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本来は樹上性で、日当たりの良い木の上や草原などに生息している【ハラビロカマキリ(腹広螳螂)】です。
珍しく、手すりの上をゆっくりと移動していました。
カマキリ目カマキリ科ハラビロカマキリ属の昆虫です。
通常の体色は緑型で、前翅に白い斑点があります。
「チョウセンカマキリ」 などの細長い体形のカマキリと比べ、前胸の長さが短く、腹部が余計に幅広く見える所が和名の由来です。
【ハラビロカマキリ】の一番の特徴は、前脚基節前縁に3~5個の黄色いイボ状の突起を持っていることです。
写真のカマキリには、3個の突起が見て取れますが、なんとか特徴を写し撮れました。
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昼間に活発に活動する【ヤマトシジミ】が、枯れたラベンダーの花穂で交尾をしておりました。
下側の大きな方がメスだと思いますが、やや翅の色が薄茶色っぽい色合いを見せているのが、気になりました。
蝶によっては、春型・夏型・秋型と色合いが変わる種もありますが、残念ながら【ヤマトシジミ】に対しての知識は持ち合わせておりません。
今年の8月10日に、琉球大学の研究チームが英国の『Scienntific Reports』に、東京電力福島第一原発事故の影響で、【ヤマトシジミ】に翅や目に異常が出ているとの論文を出しています。
捕獲したサンプル(144)の中で、12%に異常が見つかったそうですが、放射能の影響なのか、単なる異変なのか、関心のある人たちの中では論争が出ているようです。
小さな蝶ですので放射能等の影響は受けやすいと感じますが、今後の研究に関心を寄せざるを得ません。
チョウ目(鱗翅目)ツトガ科ノメイガ亜科に分類されている、 「シロオビノメイガ(白帯野螟蛾)」 とよく似た2本の白帯が入り、開張した大きさも20ミリ程度の小さな「蛾」です。
全体が茶褐色をしており、前翅・後翅に渡り白い帯が入り、中央にある帯は「シロオビニメイガ」の直線的な選ではなく円弧状です。
前翅先端には、目玉に擬態しているかのような黒色の斑点が左右にあります。
分かりやすい紋様ですので、色々と調べているのですが、「これだ」という<蛾>に出会えません。
同定できない<蜘蛛> と同様に、須磨区上細沢町にての撮影ですが、後日同定できること、もしくはご存じの方を期待して記録として残しておきます。
(追記)・・・てっきり外観から<蛾>だと判断していたのですが、なんとチョウ目ではなく、カメムシ目ハゴロモ科の「ベッコウハゴロモ」だと判明しました。
「オシロイバナ」の絞り模様の採集にと出向きましたら、運良く【ヤマトシジミ(大和小灰蝶)】と遭遇です。
10月半ばともなりますと飛び回っている蝶も少なくなり、見かけるのは 「イチモンジセセリ」 と 「モンシロチョウ」 、そしてこの【ヤマトシジミ】ぐらいでしょうか。
何枚か【ヤマトシジミ】を取り上げていますが、いまだ「ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)」と遭遇しません。
1.5センチばかりの大きさの裏翅の中に黒色の斑点模様がありますが、この黒色の斑点ひとつが内側に入り込んでいるのが、「ルリシジミ」です。
昨年から「もしやして」と期待しながら撮影していますが、今年も遭遇することなく終わりそうです。
いつもの空き地の前を通りましたのが、朝方の8時30分頃です。
大きな葉の上にニ匹の 【サトクダマキモドキ(里管巻擬)】 が、道側を向いて並んで日向ぼっこをしていました。
お互いにじっとして動きません。
オス同士なのかメス同士なのか、はたまた求愛中なのか、なんとも分からないまま、取りあえず記録写真一枚です。
打ち合わせを終え、また同じ空き地の前を12時前に通りましたら、なんと朝方のバッタさんでしょう、今度は敷地の内側を向いて並んでいるニ匹を見つけました。
