中国の伝統芸能である獅子舞の演者を夢見る少年たちの姿を描いた長編アニメーション『雄獅少年 少年とそらに舞う獅子』が、2022年4月29日より公開されます。
2世紀ごろ魏晋南北朝時代の中国大陸が発祥とされる獅子舞。現代中国の獅子舞は、前足を担当する1人と、背中と後ろ足を担当するもう1人が獅子となり、そこに楽団も加わって、旧正月や店舗の開店祝いの場などで「招福駆邪」として演じられます。
広東の田舎で暮らす少年「チュン」は家が貧しく、両親は長年にわたり都会の広州に出稼ぎしていました。ある時、自分と同じ名をもつ獅子舞の演者の女の子と知り合ったことをきっかけに、「チュン」は獅子舞の世界にあこがれを抱くようになります。
かわいい女の子を目当てに「チュン」に誘われ参加した「マオ」、そして「マオ」の知り合いの「ゴウ」とともに獅子舞チームを結成した「チュン」は、若いころは町一番の獅子舞の踊り手だったという干物屋の店主「チャン」に師事し、獅子舞の演者として成長していきます。
創作集団「CLAMP」の大ヒットコミック『xxxHOLiC』(『週刊ヤングマガジン』2003年13号~2010年16号・『別冊少年マガジン』2010年7月号~2011年3月号)を、『ヘルタースケルター』(2012年)・『Dinerダイナー』(2019年)・『人間失格 太宰治と3人の女たち』(2019年)などの監督を務めた写真家の<蜷川実花>が実写映画化した『ホリック xxxHOLiC』が、2022年4月29日より全国で公開されます。
人の心の闇に寄り憑く〈アヤカシ〉が見えてしまう男子高校生「四月一日君尋(ワタヌキ・キミヒロ)」。その能力のせいで孤独な人生を歩んできた彼は、能力を消し去って普通の生活を送りたいと願っていました。
そんなある日、一匹の蝶に導かれて不思議な〈ミセ〉にたどり着いた彼は、妖しく美しい女主人「壱原侑子」に出会います。「侑子」は「四月一日」のどんな願いでもかなえてくれると言い、その対価として彼の〈一番大切なもの〉を差し出すよう求めます。侑子のもとで暮らしながらミセを手伝うことになった四月一日は、様々な悩みを抱えた人たちと出会ううちに、思わぬ大事件に巻き込まれていくのでした。
孤独な高校生「四月一日」を<神木隆之介>、ミセの女主人「侑子」を<柴咲コウ>が演じています。『センセイ君主』の<吉田恵里香>が脚本、『ミッドナイトスワン』の<渋谷慶一郎>が音楽を担当しています。
こんや<19:00>より「BS12トゥエルビ」にて、1971年から放映され幅広く支持されている怪盗アニメが、1993年7月23日『金曜ロードショー』にてTVスペシャルとして新たにシリーズ化された第5弾『ルパン三世TVSP ルパン暗殺指令』の放送があります。
ICPOからの通達によって、「銭形警部」は長らく務めていた「ルパン」の専従捜査官の職を解任されてしまいます。傷心の「とっつぁん」を連れて「ルパン」たちが目指すのは、武器密売組織ショットシェルの壊滅及び資金強奪でした。
そのための段取りとしてロシアの原子力潜水艦イワノフを奪取、その操縦をショットシェルに狙われていた才女「カレン」に依頼しますが、「カレン」にとって「次元」は父の仇だったらしく、しかも「銭形」の後任としてICPOの命を受けた元傭兵「キース」は容赦なく「ルパン」たちを追い詰めます。
前4作までの監督(監修)の<出崎統>に代わり、TVシリーズ第一作の前半を演出しマニアから高い評価を受けていた<おおすみ正秋>を、22年振りに監督として起用。「次元」や「五ェ門」の死を匂わせるその展開から、TVスペシャル完結を意識したハードな内容となっています。
出演は、「ルパン三世」に< 山田康雄>、「次元大介」に<小林清志>、「峰不二子」に< 増山江威子>、「石川五ェ門」に<井上真樹夫>、「銭形警部」に<納谷悟朗>、「カレン」に< 田中敦子>、「キース」に<石塚運昇>が声を当てています。
今夜<18:55>より「BSテレ東」にて、1994年アメリカ製作の『原題:The River Wild』が、邦題『激流』として1995年4月22日より公開されました作品の放送があります。
