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- ファルコン昆虫記(200)網戸にとまる(11)【オオシマカラスヨウトウ】
小さな蝶の代表 「ヤマトシジミ」 も、黒点ひとつの位置の違いで「ルリシジミ」となりますが、この【オオシマカラスヨウトウ】も同じような翅の模様を持つ仲間として、「ナンカイカラスヨウトウ」がいます。
チョウ目(鱗翅目)ヤガ科カラスヨウトウ亜科に分類されている蛾です。
三角形状に開いたヤガ科らしい翅形状ですが、「ナンカイカラスヨウトウ」と比べて、本種は腹部の側面にある白い帯を見ればすぐに判別できるのですが、静止状態のままでは分かりません。
唯一の手がかりは、前翅中央に暗褐色の斑紋があり、その上部にまるくて白い紋がありますが、この紋の中に黒い点があるのが本種の【オオシマカラスヨウトウ】で、白い紋だけが「ナンカイカラスヨウトウ」です。
夏から秋にかけて活動する蛾ですが、クヌギ・コナラ・アベマキなどを食草としています。
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