< 「あかね号」(画像:近江鉄道) >
滋賀県下で最古の私鉄・近江鉄道は、700形電車「あかね号」が5月6日(月・休)で引退すると発表しています。
同車両は近江鉄道開業100周年と八日市駅の新駅舎完成を記念して、戦後一貫して西武グループの会社であることから西武鉄道の401系電車(1960年代製造)を改造し、1998(平成10)年6月13日に八日市線の快速としてデビュー。先頭は流線形で、大きな展望窓を備えた「特急電車」風のデザインです。老朽化が進んでいるため、今回、引退を迎えるといいます。
3月1日(金)からは、車両前面に「ラストラン幕」、側面に「ラストランステッカー」を掲出。運行終了日の5月6日(月・休)は、ラストランイベントが開催される予定です。
なお、クリーム色をベースに赤と青のラインを配置した「あかね号」の塗装は、900形電車の901編成に継承されます。「あかね号」塗装に変わった901編成は2月16日(土)に運行を開始し、「あかね号」の愛称も700形引退後の5月7日(火)に受け継がれます。
神戸市交通局では、2019(平成31)年2月16日(土曜)午前10時7分 西神中央駅発より、市営地下鉄 西神・山手線でおよそ25年ぶりとなる新型車両(6000形)の営業運転を開始します。
製造は川崎重工業。西神・山手線へのホームドア設置に伴い、2022年までに現行使用車両全てを置き換える名目で投入されます。
車体塗装は、これまで使用されてきた神戸市電由来の緑色から一転、パステル調の青緑色を採用しています。2016年にイベントやウェブサイト上にて、車体塗装の配色デザインを3案から決めるイベントを実施。その中から今回のカラーリングが選ばれています。デザインは川崎重工業が行い、監修を工業デザイナー<奥山清行>が代表を務める「KEN OKUYAMA DESIGN」が担当しています。
当日は営業運行開始を記念し、ヘッドマークの提出があります。
山梨県内の大月駅と河口湖駅を結ぶ富士急行は、5000形電車「トーマスランド号」(2両編成)の営業運転を2月23日(土)で終了すると昨日発表しています。
5000形は1975(昭和50)年3月12日に営業運転を開始。当時としては珍しい冷房設備を備え、運行開始の翌年の7月11日には鉄道友の会より「ローレル賞」を受賞した記念すべき車両です。現在は、「富士急ハイランド」(山梨県富士吉田市)内にある『きかんしゃトーマス』をテーマにしたミニパーク「トーマスランド」に合わせたデザインの「トーマスランド号」として運行されています。
5000形「トーマスランド号」の引退にあわせて、2月13日(水)から23日(土)までの期間は「ありがとうトーマスランド号キャンペーン」を開催。各駅配布のぬりえカードに色付けされたものが、車内に掲示されます。
なお、引退後の2019年4月以降は、下吉田駅(山梨県富士吉田市)で車両の保存展示が行われる予定です。
< ラッピング列車「池袋・川越アートトレイン」のイメージ(画像:東武鉄道) >
東武鉄道は2019年2月12日より、ラッピング列車「池袋・川越アートトレイン」を東上線にて運行しています。運行区間は池袋~小川町間、運行期間は「当分の間」(東武鉄道)です。
同社は3月16日(土)に東上線でダイヤ改正を予定しています。「池袋・川越アートトレイン」はこれに先行して、川越のPR施策として運行されるものです。
車両は50092号編成(10両)を使用。川越の四季や風景で外観をデザインします。原画は若手画家の<古家野雄紀>さんによる、川越をテーマにした日本画です。東武鉄道によると「日本画であることを感じさせないグラフィカルでコミカルな作風によって、川越の四季や魅力ある風景が彩り鮮やかに10両編成の車両一面に描かれています」といいます。
3月16日(土)のダイヤ改正では、東上線に新種別「川越特急」が登場します。特急料金は不要で池袋~川越間を最短26分で結びます。「池袋・川越アートトレイン」はダイヤ改正後、この「川越特急」としても使われる予定です。
1989年1月1日にデビュー(営業運転開始)した8000系が、30周年を迎えています。
デビュー30周年を記念して、トップナンバー(神戸線所属:8000☓8両)編成にステッカーにて前面窓下飾り帯、Hマーク、旧社章 を貼り付けてデビュー当時のスタイルに復元し、両先頭車両に30周年記念の2種類のヘッドマークを提出した記念列車として、2月28日まで運行されています。
それ以降の期間(4月16日(火)まで)は、ヘッドマークの無い、純粋なデビュー当時のスタイルで運行されます。
この8000系は、1988年に竣工し、翌1989年1月1日の梅田駅宝塚線9時42分発の・初詣臨時特急下り列車として営業運転開始を始めました。1987年の会社創立80周年を契機に 7000系 の後継として登場した新形式車両でした。
1965年にデビューした2000系シリーズから約30年ぶりに前面デザインのフルモデルチェンジが行なわれ、阪急の量産車として初めてVVVFインバーター制御を採用。車内にはパワーウインドウ・非常通話装置をはじめとした数々の新機軸を採用した革新的な車両としてデビューしました。その後、セミクロス車両の登場や前面スタイルが変化するなど、新造車のバリエーションが多い車系となりました。
