開幕まで半年@「大阪・関西万博」
10月
14日
「大阪・関西万博」の開幕まで、10月13日で半年になりました。工事の遅れが指摘されてきました海外パビリオンの建設は、開幕に間に合うよう進められていますが、全国的な関心の低さなどから、前売券の販売は低調で課題となっています。
約160の国と地域が参加する「大阪・関西万博」は、大阪 此花区の人工島・夢洲を会場に、2025年4月13日から10月13日までの半年間、開催されます。
会場では、参加国や企業などがみずから建設する70余りのパビリオンや、世界最大級の木造建築物となる「大屋根リング」の工事がピークを迎えています。会場のシンボルとされる「大屋根リング」は、8月に会場を囲むリングがつながり、現在はエレベーターの取り付け工事や芝生の整備などが進められ、来年2月までには完成する予定だということです。
工事の遅れが指摘されてきた海外パビリオンについては、独自に建設する予47か国のうち、博覧会協会によりますと、これまでに45か国が着工したということです。
13の企業やグループがパビリオンを建設しているほか、「未来の社会」をイメージした展示や自動運転によるEV=電気自動車のバス、それに「空飛ぶクルマ」の準備も進められています。
13の企業やグループがパビリオンを建設しているほか、「未来の社会」をイメージした展示や自動運転によるEV=電気自動車のバス、それに「空飛ぶクルマ」の準備も進められています。
一方、万博で国内初めての実現を目指していた「空飛ぶクルマ」は、来場者を乗せる商用運航は見送られ、運航する4つの陣営がすべて、来場者を乗せないデモ飛行を行うことになりました。
また、万博の前売券の販売状況は低調で、実施主体の博覧会協会によりますと、目標の1400万枚に対し、今月9日時点の販売実績は約714万枚と、目標の半分程度にとどまっています。