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神戸:ファルコンの散歩メモ

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ファルコン昆虫記(221)赤紫色の巻貝【アズキガイ】@須磨区上細沢町

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写真の右側にある長い巻貝は、以前にも紹介した 「キセルガイ」 です。
同じ空き地の中で、【アズキガイ】を多数採集できました。

中腹足目(ニナ目)アズキガイ科の巻貝で、日本固有種です。
殻は小型で、殻高さは約10ミリ前後、殻口径は5ミリ前後で、殻の色がアズキ(小豆)に似ているので、この和名が付けられています。

落ち葉や倒木の下、古木の根元など、やや湿気のある場所を好んで生息地としています。
単独でいることは少なく、数個体が固まるように生息しているのが特徴です。

地域によりますと準絶滅危惧種の指定を受けており、日本固有種として心配な巻貝です。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(220)白色の巻貝【キセルガイ】@須磨区上細沢町

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先日紹介した白色の 「カタツムリ」 のその後が気になり、再度空き地まで観察にきました。
見かけた場所には姿がなく、「カタツムリ」はどこかに移動したようです。

周辺を探していますと、いくつかの【キセルガイ(煙管貝)】の殻を見つけました。
腹足網有肺目キセルガイ科に分類される巻貝の総称として使われ、陸生の貝類で「カタツムリ」や「ナメクジ」の仲間です。

ユーラシアと南米を中止に1500種ほどが分布しており、日本にはアジアギセル亜科に属する200種ほどが生息しています。
体の割に殻が大きく重たいために活動は活発ではありません。菌類やコケ、朽ち木や落ち葉などをエサとしています。

一般的に殻は細長く、巻貝としては珍しく大部分が左巻で、殻口の内置く部に<閉弁>と呼ばれる開閉式の跳ね板状の構造が特徴的です。

残念ながらこの【キセルガイ】たちも天敵に食べられ、自然界の苛酷さを感じてしまいます。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(219)白色の巻貝<カタツムリ>(2)

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枯れた茶褐色の落ち葉でおおわれた空き地の中で、白色の巻貝が目を引きました。
直径2センチと1センチばかりの、小さな<カタツムリ(蝸牛)>です。
ふと、アンデルセンの童話に『白カタツムリ』というお話があったのを、思いだしました。

<カタツムリ>は陸に棲む巻貝の通称で、特に蓋を持たずに触角の先に目を持つ有肺類のうち、殻が細長くないモノを指します。

ノロノロと移動する範囲も限定されていますので、狭い地域内でしか遺伝的交流が行えません。
その結果、変異的な遺伝分化が起こりやすく、日本に於いては約800種の<カタツムリ>が確認されています。

珍しく真っ白な殻の色でしたが、頂部が割れているのは、天敵に食べられたあとなのか、単なる破損なのかなと、手に取ることなく複雑な気持ちで眺めておりました。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(218)四紋型の【ナミテントウ】(3)

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ファルコン昆虫記(218)四紋...
今年初めて見かけました赤い星が四つの 【ナミテントウ(並天道虫)】 です。
2月のこの時期ですので越冬していた成虫が、ようやく活動を始めたようです。

甲虫目(鞘翅目)テントウムシ科テントウムシ亜科の【ナミテントウ】は、<二紋型・四紋型・紅型・斑型>の四種類があり、一匹はこのうちのどれか二つの遺伝子を持ち、その二つの遺伝子が組み合わさることで、さらに複雑な紋様を見せてくれます。

紋様の発生率は遺伝子の組み合わせから、<二紋型(43.75%)・四紋型(31.25%)・紅型(6.25%)・斑型(18.75%)>の割合に分けられます。

一般的に、北に行くほどに<紅型>が多く、南に行くほど<二紋型>が多く見られる傾向があるようです。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(217)黄色いオキザリスの花に【セイヨウミツバチ】(2)

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ファルコン昆虫記(217)黄色...
路傍に咲く、野生の「オキザリス」を写そうとデジカメを構えておりましたら、偶然にも【セイヨウミツバチ】の働き蜂が、花にとまりました。
10度を超す、2月にしては暖かい日が続いているとはいえ、この時期に【ミツバチ】を見かけるとは思いませんでした。

ハチ目(膜翅目)ミツバチ科ミツバチ属の昆虫で、世界に9種が知られ、特に「セイヨウミツバチ」は24の亜種が知られています。
働き者で「蜂蜜」をはじめ、「蜜蝋」・「プロポリス」・「ローヤルゼリー」等、人間もお世話になっている昆虫で、農作物の授粉にも欠かせません。

「蜂蜜」は、自然界の食物において腐ることのない物質で、3000年ほど前の「蜂蜜」が発見されて話題になりました。

まだお昼前の時間帯ですが、後脚の脛節にある<花粉かご>に、すでにたくさんの「花粉」を蓄えているようで、働き者だと感心してしまいます。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(216)同定できない〈迷宮の蛾〉(3)

