第41回日本アカデミー賞優秀監督賞を授賞した 『花戦さ』(2018年)や『月とキャベツ』(1996年)の<篠原哲雄>監督(58)が、<松井愛莉>(23)主演で描くヒューマンドラマ『癒しのこころみ 自分を好きになる方法』が、2020年7月3日より全国で公開されます。
「一之瀬里奈」(松井愛莉)は新卒で広告代理店へ入社しますが、残業続きの毎日に心身ともに疲れ果て、勢いで会社を辞めてしまいます。ある日、転職フェアに参加した「里奈」は、そこで出会ったカリスマセラピスト、「鈴木カレン」の生き生きとした姿にひかれ、セラピストの道を歩むことを決意します。
しかし最初から上手くいくはずもなく、ある男性客を怒らせてしまいます。その男性「碓氷隼人」はプロ野球選手でしたが、デッドボールのトラウマによって戦力外通告を受けていました。「碓氷」を野球選手として再生させるため奔走する「里奈」でした。
共演に「碓氷隼人」役に<八木将康>(劇団EXILE)、<水野勝>(BOYS AND MEN)、<橋本マナミ>、「鈴木カレン」役に<藤原紀香>が名を連ねています。
<イングリッド・ボルゾ・ベルダル>演じる「ソニア」
ノルウェー映画『ソニア ナチスの女スパイ』の予告編が公開されています。
実在したノルウェー人女優「ソニア・ヴィーゲット」を主人公とした本作。第2次世界大戦中、ナチスの国家弁務官が、ドイツ占領下のノルウェーで活躍していた彼女をプロパガンダに利用しようと画策することから物語は始まります。一方で「ソニア」は、逮捕された父親を解放するため、スウェーデン諜報部のスパイとしてナチスに接近。やがて「ソニア」はナチスのスパイとして北欧諸国の情報収集を依頼されます。
公開された予告編は、『ニューヨーク 最高の訳あり物件』(2017年・監督:マルガレーテ・フォン・トロッタ)やドラマ『ウエストワールド』の<イングリッド・ボルゾ・ベルダル>演じる「ソニア」が、華やかな舞台でフラッシュを浴びる映像からスタート。ナチスの目に留まった彼女へ、隣国スウェーデンの諜報部からスパイの依頼がかかる。「見聞きしたことを報告してもらいたい」というセリフとともに、彼女の諜報活動の一部が映し出されています。
監督を務めたのは、サンダンス映画祭グランプリ受賞作「The King of Ping Pong(英題)」(2008年)の<イェンス・ヨンソン>です。 『ヒトラーに屈しなかった国王』 (2016年)の<ハラール・ローセンローヴ=エーグ>と<ヤン・トリグヴェ・レイネランド>が共同で脚本を担当しています。
『ムーラン』 (2020年・監督: ニキ・カーロ) ・ 『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年・監督: ギャレス・エドワーズ)など、ハリウッドでも活躍する<ドニー・イェン>が、<ブルース・リー>の師匠として知られる詠春拳の達人<イップ・マン(葉問)>を演じる伝記アクションシリーズ第4作『イップ・マン 完結編』が、2020年7月3日より全国で公開されます。
1964年、サンフランシスコに渡った「イップ・マン」は、弟子である「ブルース・リー」との再会や太極拳の達人「ワン」との対立などを経て、アメリカという異国の地で生きる同胞たちが直面している厳しい現実を身をもって知ります。そんな中、中国武術を敵視する海兵隊軍曹「バートン」との戦いで「ワン」が敗北を喫してしまいます。香港に残して来た息子にある思いを伝えた「イップ・マン」は、宣告された病を隠して、人びとの誇りのために最後の戦いへと挑みます。
<ドニー・イェン>をはじめ、<チャン・クォックワン>が「ブルース・リー」を演じたほか、<ウー・ユエ>、<ヴァネス・ウー>、<スコット・アドキンス>が出演しています。
シリーズ最終作となる本作は、香港電影金像奨で監督賞をはじめとする9部門にノミネートされました。監督は『イップ・マン 序章』(2008年)、『イップ・マン 葉問』 (2010年)、 『イップ・マン 継承』 (2015年)と、シリーズ全作品を手がけています<ウィルソン・イップ>が務めています。
餅にまつわる文化が数多く残る岩手・一関で、そこに暮らす人々の姿を映した『もち』が、岩手・一関シネプラザでは6月26日から先行公開され、2020年7月4日より全国で公開されます。
