<白石和彌>監督による初の長編作品『凶悪』が2013年9月21日より全国にて順次公開されます。
死刑囚の告発をもとに、雑誌ジャーナリストが未解決の殺人事件を暴いていく過程をつづったベストセラーノンフィクション『凶悪 ある死刑囚の告発』(新潮45編集部編)を映画化した作品です。
取材のため東京拘置所でヤクザの死刑囚「須藤順次」と面会した雑誌ジャーナリストの「藤井修一」は、「須藤」が死刑判決を受けた事件のほかに、3つの殺人に関与しており、そのすべてに「先生(木村文雄)と」呼ばれる首謀者がいるという告白を受ける。「須藤」は「先生」がのうのうと生きていることが許せず、「藤井」に「先生」の存在を記事にして世に暴くよう依頼。「藤井」が調査を進めると、やがて恐るべき凶悪事件の真相が明らかになっていきます。
ジャーナリストとしての使命感と狂気の間で揺れ動く「藤井」役を<山田孝之>、死刑囚「須藤」を<ピエール瀧>が演じ、「先生(木村文雄)」役で<リリー・フランキー>が初の悪役に挑みます。他に「藤井洋子」役に<池脇千鶴>が出演しています。
故<若松孝二>監督(1936年4月1日~2012年10月17日)に師事した<白石和彌>(39)が監督を務めています。
NHK番組『猫のしっぽカエルの手 京都大原ベニシアの手づくり暮らし』(2009年4月5日~)で知られる京都在住のイギリス人女性<ベニシア・スタンリー・スミス>の暮らしを捉えたドキュメンタリー『ベニシアさんの四季の庭』が、2013年9月14日より全国で公開されます。
由緒正しい英国貴族の家系に生まれながらも、19歳で放浪の旅に出かけ、大原の山裾にたたずむ古民家での暮らしを選んだハーブ研究家<ベニシア>さんです。
日本の春夏秋冬にイギリスの伝統を散りばめたベニシア流の「手づくりで丁寧な生活」を追うとともに、彼女の知られざるエピソードを通し、そのしなやかな心の秘密に、監督を務めた<菅原和彦 >が迫ります。
2010年に公開され全米ヒットを記録したユニバーサル・ピクチャーズ/イルミネーション・エンターテインメント製作『怪盗グルーの月泥棒 3D』のシリーズ第2作原題『Despicable Me 2』が、邦題『怪盗グルーとミニオン危機一髪』として、2013年9月14日より全国で公開されます。
月泥棒の偉業を成し遂げ、孤児3姉妹の父親となった「グルー」は、悪党稼業から足を洗い、世界レベルで悪と戦う超極秘組織「反悪人同盟」の捜査官として活動していました。
そんなある日、「グルー」の仲間で、バナナが大好物の謎の黄色い生物「ミニオン」たちが、何者かに誘拐されてしまいます。「グルー」は3姉妹と相棒の美人捜査官「ルーシー」とともに「ミニオン」を助け出すため冒険に出ていきます。
23歳の気鋭カナダ人監督<グザビエ・ドラン>が、女性になりたい男性とその恋人の10年にわたる愛を描いたラブストーリー『わたしはロランス』が、2013年9月7日より全国で公開されます。
モントリオールで暮らす国語教師「ロランス」は、恋人「フレッド」に「女になりたい」と告白します。そんな「ロランス」を非難しながらも、彼の最大の理解者になることを決意する「フレッド」でしたが。
「ロランス」役に『ぼくを葬る』(2005年・監督:フランソワ・オゾン)の<メルビル・プポー>。「フレッド」役の<スザンヌ・クレマン>がカンヌ映画祭ある視点部門で最優秀女優賞に輝いています。
第146回芥川賞受賞を受賞した<田中慎弥>の小 『共喰い』(2012年1月27日・集英社刊)を、『EUREKA』・『東京公園』の<青山真治>監督が映画化した『共喰い』が2013年9月7日より全国で公開されます。
山口県下関市を舞台に、高校生の「遠馬」、暴力的な性癖を持つ父、その愛人「琴子」らが繰り広げるひと夏の出来事を、原作とは異なる映画オリジナルのエンディングとともに描き出しています。
昭和63年、山口県下関市の「川辺」と呼ばれる場所で父親とその愛人と3人で暮らす高校生の「遠馬」は、性行為の際に相手の女性を殴るという粗暴な性癖をもつ父親を忌み嫌っていました。しかし、17歳の誕生日を迎えた日、幼なじみの「千草」と初めて交わった「遠馬」は、自分にも粗野な父親と同じ血が流れていることを自覚させられます。
主人公の「遠馬」を演じるのは、『仮面ライダーW』・『王様とボク』などで注目を集める若手俳優<菅田将暉>、父の「円」役に<光石研>、愛人「琴子」役に<篠原友希子>、「千種」役に<木下美咲>らが演じています。
『オールド・ボーイ』(2003年・監督: パク・チャヌク)の<チェ・ミンシク>と『チェイサー』(2008年・監督: ナ・ホンジン)の<ハ・ジョンウ>が共演した原題『Nameless Gangster』のクライムドラマが邦題『悪いやつら』にて、2013年8月31日より全国で公開されます。
堅気でもヤクザでもない「バンダル(ハンパ者)」と、裏社会に君臨するカリスマの生き残りをかけた攻防を描いています。1982年、賄賂でクビになった元税関職員の「イクヒョン」は、遠い親戚に裏社会の若きボス、「ヒョンベ」がいることを知り、そのコネを使い、狡猾な交渉術を駆使して裏社会でのし上がろうとします。
