人が近づきますと、ピコンと強い後脚で飛んで逃げるのが【キリギリス】です。なかなか写真に撮るのが、難しい昆虫ではないでしょうか。
野草の茂みの中に、何やら見かけない形の昆虫を見つけました。
「ん、これはなんだ?」と新種の発見かと良く見ましたら、脱皮したばかりの【キリギリス】です。
バッタはサナギとならず、不完全変態(卵 → 幼虫 → 成虫)で【キリギリス】は確か5回(?)の脱皮を繰り返して成虫になるはずです。
写真は成虫になる直前で、まだ前翅の形が完全に出来ておらず、背中あたりにエラのような小さい翅が覗いています。
もう1回ぐらいは脱皮がありそうですが、再会は難しく、成虫の姿を観る機会はなさそうです。
神戸は朝方まで雨模様でしたが、晴れ上がってきました。
雨でぬれたヨモギの葉の上に、【チョウセンカマキリ】の赤ちゃんを見つけました。
写真では大きく見えますが、葉の大きさからも分かるでしょが、実際は2センチばかりの大きさです。小さな体でも、肉食の面構えはさすがです。
【チョウアセンカマキリ】さん、(卵 → 幼虫 → 成虫)となる不完全変態で、何回か脱皮をして大きな成虫になります。
あと何回ぐらい脱皮を繰り返すのか興味がありますが、確認できないのが残念です。
体の大きさに比べて翅が大きく、広げて止まりますので、知らなければトンボの仲間かなと思わせる蛾です。小雨の続いている神戸ですが、しばし休憩中の【カノコガ】を見つけました。
分類はチョウ目ヒトリガ科カノコガ亜科の蛾になりますが、お昼間に活動する珍しい蛾ですし、2本の黄色い帯が特徴ですので覚えやすいと思います。名前の由来は翅の模様がずばり「鹿の子」そのものから来ています。
幼虫の姿はいわゆる毛虫で、黒い体に節ごとに毛を生やしています。見た目は毒々しい感じですが、毒はなく、岐阜蝶の幼虫に似ています。
飛び方もヒラヒラと飛行時間も短く、一般的な蛾のイメージからは程遠い印象です。
神戸もこれから本格的な雨模様になりそうですが、曇り空のわずかな隙間をぬって、【ナミアゲハ(並揚羽)】が朝食のようです。
近くの団地の植え込みには、いま紅色のツツジが、真っ盛りで咲いています。
この二三日は雨が続くようで、おなか一杯蜜を吸ってくれればと思うのですが、蝶はどの程度食い貯めができるものかなと、散歩がてらに考えておりました。
自然環境が豊かな地域ではありませんので、昆虫ネタも久しぶりです。
体長2センチばかり、カメムシ目(半翅目)サシガメ科の昆虫【アカサシガメ】を見つけました。
名前の通り他の昆虫、特にアゲハなどの幼虫を長い口で刺し、その体液を吸う虫さんです。
ほとんどの昆虫は、木々の幹や葉に合わせた褐色系か緑系統が多いのですが、目立つ「赤色」というのは珍しい昆虫だと思います。
派手な毒キノコなどは赤系統が多いように、自然界においては「赤色」は危険信号と認知され、捕食されないように身を守っているのかなと見ていますが、真意のほどは不明です。
とんと見かけなくなりました<ミノムシ>さん、散歩の途中で見つけました。
一年振りになると思いますが、ご近所の葉の落ちた「ムクゲ」の枝にぶら下がっておりました。
絶滅種の仲間入りをして久しく、気を付けてはいますが、市内で見つけるのは容易なことではありません。
蓑の中も寒そうですが、風に吹かれて揺れる姿に「がんばれよ」と声を掛けたくなりました。
午前中は晴れていた神戸も、夕方から雨模様のようです。
10月が目の前ですが、<keimi>さんもコメントされていましたように、オシロイバナはまだまだ元気で蕾がいっぱいです。
夕方から咲く花ですので、お昼間は閉じた姿でお昼寝状態です。
そんな折り、茶色の【チョウセンカマキリ】を見つけました。
カマキリは、緑色と茶色の2種類いますが、ほとんど目にするのは緑色ですので、珍しく眺めておりました。
10月ともなれば、短い生涯を閉じるはずですが、多くの子孫を無地に残せたのかどうか、気になります。
雨模様だと諦めていた一日ですが、お昼前から日が射す好天気になりました。
家でのんびりしようとも考えていたのですが、やはりこれ幸いと梅雨の合間のブラブラ散歩に出向きました。
ラベンダーの花の周りで、【モンシロチョウ(紋白蝶)】が一生懸命蜜を吸っています。
雨模様が続くと、蝶も飛べなくて甘い蜜にありつけないのでしょう、いつもよりせわしく飛び回っておりました。
黄色い花の「ヒペリカム・カリシナム」が、綺麗に咲き誇る時期になりました。
何気なく見ておりましたら、花弁の上にに一匹の蜘蛛さんを発見。
巣も作らずに、長い雄しべの中をブラブラとお散歩しておりました。
そこへ1匹のミツバチが飛来。
蜘蛛さん、羽音に反応してなのか、天敵なのかは分かりませんが、すごすごと移動してゆきます。
蜘蛛とミツバチの相対関係を考えたことはありませんが、一つの小さな花を舞台に、未知なる大きな世界があるようです。
臭い匂いで、嫌われている昆虫に「カメムシ」がいます。
カメムシ亜目とヨコバイ亜目の種類を足すと、200種類ぐらいのカメムシがいるでしょうか。
横断歩道を渡ろうといたしましたら、足元に一匹のカメムシを発見いたしました。
【エサキモンキツノカメムシ】で、体長1センチほどの大きさです。
長ったらしい名前ですが、和名で表現すると【江崎・紋黄・角・亀虫】となり、なるほどとうなづけますね。
背中に、ハート形の紋様がありますので、ほのぼのとしたカメムシさんです。
小さなハートですが、自然の神様も粋な文様を付けるるもんです。
見つけたのは何かいいことの前兆かなと、一人喜んでおりました。
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