< 「京とれいん 雅洛」(画像:阪急電鉄) >
阪急電鉄は2019年2月8日(金)、観光特急「京とれいん」の2編成目となる 「京とれいん 雅洛(がらく)」 を3月23日(土)から運行すると発表しています。現行の観光特急『京とれいん』は、「お客様を京都までお運びする列車」ということから『京とれいん』と名づけ、「和モダン・京町家」をイメージした内装に仕立てて、2011年3月から梅田~河原町間で運行しています(土・日曜・祝日のみ)。
7000系電車6両を改造。「ご乗車されたときから京都気分」をコンセプトに、現行「京とれいん」のイメージを継承しつつ、「京都」を五感で感じ取ってもらうデザインになっています。
6両編成(各車両とも片側2ドア)。1両ごとに季節を定め、外観にはその季節にあった京都を感じさせる植物のデザインを、車内には日本を象徴する代表的な花である桜や日本の伝統文様を用いた多種多様なデザインを施しています。
「京とれいん 雅洛」は普通運賃のみで乗車可能。予約も不要です。土休日に快速特急として運転。途中は十三、淡路、桂、烏丸に停車します。デビュー列車は3月23日(土)の梅田9時32分発です。
< 「めでたいでんしゃ」のこどもイメージ(画像:南海電鉄) >
南海電鉄は、加太線の観光列車「めでたいでんしゃ」の夫婦2篇成にこのたび「こども」が誕生し、3月31日(日)から運行を開始すると発表しています。
同社は2014年11月から、加太線沿線の魅力を発信する「加太さかな線プロジェクト」を進めています。この一環として、7100系電車をリニューアルし、「加太の鯛(たい)」と「淡嶋神社の縁結び」をイメージしたピンク色の「めでたいでんしゃ さち」を2016年4月から運行。さらに、加太の海をイメージし、車内外に海の生き物や仕掛けを施した 水色の「めでたいでんしゃ かい」 を2017年10月から運行しています。
2018年11月には結婚イベントが開かれ、「さち」と「かい」は「夫婦」に。2019年1月には初めて連結して1編成となり、南海本線へ「新婚旅行」に出かけました。
今回誕生する「こども」の「めでたいでんしゃ」も、これまでの2編成と同様、7100系電車1編成(2両)に装飾が施されます。外装は縁起物などに使用される赤色とし、「加太の鯛」を連想させるうろこ柄をデザイン。内装は縁起物を散りばめ、「良い縁起」と「愛」を演出するデザインにするといいます。
木目調の床にはあみだくじが描かれ、魚の数で運勢を占えます。つり革は魚やカメ、フグの形をした木製のものを採用。つり革ホルダーの裏側には、おみくじが付いています。
JR東日本は8日、次世代新幹線開発に向け製作中の 新型試験車両「E956」愛称「ALFAーX(アルファエックス)」 を、山口県下松市の日立製作所笠戸事業所で報道関係者に公開しています。
10両編成のうち先端部分の「鼻」が長さ約22メートルある10号車で、完成時期は今年5月を見込んでいます。
JR東日本によりますと、「ALFAーX(アルファエックス)」は川崎重工業が1~6号車、日立が7~10号車の製造を担当。1号車 は鼻が約16メートルあり、両端を異なる形状にすることで、トンネル進入時の車体への圧力などの違いを分析する意図が持たれています。
新幹線の最高時速は現在320キロで、JR東日本は40キロアップを目指しています。
熊本県和水町 出身のマラソン選手、<金栗四三> を主人公にしたNHK大河ドラマ「いだてん」の放送開始を受け、JR九州は2月7日から5月上旬まで、登場人物の写真をラッピングした九州新幹線の運行を始め、7日には博多駅で出発式が顔際されました。
「つばめ」・「さくら」として博多~鹿児島中央を走る800系の1編成。全6両の車体に「金栗」を演じる<中村勘九郎>さんをはじめ、妻「春野スヤ」役の <綾瀬はるか> さん、「古今亭志ん生」役の<ビートたけし>さんら出演者6人の写真と番組名があしらわれています。
大河ドラマのラッピング列車は、九州新幹線では昨年の 「西郷[せご]どん」 続き2回目になります。
JR九州は2019年2月6日(水)、新型821系電車の営業運転を3月16日(土)から開始すると発表しました。
おもな運転区間は鹿児島本線の小倉~荒尾間です。821系電車3両と811系電車4両を連結して、7両編成で普通・区間快速・快速列車として運転されます(一部列車は821系3両のみで運転)。
821系は炭化ケイ素(SiC)という新しいタイプの半導体をモーターの制御装置に採用。普通列車などに使用している現行の415系電車に比べて消費電力量を約70%低減できるといいます。座席は窓に背を向けて座るロングシートで、1人あたりの座席幅を拡大。車内には、ベビーカーや車いす用のスペースが1編成につき2か所設けられたほか、4か国語対応の案内表示器を設置。車外には、足元を照らすライトがドア近くに設置されました。
設計上の最高速度は120㎞/h。定員は3両編成で407人(うち座席137人)です。
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