『ポルトガル、夏の終わり』@<アイラ・サックス>監督
3月
19日
第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された本作。<イザベル・ユペール>扮する死期を悟った女優「フランキー」がポルトガルの世界遺産の町シントラを訪れ、一族や親友と休暇を過ごすさまが美しく幻想的な風景とともに映し出されていきます。
監督を務めた<アイラ・サックス>(54)のニューヨークを舞台に同性婚の合法化を受けてようやく結婚したゲイの熟年カップルが辿る運命の変転を描いた 『人生は小説よりも奇なり』 (2014年)に惚れ込んだ<イザベル・ユペール>がラブコールを送り、それを受けた<アイラ・サックス>が彼女のために本作の脚本を書き下ろし、監督を務めました。
公開中の予告編は、トップレスでプールを優雅に泳ぐ「フランキー」の姿から始まっています。「フランキー」は自身の亡きあとも愛する者たちが問題なく暮らせるよう、すべての段取りを整えようとしますが、それぞれ訳ありな家族の問題や悩みが次第に明らかになっていきます。 『ロンドン、人生はじめます』 (2017年・監督: ジョエル・ホプキンス)の<ブレンダン・グリーソン>、『人生は小説よりも奇なり』の<マリサ・トメイ>、 『2重螺旋の恋人』 (2017年・監督: フランソワ・オゾン)の<ジェレミー・レニエ>、『リトル・ミス・サンシャイン』(2006年・監督: ヴァレリー・ファリス、 ジョナサン・デイトン)の<グレッグ・キニア>らも出演しています。