向きは違えど同じ葉の上に3時間以上移動せずにいるとは、本当に驚きました。
この後もこのままの状態なのかと興味がありましたが、早々と写真だけを撮り、立ち去りました。
先程アップしました 「モンシロチョウ(紋白蝶)」 と仲良く飛びまわり、同じ交差点の植え込みで蜜を吸っていました【イチモンジセセリ】です。
「セセリチョウ」は、この時期に良く見かける蝶ですが、飛翔中は茶色の翅色だけが目立ち、翅裏の白い斑点まで確認できません。
今回こそ「クロボシセセリ」か「キバネセセリ」かと、まだ見ぬセセリチョウを期待していますので、どうしても花の上に止まりますと撮りたくなります。
今回も【イチモンジセセリ】でしたが、大事な記録として残しておきたいとおもいます。
昨日、「虎と龍:板宿店 」さんで 「久留米ラーメン」 を食べた帰りに、【モンシロチョウ(紋白蝶)】を見かけました。
板宿駅に向かう道と、県道21号線の交わる交差点に大きな植え込みがあり、「ヒャクニチソウ」が咲き誇っていました。
ヒラリヒラリと飛びまわる姿を良く見かける蝶ですが、撮影するとなるとなかなかじっとはしてくれず、これはもう気長に根比べです。
全世界の温帯・亜寒帯に広く分布しており、日本には奈良時代に大根の渡来とともに移入されたと言われています。
前翅の黒い部分が小さく、全体的にやや黄色っぽい感じで、前翅の付け根も灰色をしていませんので、オスの【モンシロチョウ】です。
「ジャコウアゲハ」もそな名の通り、いい匂いをだす蝶ですが、【モンシロチョウ】のオスは、翅にかすかに酸っぱい匂いがあります。
詩人の<サトウハチロウ>氏が、詩集『もずが枯木で』(1969年)の中で、< もんしろちょう ちょっとレモンパイ おんなじ匂いで歌ってた >という記述があり、氏自身が子供の頃よく【モンシロチョウ】と遊んだのかなと、彷彿させる一文です。
この【シロオビノメイガ(白帯野螟蛾)】、人が近づきますとすぐに察知して飛び去り、近くの葉の裏側などに隠れてしまいます。
珍しく金盞花の花ので吸い蜜行動を維持してくれましたので、写真を撮ることができました。
ツトガ科ノメイガ亜科に分類されています蛾ですが、開張のままの大きさで、20ミリ程度の大きさしかありません。
全体が茶褐色から黒褐色で、中央に真っ直ぐに近い白い帯が入りますので、名前の由来とともに分かりやすい名前です。
中欧の帯より下側あたりの前翅にも、もう1本短い白い帯が特徴的です。
成虫は、昼間も盛んに活動する蛾です。
幼虫はホウレンソウ・ウリ・サトウダイコンなどの農作物や、イヌユビ・アカザなどを餌として大きくなります。
都会でも良く見かけますが、頻繁に飛びまわり、写真を撮るには手こずる蛾です。
「ヒナタノイノコヅチ」 の花穂に咲く花の蜜がおいしいのか、 「シマアシブトハナアブ」 に次いで、【ミドリバエ(緑蠅)】がお食事中でした。
ハエ目(双翅目)クロバエ科に分類される、昆虫です。
複眼の目と目の間が黄色く、和名通り胸部の背中側が緑色をしています。
「蠅」と聞けば、一般的には 「ノイエバエ(野家蠅)」 のように不衛生な観念がありますが、きれいな体色を見せてくれる昆虫だとおもいます。
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晩夏から秋にかけて出現する【キンケハラナガツチバチ】です。
触角が短く体全体が黒色ですので、写真の蜂はメスです。
ハチ目(膜翅目)ツチバチ科ハラナガツチバチ属に分類されています。
頭部と胸部に黄色から黄褐色の長い毛が密集しており、腹部4節後縁には黄色の毛帯が入ります。
おそらく和名の「キンケ」は、「金色の毛」に由来しているのだと考えています。
コガネムシの幼虫を捕らえて本種幼虫の餌とし、メスは成虫のままで越冬する生態を持ちます。
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