昨日の雨も上がった神戸港の岸壁に、一羽の鳥を見つけました。
【サギ(鷺)】だと分かりましたが、じっとしていて、微動だしません。
「ん~、ダミーの置き物か?」と訝ったのですが、時折首をかしげます。
哲学者の風貌で何を考えているのか、こちらも考え込んでしまいます。
くちばしの色や体毛のいろがはっきりとしていますので、分かる人にはすぐに分かる【サギ】の名前だと思います。
こんな時、バードウオッチングが趣味のあのひとがいてくれればいいのにと、一人淋しく【サギ】を眺めておりました。
以前新聞の記事で、<ミノムシ(蓑虫)>が絶滅の危機にあると知りました。
外来種の「オオミノガヤドリバエ」による寄生の為、オオミノガの生息個体が激減しているようです。県により、絶滅危惧2類に指定している所もあるようで、切実な問題です。
偶然、目線の高さに<ミノムシ>を見つけました。位置が違えば、気が付いたかどうか分からないぐらい、木の枝と同化していますね。
新聞記事を読み、そういえば見かけなくなったと気にしていたので、嬉しい発見でした。
子供の頃、<ミノムシ>の袋をはがし、細かくきざんだ色紙の中に入れ、色紙でみのを再度作るのを眺めていたのを、懐かしく思い出します。
今は、数を集められそうにもないので、幼稚園や学校では、もはや無理な実験のようですね。
3日ほど前、我が家の柚子の木の【ナミアゲハ(並揚羽)】の幼虫をアップしました。
偶然にも本日、きれいに咲き誇る「ランタナ」の蜜を、一生懸命吸っている【ナミアゲハ】を見つけました。
10月に入りましたが、まだまだアゲハチョウさんの生活にとっては、忙しい時期なのかもしれません。
日中はまだまだ暑い日が続いていますが、朝夕は冷え込んですっかり秋ですね。
今年も我が家の柚子の木に、何匹かのアゲハの幼虫を見つけましたが、夏の盛りにすでに旅立っています。
ところが、しばらく空家の柚子の木に【クロアゲハ】の幼虫を見つけました。
まだ幼齢が早い若令幼虫ですので、今年は羽化せずに<蛹>のまま冬を越すんでしょうか。
<蛹>の生態には疎い私ですので、どうなることやらと心配しています。
網戸がある窓を開けてパソコンのキーボードを打っているところに、どう紛れ込んだのか、一匹の【ミドリグンバイウンカ】がキーに止まってしまいました。
以前、何気なく指で動かそうとしましたら余分なキー操作になり、打ち込んだブログが消えてしまった苦い経験がありますので、今回は何もせずにしばらく様子見です。
体長5ミリほどの小さな【ミドリグンバイウンカ】と、根競べになりました。
念力が通じたのか、無事飛び立ってくれましたが、部屋の中には見当たらず、無事に外に飛び出せていればいいのですが、小さい【ウンカ】だけに確かめようがありません。
「デュランタ」の青い花にとまっている【チャバネセセリ】を、バス停横のプランターで見つけました。
同じセセリ科の「オオチャバネセセリ」などは、地域によっては、絶滅危惧種に指定されています。
蛾と間違われやすい蝶ですが、バス待ちの列を離れ、逃げられないようにデジカメを取り出し、近づいてなんとかパチリと写せました。
本来、人が近づくと飛び立つ蝶ですが、必死で蜜を吸っているのか、静止状態で花に止まってくれていました。
きっとこの暑さの中、蜜で水分補給しているのでしょうねぇ。
久しぶりに遭遇いたしました大きなミミズさん。
私の右足のスニーカーと比べていますが、有に30センチはありそうです。
【シーボルトミミズ】だと思いますが、数が減りつつあるのか、以前までは兵庫県の「要注目種」として取り上げられており、気にしておりました。
ここ数年、繁殖力でぶり返してきたのか、レッドデーターブックには取り上げられなくなりました。
土壌改良の立役者ですので、絶滅することなく生きながらえてほしいですね。
草むらに潜んでいる【オンブバッタ(負飛蝗)】を見かけました。
子供の頃、オンブバッタという名前から、親が子供を背負って周りの危険から守っているものだとばかり思っておりました。
下の大きい方がメスで、背中に乗っているのがオスだとは、ずっとあとからの知識です。
もう11月の声を聞き始めますとバッタの季節も終わります。
卵で越冬する準備で、今のバッタさんは忙しい時期なんでしょうねぇ。
JR住吉駅の南側のフェンスに、コバノランタナが見事な長さで咲き誇っています。
高さは2メートル、長さは15メートルはあるでしょうか。
綺麗な紫の花全体を、なんとか写し取ろうとウロウロと角度を変えて試みましたが、花の広さに圧倒されて、うまくいきませんでした。
そんなとき一匹の【キタテハ】が、蜜を求めてやってきました。
羽を閉じたり開いたりと、せわしく動きながら蜜を吸っているようで、花を諦めて蝶の方に切り替えてパチリ。
なんとか一枚、撮ることができました。
柚子の木に2匹の【クロアゲハ】の幼虫が、共に仲良く最終段階の5齢幼虫になりました。
前回の報告から10日あまりで、ここまで大きくなります。
背丈50センチばかりの柚子の木の葉も、さすがに2匹に食いつくされて、もう葉も少なくなり茎が目立つ状態です。
あと蛹になるまでの5,6日間、それまで餌として葉が足りてくれればいいなと願っています。
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