夫との離婚を考えていた「ゲイル」は、息子「ローク」の誕生日に故郷でのリバー・ツーリングを計画。夫の「トム」も加わり、「ゲイル」のガイドで川下りが始まります。
一方、彼らと同行した青年「ウェイド」がやがて本性を現していきます。「ウェイド」は強盗と殺人を犯した逃亡犯でした。
「ウェイド」一味は一家を人質にして危険な急流を下ろうとします。家族に襲いかかる恐怖、そしてそのサバイバルを描いたアクション・アドベンチャー。
出演は「ゲイル」に<メリル・ストリープ>、「トム」に<デビッド・ストラザーン>、「ウェイド」に<ケビン・ベーコン>が扮し、監督は、<カーティス・ハンソン>が務めています。
オムニバス映画『明日になれば~アフガニスタン、女たちの決断~』が、2022年5月6日より全国で順次公開されますが、予告編が解禁となっています。
2021年8月、イスラム原理主義組織タリバンによって制圧され、女性権利の向上に取り組む〈女性問題省〉が廃止となったアフガニスタン。3月23日に女子中等教育が再開されると発表があったものの、当日に延期されたことも記憶に新しい出来事です。
首都カブールで全編撮影された本作の予告編には、抑圧される3人の女性の姿を収録。義父母の面倒を見ながら家事に追われる孤独な妊婦「ハヴァ」、7年間浮気し続けた夫との離婚を決意するも妊娠が発覚したニュースキャスター「ミリアム」、妊娠発覚と同時に姿を消した恋人がいながらいとこのプロポーズを受け入れる18歳の少女「アイーシャ」の姿が映し出されています。
本作の監督を務めたのはアフガニスタン映画機構(Afghan Film Organization)初の女性会長、<サハラ・カリミ>です。タリバンがカブールを制圧した際、ウクライナの大統領<ゼレンスキー>が彼女をウクライナに難民として受け入れたという経緯から、本作の収益の一部は復興支援のためにウクライナ大使館に寄付されなす。
『チェイサー』(2008年)・『哭声/コクソン』(2016年)で、その名を轟かせた韓国映画界が誇る<ナ・ホンジン>が原案・プロデュースした『THE MEDIUM(英題)』が、『女神の継承』の邦題で、2022年7月29日より全国公開が決定しています。「祈りの先に 救いはあるのか。」とともに、呪詛が記された布を被る奇妙なシルエットが写ったティザーポスタービジュアルが公開されています。
本作は、カンヌ国際映画祭に出品され、世界中の度肝を抜いた『哭声/コクソン』の続編として、<ファン・ジョンミン>(『ただ悪より救いたまえ』・『ベテラン』)が怪演したタイの祈祷師「イルグァン」をモチーフに、本作へと受け継がれ、『哭声/コクソン』のアナザー・バージョンとも言える衝撃作が完成しています。タイ東北部イサーン地方を舞台にした本作は、深い森や神秘的な洞窟、エキゾチックな儀式を余すところなくカメラに収め、観る者を社会の常識が通用しない戦慄の秘境へと誘います。
<ナ・ホンジン>が、プロデューサーとして監督に抜てきしたのは、タイでは『アバター』(2009年)・『アナと雪の女王』(2013年)を超え、異例の1000万人を超える動員となり、タイ歴代興行収入第1位をたたき出した『愛しのゴースト』(2014年)のタイ出身監督<バンジョン・ピサンタナクーン>です。
本作がプレミア上映された2021年プチョン国際ファンタスティック映画祭では、わずか〈26秒〉でオンラインチケットが即完売。同映画祭では、最優秀長編映画賞を受賞しています。またその後も、ホラー作品にも関わらず、米アカデミー賞国際長編映画賞タイ代表に選出され、韓国劇場公開では、青少年観覧不可(映倫区分R18+相応)でありながら、マーベル・スタジオ『ブラック・ウィドウ』を抑え、興行収入初登場第1位を記録。いよいよこの夏、世界を震撼させたホラー映画が日本で公開されます。
今夜<21:00>より「BS-TBS」にて、「007」シリーズ第23作目として2012年アメリカ製作の『原題:Skyfall』が、邦題『007/スカイフォール』として2012年12月1日より公開されました作品の放送があります。