映像ディレクターの<小松真弓>(49)が、地域特有の食文化を伝えるPR動画制作のために岩手を訪れたことをきっかけに生まれた作品です。800年前の景観とほぼ近い姿が守られてきた本寺地区で、閉校が決まった中学に通う14歳の少女「ユナ」が子供から大人へと変化していく一瞬の時間を切り取っています。
一関市の住民の人びとが出演しており、言葉や伝統、感情をありのままの形で残すという手法で、ドラマでありながら限りなくドキュメンタリーに近い作品として製作されています。
おばあちゃんの葬式で、臼と杵でつく昔ながらの方法で餅をつきたいと言い張るおじいちゃん。家族は手間をかけなくても餅つき機でも同じようにおいしい餅が作れると説得しますが、おじいちゃんは頑なに昔ながらの方法で餅をつくといいます。そんなおじいちゃんの心の機微を敏感に感じる「ユナ」でした。
「ユナ」役の<佐藤由奈>(17)のほか「おじいちゃん」役に<蓬田稔>、「シホ」役に<佐藤詩萌>、「タツ兄」役に<佐々木俊>、「先生」役に<畠山育王>が出演しています。
『ストーン・カウンシル』(2006年)・ 『愛と死の谷』 (2016年)で知られる<ギョーム・ニクルー>が監督を務め、『ハンニバル・ライジング』(2007年・監督: ピーター・ウェーバー)の「ハンニバル・レクター」役の<ギャスパー・ウリエル>が主演を務めた戦争映画『この世の果て、数多の終焉』が、2020年8月15日より全国で公開されますが、予告編が公開されています。
第2次世界大戦末期のフランス領インドシナを舞台に、駐屯地での日本軍による殺戮を生き延びたフランス人兵士「ロベール」を主人公にした本作。予告編には復讐の念に駆られた「ロベール」の「兄貴を殺したヴォー・ビンに伝えろ。絶対に許さない」というセリフが切り取られています。
森をさまよって意識を失ったところを地元の農民に救われた「ロベール」。回復した「ロベール」の目的はただひとつ、兄を虐殺した「ヴォー・ビン」中尉への復讐を果たすこと。「ヴォー・ビン」はベトナム解放を求める「ホー・チ・ミン」の補佐官で、日本軍の蛮行も見て見ぬふりをしていました。
地獄を生き延びた彼は、ゲリラとの苛烈な戦闘に身を投じながらインドシナの熱帯雨林をさまよいます。また、映像では心身ともに疲弊しきった「ロベール」がベトナム人娼婦「マイ」の体を求めるシーンも切り取られています。
第70回ベネチア国際映画祭審査員特別大賞を受賞した長編第10作『郊遊 ピクニック』で商業映画からの引退を公言した<ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)>監督(62)のドキュメンタリー『あなたの顔』が、2020年6月27日より全国で公開されます。
台北の街で見つけた一般の人びとと俳優で監督の<リー・カンション(李康生)>(51)が出演し、<坂本龍一>(68)が音楽を担当。第75回ベネチア国際映画祭でワールドプレミア上映され、台北電影節(台北映画祭)で最優秀ドキュメンタリー賞と監督賞、音楽賞、台湾のアカデミー賞といわれる金馬奨では最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した作品です。
カメラを前に自由に話し、動く人びと。遠慮がちにカメラを見据える人、身の上話を語る人、ハーモニカを吹く人、うたた寝をする人など1人1カットずつ極端なクローズアップでそれぞれの顔を映し出し、ライティングによって、まなざしや顔に深く刻まれた皺などから、人びとの人生やこれまでの時間を見つめていきます。
1980年代のイギリスを舞台に、英国ガーディアン紙で定評のあるジャーナリスト、<サルフラズ・マンズール>の回顧録「Greetings from Bury Park:Race,Religion and RockN’ Roll(原題)」を基に、「ブルース・スプリングスティーン」のロックとともに描く青春音楽ドラマ原題『Blinded by the Light』が邦題『カセットテープ・ダイアリーズ』として、2020年7月3日より全国で公開されます。
1987年、イギリスの田舎町ルートン。音楽好きなパキスタン系の高校生「ジャベド」(ビベイク・カルラ)は、閉鎖的な町の中で受ける人種差別や、保守的な親から価値観を押し付けられることに鬱屈とした思いを抱えていました。
