの過去が見事に輪を作る構成力には唸るばかりです。
「ポテトサラダ」は、ジャガイモを主材料にしたサラダですが、家庭料理はもとより、惣菜店や弁当屋さんでは定番の副材ですし、定食のカツ類の付け合わせとしても一般的です。
外食が多いので、いつも定食などで「ポテトサラダ」を食べている感じがしているからでしょうか、居酒屋さんで酒の肴に頼むのは少ないのですが、本日は「ポテトサラデ」(250円)にしました。
ジャガイモの形を残したモノと、マッシュポテト状に仕上げたモノと大別できると思いますが、【福寿】は後者の方のタイプです。
食べ方にもそのままはもちろん、「七味」・「コショウ」を振りかける方から、「ソース」派まで千差万別です。
ファルコンシェフとしては、ロシア風といいますか「オリヴィエ・サラダ」的に、固く茹でた玉子を入れまぜ、隠し味としてアメリカ的に「マスダード」を入れた、日米合作の「ポテトサラダ」です。
【たたみいわし】を置いている居酒屋さんは少ないようですが、立ち呑み「鈴ぎん:福寿」にはメニューとして出ています。
たまにお客さんが、「どんなもの?」と聞かれる方が多いので、関西では一般的な肴ではないのかもしれません。
カタクチイワシの稚魚を生のまま、ヨシズや木枠に貼って天日干しをした、薄い板状(網状)に加工された食品で、(網状)の目が畳表の織目に似ているのが名の由来だとおもいます。
海苔を炙るように軽くあぶり、そのままか醤油を付けて食べますと、サクサクとした食感が楽しめます。
そそっかしい<かずちゃん>、お客さんとの会話で、網の上で炙りすぎた「たたみいわし」になり、焦げてしまいました。
お客さんに出せませんので焼き直しですが、失敗作が手の上に乗せられました。
焦げた味でしたが、カルシューム分は補えたようです。
今週の外食は 「スペシャルステーキ弁当」 や 「チキンカツ定食」 と洋風が続きましたので、和風にと【文平】さんに足を向け、旬の素材が楽しめる「刺身定食」(700円)にしました。
刺身としては、<貝柱・カンパチ・鯛・甘エビ>が盛られています。
小鉢は、<油揚げと小松菜の煮物>でした。
女性のお客さんが多いのでご飯茶碗は小さめですので、今日はご飯のお替りをいただきました。
注文を通してから短冊から切られ増すので、刺身の面が鮮やかで食欲をそそります。
刺身のツマといえば、大根の千切りという固定観念がありますが、胡瓜の皮とか人参、ピーマンなどを千切りにしてありますので、色合いも鮮やかでした。
大将は調理場にほとんど隠れていますが、愛想のいいオネイサンと女将さんが客席に気を配ってくれていますので、食べていて安心できるお店です。
阪神電車の吊り広告を見て、コピーに驚きました。
<トラと生きる>と、大きな白抜きの文字が目に飛び込んできました。
阪神タイガースのマスコットの「トラッキー」も描かれていますし、「Taigers」のロゴマークも入っていますので、これが映画『ライフ オブ パイ』の宣伝だとは、当初気づきませんでした。
ヤン・マーテルの2001年の小説『パイの物語』を原作に、アン・リーが監督を務めた映画で、1月25日(金)にロードショウです。
インドで動物園を経営している一家が、新天地を求めて動物と共にカナダに移住する途中に海難事故に遭い、16歳の少年とジャッカルやベンガルトラ達が生き残りますが、さてその後はどうなるのかというあらすじです。
大海原に揺れながら漂流するライフボートの物語だけに、なんだか今年の阪神タイガースの成績を象徴しているようで、何でも相乗りをする宣伝はどうかなと気になります。
昨日は、珍しい5枚花弁の 原種の<ツバキ(椿)> を紹介しました。
今回は、絞り模様が鮮やかな八重咲きの<ツバキ>です。
5枚花弁の原種に比べますと、ここまで育成された園芸家の苦労がヒシヒシと伝わる花姿で、思わず見とれてしまいました。
残念ながらこの品種名を同定出来ませんが、単に<ツバ>とだけで呼ぶことが、なんだかかわいそうにおもえる風格です。
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