MI6のエージェントの「ジェームズ・ボンド」(ダニエル・クレイグ)は、NATOの諜報部員の情報が記録されているハードドライブを強奪した敵のアジトを特定し、トルコのイスタンブールに降り立ちます。その組織をあと少しのところまで追い詰めるも、同僚の「ロンソン」が傷を負ってしまいます。上司の「M」(ジュディ・デンチ)からは、敵の追跡を最優先にとの指令が入り、後から駆け付けたアシスタントエージェントの「イヴ」(ナオミ・ハリス)と共に、敵を追跡するボンドでした。
上司「M」との信頼が揺らぐ事態が発生する中、世界的ネットワークを誇る悪の犯罪組織と「ボンド」が壮絶な戦いを繰り広げます。
『007/カジノ・ロワイヤル』から<ダニエル・クレイグ>が続投して「ボンド」を演じています。監督は<サム・メンデス>が務め、共演には<ハビエル・バルデム>、『シンドラーのリスト』の<レイフ・ファインズ>らが出演、ボンドガールは仏女優<ベレニス・マーロウ>と英女優<ナオミ・ハリス>が出演。
今夜<19:00>より「BS12トゥエルビ」にて、2000年アメリカ・中国合作製作の『原題:臥虎藏龍 Crouching Tiger, Hidden Dragon』が、邦題『グリーン・デスティニー』として2000年11月3日より公開されました作品の放送があります。
剣の英雄たちが群雄割拠する時代。天下の名剣〈グリーン・デスティニー〉の使い手としてその名を轟かせる英雄「リ-・ムンバイ」と女弟子「ユー・シューリン」は、心惹かれ合いながらも長い間人々のため正義に生きてきました。「リー」は剣を置く決意をして〈グリーン・デスティニー〉を「ユー」に託し、依頼された北京の「ティエ」氏に無事剣を届けた「ユー」は、そこで貴族の娘「イェン」と出会います。その夜、〈グリーン・デスティニー〉が何者かに盗まれ、「ユー」は「イェン」を疑い彼女の家を訪ねます。
「リ-・ムンバイ」に<チョウ・ユンファ>、「ユー・シューリン」に<ミシェール・ヨー>、「イェン」に<チャン・ツィイー>が扮し、<アン・リー>が監督を務め、特撮を駆使して達人たちの激闘を描くアクション大作です。
第73回アカデミー賞では英語以外の言語による作品ながら作品賞ほか10部門で候補にあがり(監督、脚色、撮影、編集、美術、衣装デザイン、作曲、歌曲、外国語映画)、外国語映画賞など4部門を受賞した作品です。
今夜<18:30>より「BSテレ東」にて、1981年12月28日より公開されました「男はつらいよ」シリーズ第28作目の『男はつらいよ 寅次郎紙風船』の放送があります。
大分県・夜明の旅館で寅さんは相部屋となった家出娘「愛子」(岸本 加世子)と旅する羽目になります。
そんなある日、テキヤ仲間の「カラスの常三郎」(小沢昭一)の女房「光枝」(音無紀美子)から縁日で声を掛けられ「常三郎」が病気だと告げられ、寅さんが見舞うと、「俺が死んだら光枝を嫁に」と意外なことを言われてしまいます。やがて「常三郎」な亡くなり、「光枝」が上京してきます。
寅さんと珍道中を繰り広げる「愛子」には、漁師の兄「健吉」(地井武男)がいますが、もう一つの「あにいもうと」物語が展開される作品です
フランスの俳優・映画製作者の<ジャック・ペラン>さんが21日、パリで80歳で亡くなられています。死因は明らかにされていません。
1941年7月13日 パリ生まれ。1960年の『真実』以降、多数の映画作品に出演。『鞄を持った女』(1961年・監督:ヴァレリオ・ズルリーニ)で主演の<クラウディア・カルディナーレ>の相手役を務めています。<ジャック・ドゥミ>監督の『ロシュフォールの恋人たち』(1967年)では主演の<カトリーヌ・ドヌーブ>と共演しました。
1989年・アカデミー外国語映画賞に輝いた『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988年・監督:ジュゼッペ・トルナトーレ)で少年時代の思い出を回想する映画監督「サルヴァトーレ」役を演じました。映画製作者としても活躍し、共同製作した『Z』(1969年)はアカデミー外国語映画賞を獲得しています。
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