『百円の恋』@<武正晴>監督
12月
10日
不器用でどん底の生活を送っていた女性が、ボクシングを通して変化していく姿を描いています。実家でひきこもり生活を送る32歳の「一子」(安東サクラ)は、離婚して出戻ってきた妹「二三子」(早織)とケンカしてしまい、やけになって一人暮らしを始めます。100円ショップで深夜勤務の職にありついた「一子」は、その帰り道に通るボクシングジムで寡黙に練習を続ける中年ボクサーの「狩野祐二」(新井浩文)と出会い、恋をします。しかし幸せも長くは続かず、そんな日々の中で「一子」は自らもボクシングを始めます。
2014年・第27回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門で作品賞を受賞。米アカデミー賞の外国語映画賞日本代表作品に選出されるなど高い評価を受け、第39回日本アカデミー賞では最優秀主演女優賞、最優秀脚本賞を受賞した作品です。