大正初年に建てられた古い洋館を購入した主が、天井裏にある木箱を開けますと、江戸時代に書かれた小間物屋の女房<葛>の日記を、以前の主が現代訳したもを発見します。
それが、この『浮世女房洒落日記』です。
江戸時代の庶民の生活や風習を、一月(睦月)から十二月(師走)の一年を通して描かれており、主人の<辰三>や奉公人も<清さん>、おなじ長屋の住人たちとの喜怒哀楽が、落語調の洒脱な文体で書かれています。
植物好きとしては、当時は、花見や夏の朝顔、菊見や紅葉狩りなど四季の移り変わりを楽しむ生活が自然と密着しているのを、羨ましく感じました。
「サンシキスミレ」のことを「遊蝶花」、<(鏡を)木賊(トクサ) で丹念に磨いてゆく>、<椋の木の皮を煎じた汁で髪をすすいだら>、<(髪を)胡桃油をつけて結い直す>、<重陽の節句。菊酒を飲む>等、いまでは忘れ去られたエコな生活が心に残ります。
普段使用しなくなった当時の言葉などがふんだんに取り入れられていますので、時代小説好きとしても、これは一読の価値十分の一冊でした。
建築の設計を生業としていることもありますが、初めての飲食店などでお手洗いに出向くときには、カメラを携行するようにしています。
意匠的な関心もありますが、割と店主の意向が反映されている場合が多く、面白い発見が多々ある場所です。
広めの空間ですと、観葉植物などを置かれたりしていますが、今回は各種展覧会の入場券を額縁の中に無造作に並べられ、ひとつのオブジェとして飾られていました。
無造作に引き出しになどにしまい込む人、整理されている人、それぞれおられることだと思いますが、店主の趣味が垣間見れた気分で、好きな画家など、これから絵画の話題で楽しめそうです。
札幌の「味噌」、函館の「塩」、そして旭川では「味噌」というのが、ご当地ラーメンの定番味です。
以前にも、藤原製麺の 「しょうゆ味ラーメン」 を食べています。
旭川ラーメンの特徴である<Wスープ>で、「チキンエキス」と「魚介エキス」が使用されており、スープが冷めないようにお決まりの「ラード」もスープの上で輝いていました。
麺は極細麺ですが、加水率が低い乾燥麺ですので、茹で時間は4分半と長めです。
液体スープを割る湯の分量は、<お好みにより調整してください>でしたので悩みました。
やや濃いめに作り、味わってからの微調整です。
麺もスープによく絡み、醤油の濃い味わいですが、ー30度のシバレた環境ではこれくらいの味わいがいいのかもしれません。
パッケージには、「山頭火」や「青葉」・「一蔵」・「Saijo」・「いってつ庵」等、ラーメン店の看板が見て取れますが、人気店だからか、藤原製麺の麺が使用されているからかなと、眺めておりました。
お昼にインスタントラーメンを食べようかなと、具材を色々と物色していましたら、味付海苔のラベルに目が止まりました。
<こどものための 「醤油を使わない味付のり」>とのコピーでした。
醤油を使わず、鰹節と昆布の旨みを基本に、「うす塩味・甘味に味付け」に仕上げられています。
また、「兵庫県産一番摘みのり使用」・「アレルギー特定原材料25品目不使用」・「化学調味料・保存食など無添加」と、自然素材に近い製品のようです。
インスタントラーメンの味の邪魔にはならないようで、ぜひ試してみるつもりです。
子供にとって体にいいモノは、大人にとってもいいと思うのですが、すべての海苔製品がそうなっていないのは、どうしてかなと気になります。
以前某喫茶店のテーブルの上に、飾られていた <ユリ>の【愛子さま】 を紹介しました。
前回のときには、<シンビジューム>にも【愛子さま】があり、<バラ>には、「プリンセスアイアコ」があることを書いていますが、運良く<シンビジューム>の【愛子さま】と遭遇いたしました。
2001年12月1日にご生誕された敬宮愛子内親王に伴い、育成された品種です。
やさしい薄桃色のふくよかな色合いをしており、愛くるしい花姿です。
<リップ(唇弁)>に入る斑点模様も控えめで、それとなく気品が感じられます。
なんとか<バラ>の「プリンセスアイコ」を見つけて、三種類の揃い踏みを完成させたいと考えています。
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