カウンターには、色々と肴が並んでいましたが、今宵は「アジフライ」(200円)です。
以前にも 「アジフライ」 (150円)を一度食べていますが、今回のは小ぶりのためか、2個で(200円)でした。
あまり知られていませんが、一応「鯵」にも、体長により呼び名が変わり、15~20センチ程度を「ゼンゴ」、20~25センチで「コアジ」と呼び、40センチほどに成長しますが、大きすぎるモノよりも中型程度が美味しいように感じます。
産卵期が長い魚として国内のどこかしこで捕れ、季節を問わずに楽しめる魚の一つです。
チョウ目(鱗翅目)セセリチョウ科の「蝶」は、花などで吸い蜜行為を行っているときに後翅を水平に、前翅を垂直にしているときがよくあります。
どの「セセリチョウ」の種なのか、 「キマダラセセリ」 のように白銀の点模様がない種もありますが、普通は裏翅の白銀の点模様の形で見分けるのが一般的です。
今回「インパチェンス」の花で吸い蜜行為をしている「セセリチョウ」を見つけましたが、後翅の表側に白銀の点模様がありませんので、【チャバネセセリ】と同定しました。
「イチモンジセセリ」は、裏翅の白銀の点模様が【チャバネセセリ】に比べて大きいためか、後翅の表に 白銀の点模様 が入ります。
お花好きの方のお庭だと思いますが、たくさんの植物が栽培されているなか、草丈2メートルほどの「ダリア」があり、頂に花径20センチばかりの見事な赤紅色の花を咲かせていました。
お世話されている方の手入れもいいのでしょう、「直植えのダリアはすごいなぁ~」と眺めておりましたら、「セセリチョウ」が吸い蜜に訪れてきました。
柵から2メートルほど先に「ダリア」は植えられており、コンパクトデジカメのズームでの撮影ですので、【チャバネセセリ】を大きく写すことはできませんでしたが、その分りっぱな「ダリア」の花姿がわかると思います。
10月に入り、蝶の姿も見かけなくなりますが、この時期素早い速さで元気に飛んでいるのが「セセリチョウ」達です。
よく見かける「セセリチョウ」は「イチモンジセセリ」や「チャバネセセリ」ですが、裏翅の模様が橙色~褐色の斑模様をしていますのでよく目立ちます。
チョウ目(鱗翅目)セセリチョウ科セセリチョウ亜科に分類され、キマダラセセリ族としては、日本ではこの一種だけです。
アゲハ類では<春型>に比べ<夏型>の方が大きくなりますが、本種では<夏型>の方が小型になる特徴を持っています。
翅と後脚を擦り合せて、「ジキッ ジキジキジキ」と鳴く【ヒナバッタ】は、バッタ科ヒナバッタ亜科ヒナバッタ属に分類されています。
オスの方が小さくて体長20ミリ前後、メスで25~30ミリで、前胸背側の左右2本の筋が内側に「くの字」形に曲がっている特徴を持っています。
年2回、6月頃と9月頃に成虫が発生、春の個体群が産んだ卵は1か月ほどで孵化しますが、秋の個体群が産んだ卵は土中の中で越冬、翌年の春に孵化し、この時期の個体は12月頃まで生き続けます。
つい最近、『神戸新聞』に主婦が見つけた <ピンク色のバッタ> の記事が出ており「クビキリギス」でしたが、この【ヒナバッタ】も体色が赤紅色の突然変異がたまに見られる種です。
「ローズマリー」 の蜜を吸っている【モンシロチョウ】も、いくつかの旅路の困難を乗り越えてきたのか、翅の端部がちぎれて腹部が露出、また前翅の<鱗粉>も剥がれ落ちています。
チョウ目の「蝶・蛾」は、前翅2枚後翅2枚の合計4枚の組み合わせですが、前・後翅ともほぼ同じ大きさから、前翅の方が大きい、後翅の方が大きいと<種>によって違いがあります。
