『ワイルド・ローズ』@<トム・ハーパー>監督
1月
14日
2019年のナショナル・ボード・オブ・レビュー賞インディペンデント映画トップ10に選出された本作。主人公はスコットランドのグラスゴーを出て、カントリー歌手になることを夢見る「ローズ=リン・ハーラン」です。刑務所から出たばかりで、2人の子供を抱えるシングルマザーの「ローズ」。夢と現実、そして家族のはざまでもがき苦しむ彼女が、卓越した歌唱力と型破りなカリスマ性で一歩ずつ夢に近付いていくさまを描き出します。主題歌『Glasgow』は米アカデミー賞主題歌賞のショートリストに選ばれています。
「ローズ」を演じたのは、2017年に英国アカデミー賞のブレイクスルー・ブリッツ(有望な新人)に選ばれた<ジェシー・バックリー>(30)。ドラマ「戦争と平和」に続いて<トム・ハーパー>と組んだ彼女は、本作の演技で同賞の主演女優賞にノミネートされており、 『ジュディ 虹の彼方に』 (2020年・監督:ルパート・グールド) ・ 『ドクター・ドリトル』 (2020年・監督:スティーヴン・ギャガン)といった出演作も控えています。
また『リトル・ダンサー』(2000年・監督:スティーブン・ダルドリー)の<ジュリー・ウォルターズ>(69)が「ローズ」の母親、『ホテル・ルワンダ』(2004年・監督:テリー・ジョージ)の<ソフィー・オコネドー>(51)が「ローズ」に手を差し伸べる資産家「スザンナ」を演じています。