しかしある日、「ブルース・スプリングスティーン」の音楽を知ったことをきっかけに、彼の人生は変わり始めます。
出演は『キャプテン・アメリカ』(2011年・監督:ジョー・ジョンストン)シリーズの<ヘイリー・アトウェル>、『1917 命をかけた伝令』 (2019年・監督:サム・メンデス)の<ディーン=チャールズ・チャップマン>。監督は、『ベッカムに恋して』(2002年)の<グリンダ・チャーダ>が務めています。
実在の殺人鬼<ヴェルナー・クニーセク>による一家惨殺事件を題材にしたスリラー「ANGST」の 「予告編」 が公開されていましたが、『アングスト/不安』の邦題で、2020年7月3日に(R15+)指定作品として公開されます
刑務所出所後の殺人鬼が感じる不安やプレッシャーによる異様な行動と心理状態を、殺人鬼自身のモノローグで綴ります。
1983年にオーストリアで公開されるも、ショッキングな内容により1週間で上映打ち切りとなり、ヨーロッパ各国で上映禁止となった本作です。日本でも劇場公開されず『鮮血と絶叫のメロディー/引き裂かれた夜』というタイトルで1988年にレンタル用VHSが発売されたきりとなっていました。
劇中で殺人鬼「K」に扮したのは、『U・ボート』(1981年・監督: ウォルフガング・ペーターゼン)・『アンダーワールド』(2003年・監督: レン・ワイズマン)の<アーウィン・レダー>。本作が唯一の監督作品である<ジェラルド・カーグル>がメガホンを取っています。音楽は元タンジェリン・ドリーム、アシュ・ラ・テンペルの作曲家<クラウス・シュルツェ>が手がけ、撮影を『タンゴ』で第55回アカデミー賞(1983年4月11日)短編アニメーション部門を受賞した<ズビグニェフ・リプチンスキ>が担当しています。
『マジック・イン・ムーンライト』 (2015年) ・ 『女と男の観覧車』 (2018年)の<ウッディ・アレン>監督(84)が、<ティモシー・シャラメ>(24)、<エル・ファニング>(22)、<セレーナ・ゴメス>(27)ら人気若手俳優たちをキャストに迎えメガホンをとったロマンティックコメディ『レイニー・デイ・イン・ニューヨーク』が、2020年7月3日より全国で公開されます。
大学生のカップル、「ギャツビー」と「アシュレー」は、ニューヨークでロマンチックな週末を過ごそうとしていました。そのきっかけとなったのは、「アシュレー」が学校の課題で有名な映画監督<ローランド・ポラード>にマンハッタンでインタビューをするチャンスに恵まれたことから始まります。
生粋のニューヨーカーの「ギャッツビー」は、アリゾナ生まれの「アシュレー」にニューヨークの街を案内するためのさまざまなプランを詰め込みます。しかし、その計画は狂い出し、思いもよらないさまざまな出来事が巻き起こってしまいます。
『日日是好日』 (2018年) ・ 『さよなら渓谷』 (2013年)の<大森立嗣>監督が<長澤まさみ>、<阿部サダヲ>という実力派キャストを迎え、実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」に着想を得て描いたヒューマンドラマ 『MOTHER マザー』 が、2020年7月3日に公開されます。
プロデューサーは、『新聞記者』 (2019年・監督:藤井道人) ・ 『宮本から君へ』 (2019年・監督:真利子哲也)など現代社会のさまざまなテーマを問いかける作品を立て続けに送り出している<河村光庸>が務めています。
男たちと行きずりの関係をもち、その場しのぎで生きてきたシングルマザーの「秋子」は、息子の「周平」に異様に執着し、自分に忠実であることを強いてきました。そんな母からの歪んだ愛に翻弄されながらも、母以外に頼るものがない「周平」は、「秋子」の要求になんとか応えようとします。
身内からも絶縁され、社会から孤立した母子の間には絆が生まれ、その絆が、17歳に成長した「周平」をひとつの殺人事件へと向かわせることになります。
<長澤まさみ>がシングルマザーの「秋子」、<阿部サダヲ>が内縁の夫を演じています。息子「周平」役はオーディションで抜てきされた新人の<奥平大兼(おくだいらだいけん>が演じています。
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