翅形状の違いから飛び方にも特徴がみられ、「モンシロチョウ」はバタバタ型、 「ジャノメチョウ」 はフワフワ型、 「セセリチョウ」 は弾丸型で素早く、 「ミスジチョウ」 や 「マダラチョウ」 では時たま翅の羽ばたきを止めての滑空型です。
飛行に欠かせない「翅」ですが、また体温を調整するために体の一部(チョウ目では胸部)が伸びてきたと考えられています。
気温の低い日など、日向ぼっこで翅を広げているのは、体温を調整している姿です。
「蛾」の仲間に、冬だけに活動する 「フユシャク」 がいますが、オスは翅がありますが、メスは退化して殆ど翅がありません。温度を下げる実験では、翅のあるオスの方が早く仮死状態になり、翅が温度調整に関与していることが実証されています。
体長10ミリほどある<メス>の【イエオニグモ】が、ガラス窓の外側に網を張っていました。
コガネグモ科ヒメオニグモ属の「蜘蛛」で、 「ジョロウグモ」 ほどの体長の差はありませんが<オス>の方が小さくて体長は5~6ミリ、<メス>の体長は8~12ミリです。
全体に灰色から褐色の地味な体色で、人家の軒下などにlコガネグモ科らしく<垂直円網>を張っているのをよく見かけます。
<メス>の東京部は褐色から黒っぽく、中央は明るい色をしています。
腹部はやや幅広の倒卵形で、背面は丸く肩状突起はなく、体色の変異が多い種です。
写真では大きそうに見えますが、体長2ミリほどの大きさですので、網戸の網目も潜り抜けれる大きさかもしれない<クロバエキノコバエ>です。
ハエ目(双翅目)クロバネキノコバエ科の昆虫の総称として使われ、「クロキノコバエ」とも呼ばれています。
世界中で約2400種が記録されていますが、未分類の種も多く、5000~10000種があると考えられていますが、ハエ目の中でも研究が進んでおらず、属の定義も不十分な状況です。
体長は1~6ミリ程度、翅は透明もしくは褐色・黒色で、植物の死骸や朽木、キノコなどの菌類を餌としています。
たまに大量発生をして、世間をにぎわす「蠅」です。
餌となる小昆虫を捕えるために、驚くべき精巧な網目状の構造を作り上げますが、日本では古来よりこれを「蜘蛛の巣」と呼んできています。
一般的に「蜘蛛の巣」として多い形状は、中央から放射線状に引かれた糸に、同心円状に細かく意図が貼られた形状で、このような構造の網を<円網>と呼び、コガネグモ科・アシナガグモ科を代表します。
コガネグモ科の仲間 などは、網にジグザグ模様やX状の白い帯をつけることが多く、これは<隠れ帯>と呼ばれ、蜘蛛の姿を隠す働きがあるといわれていますが定かではありません。
また網自体、垂直に張るタイプと水平に張るタイプに分かれるのも面白い部分です。
「ジョロウグモ」 の網は、足場糸を残して縦糸が分枝し、その前後に補助の網が形成されます。また前後にも小さな網を持ち、巣全体が立体的になっています。
低空飛行しながら、砂地に着地して尾端を地面にこすり付ける動作を繰り返す【スキバツリアブ(透翅長吻虻)】の行動が、観察できました。
ハエ目(双翅目)ツリアブ科の「アブ」で、腹部に淡黄色の縞模様があり、毛深くてずんぐりとした体格をしています。
写真の後姿は、お尻を折り曲げている姿勢ですが、地表に尾端をこすり付けるようにして、腹端にある<砂室>と呼ばれる部分に小さな砂粒を吸い上げる、<尾端接触行動>と呼ばれる動作です。
この吸い上げた砂粒を卵にまぶし、地中に生息する<ハナバチ>の幼虫の近くに砂粒だと偽装して(?)産卵、<ハナバチ>の幼虫を餌として育ちます。
偽装と書きましたが、直接相手の卵に産み付け寄生するのなら、わざわざ砂粒にまぶす必要はないと考えているのですが、産卵方法の研究は進んでいないようです。
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