「イクヒョン」の頭脳と「ヒョンベ」の力があわさり、2人は釜山の裏社会を席巻しますが、1990年、「ノ・テウ」大統領が「犯罪との戦争」を宣言し、犯罪組織の一掃に本腰を入れはじめたことをきっかけに、2人の間にも亀裂が生じはじめます。
「イクヒョン」に<チェ・ミンシク>、、「ヒョンベ」に<ハ・ジョンウ>が扮し、監督は<コン・ションビン>が務めています。
2009年5月公開の前作『スタートレック』に引き続き<J・J・エイブラムス>が監督を務めた続編『スタートレック イントゥ・ダークネス』が、2013年8月23日より全国で公開されます。
前作に続き、<クリス・パイン>や<ザカリー・クイント>、<ゾーイ・サルダナ>らも続投しています。
謎の男によって混乱にさらされる地球の命運に加え、「カーク」船長率いる「USSエンタープライズ」最大の危機を描いています。冷酷な悪役を、『裏切りのサーカス』の<ベネディクト・カンバーバッチ>が演じ。人類の未来を懸けた壮大な戦闘に加え、人間味あふれる物語が展開します。
西暦2259年、「カーク」(クリス・パイン)が指揮する「USSエンタープライズ」は、未知の惑星の探索中に巨大な地殻変動に遭遇。彼は深刻なルール違反を犯してまで原住民と副長「スポック」(ザカリー・クイント)を救おうと試みますが、地球に戻ると船長を解任されてしまいます。
ちょうど同じ頃、ロンドンの宇宙艦隊データ基地が何者かによって破壊されてしまいます。
『インデペンデンス・デイ』(1996年)や『2012』(2009年)の<ローランド・エメリッヒ>監督が、謎の組織にホワイトハウスが乗っ取られ、ワシントンD.C.が危機に陥る様子を描くアクション大作『ホワイトハウス・ダウン』が、2013年8月16日より全国で公開されます。
議会警察官の「ジョン・ケイル」は、大統領のシークレットサービスになるため面接試験を受けますが不採用となってしまいます。幼い娘をがっかりさせたくないと、「ジョン」は娘をホワイトハウスの見学ツアーに連れ出しますが、その時、謎の武装集団がホワイトハウスを襲撃、占拠するという前代未聞の事態が発生します。
政府が大混乱に陥る中、「ジョン」は大統領や娘、そして合衆国の命運をかけた戦いに身を投じます。主人公の警察官「ジョン・ケイル」役に『G.I.ジョー』(2009年・監督: スティーヴン・ソマーズ)の<チャニング・テイタム>、米大統領役に『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012年・監督: クエンティン・タランティーノ)の<ジェイミー・フォックス<が演じています。
「XーMEN」シリーズの人気キャラクターで<ヒュー・ジャックマン>が演じる「ウルヴァリン」を主人公とした 『ウルヴァリン:XーMEN ZERO』 (2009年)に続くシリーズ第2弾『ウルヴァリン:SAMURAI』が、2013年8月13日より全国で公開されます。
カナダで隠遁生活を送っていた「ウルヴァリン」は、ある因縁で結ばれた大物実業家「矢志田」に請われて日本を訪れます。しかし、重病を患っていた「矢志田」はほどなくして死去。「ウルヴァリン」は「矢志田」の孫娘「マリコ」と恋に落ちますが、何者かの陰謀により不死身の治癒能力を失うというかつてない状況に追い込まれてしまいます。
日本が主な舞台となり、本格的な日本ロケも敢行されました。「マリコ」役の<TAO>、「ウルヴァリン」を日本へと導く「ユキオ」役の<福島リラ>、「矢志田」の息子「シンゲン」を演じる<真田広之>ら、日本人キャストも多数出演しています。
監督は『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』や『ナイト&デイ』の<ジェームズ・マンゴールド>が務めています。
<アンジェリーナ・ジョリー>の初監督作で、ボスニア・ヘルツェゴビナの紛争で敵同士となってしまった恋人たちの姿を描いた『最愛の大地』が、2013年8月10日より公開されます。
1992年、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が勃発し、敵対するセルビア人の兵士に捕らえられた女性「アイラ」は、収容所に収監されます。女性として屈辱的な日々を送る「アイラ」を見かねた元恋人の将校「ダニエル」は、「アイラ」に画家として肖像画を描かせる任務を与え、「アイラ」はそれによって地獄のような日々から一時的に解放されます。
肖像画を制作する過程で、2人は次第にかつての愛情を取り戻していきますが、内戦はさらに激化していきます。紛争で実際に被害にあった人々の証言をもとに<アンジェリーナ・ジョリー>が自ら脚本を手掛けています。
「アイラ」に<ザーナ・マリアノビッチ>、「ダニエル」に<ゴラン・コスティック>が扮しています。
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