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ファルコン昆虫記(216)同定...
昆虫好きとしては、今年初めて目にする昆虫は何かと考えていたのですが、JR神戸駅近辺で、午前11時頃に開帳30ミリ程度の一匹の<蛾>と遭遇いたしました。
今年初めての、<ファルコン昆虫記>としての第一弾です。

ステルス型の三角形に、黒い波線が二本と分かりやすい紋様ですので、すぐに名称が分かるだろと考えていたのですが、甘い考えだと分かりました。
翅の形から、「シャクガ科」か「ヤガ科」かなと見ていたのですが、この紋様が見つかりません。

1000種ばかりの<蛾>を調べてみたのですが、同定できません。
時間が取れるときに再度調べてみますが、御存じの方がおられるかも知れず、取りあえず記録としてアップさせていただきました。

今年も、同定できない<蛾>や「蜘蛛」さんたちに悩まされそうです。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(215)活動中です【クロツヤヒラタゴミムシ】

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ファルコン昆虫記(215)活動...
              < 写真をクリックしますと、大きな画面になります>

山道に近い場所で、体長12ミリ程度の黒い昆虫を見かけました。
歩きながら見たときには上翅の縦筋で、 「キマワリ(木廻)」(ゴミムシダマシ科) かなと感じたのですが、よく見ますと触角や脚の色や形状が違い、本当に騙されるところでした。

甲虫目(鞘翅目)オサムシ科ナガゴミムシ亜科の昆虫、【クロツヤヒラタゴミムシ】で、初秋から晩冬にかけて平地や山地を問わず、落ち葉の下などでよく目にするゴミムシの仲間です。

多くのゴミムシは動物質を餌とする捕食性の種や、死骸を食べるもの、キノコ類を食べるもの、植物の種子を食べるものなど多様多様です。

日本において、現在まで確認されているゴミムシ類は約1300種もあり、些細な違いだけで種名が異なりますので、同定の難しい昆虫です。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(214)「便所バエ」ではありません【オオチョウバエ】

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ファルコン昆虫記(214)「便...
便所や風呂場などで見かけます、体長4ミリ程度の大きさで、逆ハート型の翅を持つ小さな虫ですが、不名誉なことに「便所バエ」という通称名で呼ばれているようです。

駅のトイレの壁にとまっている所を写しました。
薄暗いトイレの中ですので写りは鮮明ではありませんが、体型を見れば「あ~あ」と思われる方が多いのではないでしょうか、

ハエ目(双翅目)チョウバエ科チョウバエ亜科の昆虫で、正式な和名は【オオチョウバエ(大蝶蠅)】と名付けられ、体色は灰色で、翅の末端には8個の白い点が散らばっています。

幼虫は下水溝やトイレの腐敗した汚泥の中などで発生しますので、衛生的に良くなく、不快昆虫のひとつです。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(213)風船唐綿の実に【ナミテントウ】(2)

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ファルコン昆虫記(213)風船...
フウセントワタの茎にたくさんのアブラムシがいますので、テントウムシにとっては、格好の餌場のようです。
12月の入りましたが、まだまだ活動を続けているのか、 【ナミテントウ(並天道虫)】 を見かけました。

甲虫目テントウムシ科テントウムシ亜科の昆虫ですが、「ナナホシテントウ」と並び、人家の周りでもよく見かける種類です。

【ナミテントウ(並天道虫)】の模様は、<2紋型・4紋型・斑紋型・紅紋型>と分類されており、今回は黒地の上翅に赤色の紋が4つ入る形でした。

上翅に入る模様の変異が多くある【ナミテントウ】ですが、出来るだけ多くのの種類を集めてみたいものです。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(212)フウセントウワタの花に【ツマグロキンバエ】

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ファルコン昆虫記(212)フウ...
12月に入りましたが、まだ「フウセントウワタ」の白い花が咲いています。
今年も、多くの<ナナホシテントウ>の 「成虫」 や 「幼虫」 で楽しませてくれた同じ場所の「フウセントウワタ」です。

下向きの花の下で吸い蜜行為を行っていましたが、満腹したのでしょうか、花の表に出てきてくれました。

ハエ目(双翅目)クロバエ科ツマグロキンバエ亜科の昆虫で、体長は6ミリ前後と小さいです。

透明な前翅の先端が黒褐色をしていますので、「ツマグロ(褄黒)」の名が付いていますが、「キンバエ」(クロバエ亜科)の仲間ではありません。
小さな昆虫ですが、背中は濃緑色で、丸みを帯びています。
特徴的な長い口器と、複眼の模様が縞模様に入り、左右それぞれ6本の筋が特徴としてあげられます。
#ペット #動物 #昆虫

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