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夏から秋にかけてが活動期の【ホソヘリカメムシ】だと思いますが、道路で 「ノキシノブ」 の成長観察記録を撮影していましたら、隣家の城壁にとまっていました。
「エンドウ」・「インゲン」・「ダイズ」などのマメ科の植物の汁を餌とする食害虫として知られ、秋には 「ヤツデ」 の花の蜜など餌としています。
カメムシ目(半翅目)ホソヘリカメムシ科に分類され、体長は20ミリ弱、体色は茶褐色で後ろ足が長くて太く、ガニ股姿勢で、トゲが生えています。
本種の幼虫は「アリ(蟻)」に擬態した姿で、気を付けて観察しないと見分けがつきません。
あまり人見知りをしない性格なのでしょうか、近づいても「スズメ」のようにすぐに飛び立つことはありませんでした。
【ハクセキレイ(白鶺鴒)】は、スズメ目セキレイ科セキレイ属に分類される鳥類で、世界中に広く分布する「タイリクハクセキレイ」の一亜種になります。
日本では、北海道や東北地方など北部で生息している鳥でした。
近年、関東・中部地方に繁殖地を広げているようで、西日本で観察できる機会は少ないと思っていましたが、運よくまだ頬が黄色い幼鳥と遭遇できました。
成鳥は体長20センチ程度、「ムクドリ」よりもやや小さく、頭から肩・背にかけて黒色もしくは灰色をしており、腹部は白色ですが胸部が黒く、目の左右に黒色の<過眼線>が入り、また尾羽を上下に揺らすように歩く姿は、なかなかかわいらしい仕草です。
今年は【ナナホシテントウ】たちとの遭遇が少なく、 <終齢幼虫> のみのアップでした。
活動期の8月は台風の襲来が多く、雨の日が続いた影響が出ているようです。
久しぶりに赤朱色の上翅の色を目にし、今年最初で最後の遭遇かなとおもいながら、記録として撮りました。
この時期では餌となる 「アブラムシ」 たちの姿も見かけることがなく、さぞや腹を空かせているのではないかと、気になるところです。
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ここ二三日、神戸の最高気温は18~19度です。
昨日は 「コカマキリ」 をアップできましたが、11月下旬のこの時期に昆虫を見つけますと、それだけで嬉しくなります。
毎年草むらでの生態を観察できていましたが、今年は元気な姿を見つけることができずに諦めていましたが、なんとアスファルトの車道の上で【サトクダマキモドキ】を見つけました。
本来は夜行性で、生息地も地上ではなく背丈のある草の上や高い木の葉を食べています。
全身が保護色のきれいな緑色をしており、産卵管が見えませんので<オス>ですが、車にひかれてはと思い、近くの草むらに移しておきました。
名称通り体長60ミリほどの小型の【コカマキリ】が、「西洋ヨモギ」の葉の上にいました。
一瞬 「チョウセンカマキリ」 に比べて腹部が幅広ですので 「ハラビロカマキリ」 かなと思ったのですが、威嚇するために動かした前脚(鎌)の裏側の基部と腿節の内側に、黒いはっきりとした模様が見て取れましたので、【コカマキリ】だとわかりました。
ほとんどの個体は、肌色から茶褐色の体色が多いのですが、緑色や赤褐色の変異体も出現します。
林の近くの草むらや河川敷の草の生い茂った場所に生息しており、敵に合うと死んだふりをしますので、割と簡単に捕獲できます。
素早く枯葉の間を移動していましたので、ピントが甘くなりましたが、この時期にまだ活動しているという記録として残しておきたいので、ご容赦願いたいと思います。
コウチュウ目カブトムシ亜科テントウムシダシ科に分類されていますが、和名として「・・モドキ」や「・・ダマシ」と付けられているのは人間側の身勝手で、かわいそうな気がしてしまいます。
体長5~6ミリほどの大きさで、主に「キノコ」や「腐敗物」などを餌としており、前翅が光沢のある瑠璃色で光に当たりますときれいですが、本人はあまり明るいところが好きでないようです。
よく似た姿の昆虫にハムシ科の「ルリマルノミハムシ」がいますが、こちらは花に集まり花粉を餌とし、全体的に丸みを帯びた体形で大きさも4ミリと小さく、触角が鋸歯で後足が太いので見分けが付けられます。
まだまだ活動的な【オオスズメバチ(大雀蜂)】の働き蜂が、「サザンカ」の花に頭を突っ込んで蜜を採集していました。
肉食性でもありますが、熟した果物や花の蜜を炭水化物として利用します。
世界最強の蜂として、ハチ目スズメバチ科スズメバチ属に分類され、日本で生息するハチ類のなかで最も強力な毒を持ち、かつ大きな顎での攻撃性も高い種で有名です。
体長も大きく、 「女王蜂」 で40~55ミリ、「働き蜂」で30~40ミリ、「雄蜂」は30~45ミリで<毒針(産卵管)>を持っていません。
黄橙色をした頭部は蕊に隠れていますが、胸部は黒色、腹部は黄色と黒色の縞模様を持ち翅は茶色、特に尻先端が黄色く、この部分を見るだけで【オオスズメバチ】だと同定できます。
<メス>の【ジョロウグモ(女郎蜘蛛)】の 表側の模様 も独特ですが、今回は裏側からの模様です。
性的二形が顕著な蜘蛛ですので、体長をみればすぐに<メス>だとわかりますが、成熟した<メス>の腹部の表側には、幅広い黄色と青緑の横模様が入り、また腹部の裏側には色鮮やかな赤紅色の<紋>があります。
春に孵化し、<メス>は8回ほどの脱皮を経て成体となり、10月頃に成熟期を迎えます。
11月もなかば、そろそろ産卵時期を迎えるはずですが、まだまだ産卵前のメタボ体形にはなっていないようです。
今年は6月7日の『神戸新聞』に、広島や関西で【デングチョウ】が大量発生との記事が出ていましたが、わたしの周りの山間部で見かける観測数は例年と変わらない感じです。
11月半ばにもなりますと、最低気温真も10℃を切り、蝶たちにとってはそろそろ越冬準備の頃ではないかとみています。
するどく変化する独特の飛翔を見せてくれる【テングチョウ】が、運よく枝に止まってくれました。
先週アップした 秋型の<オス> の「ヤマトシジミ」が、今年最後の昆虫記かと考えていたのですが、元気な蝶たちはまだまだ活動をしているようです。
写真では大きく見えますが、体長6ミリ前後と小さなハエ目クロバエ科の「ハエ」です。
全体に深緑色で、背中に丸みがあり、翅の先端が黒くなっているのが名の由来です。
顔を正面もしくは横から見ますと<口吻>が長く、小さな体長ですので遠目からでは「ゾウムシ」かと間違えてしまいそうな形状をしています。
複眼は青緑色に輝き、筋模様がはっきりと見てとれ、 <オス> は複眼がつながっていますが、写真の【ツマグロキンバエ】は複眼が離れていますので<メス>です。
幼虫の生活環境はわかりませんが、成虫は食物や汚物にはたからずに、花の蜜を吸う生活形態です。
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