北トルコを舞台に、自由を求めて古い慣習から抜け出そうとする5人姉妹の運命を瑞々しいタッチで描いたフランス・トルコ・ドイツ合作青春ドラマ『裸足の季節』が、2016年6月11日より全国で公開されます。
10年前に事故で両親を亡くし、祖母の家で叔父たちと暮らしている5人姉妹。厳格なしつけや封建的な思想のもとで育てられた彼女たちは自由を手に入れようと奮闘しますが、やがて家族が決めた結婚相手にひとりずつ嫁がされていきます。
トルコ出身の新人<デニズ・ガムゼ・エルギュベン>が監督を務め、デビュー作ながら卓越した構成力や美しい映像が世界各地の映画祭で高く評価されました。第88回アカデミー賞(2016年2月29日)外国語映画賞にノミネートされた作品です。
『28日後...』(2002年・監督:ダニー・ボイル)・『わたしを離さないで』の脚本家<アレックス・ガーランド>が映画初監督を務め、美しい女性の姿をもった人工知能とプログラマーの心理戦を描いたSFスリラー『エクス・マキナ』が、2016年6月11日より公開されます。
世界最大手の検索エンジンで知られるブルーブック社でプログラマーとして働く「ケイレブ」は、滅多に人前に姿を現さない社長の「ネイサン」が所有する山間の別荘に滞在するチャンスを得ます。しかし、人里離れた別荘を訪ねてみると、そこで待っていたのは女性型ロボットの「エヴァ」でした。
「ケイレブ」はそこで、「エヴァ」に搭載されるという人工知能の不可思議な実験に協力することになります。
<ドーナル・グリーソン>が主人公「ケイレブ」を演じ、『リリーのすべて』 (2015年・監督:トム・フーパー)の<アリシア・ビカンダー>が美しい女性型ロボットの「エヴァ」に扮しています。<ドーナル・グリーソン>と同じく『スター・ウォーズ フォースの覚醒』に出演した<オスカー・アイザック>が「ネイサン」役を務めています。
第88回アカデミー賞で脚本賞と視覚効果賞にノミネートされ、視覚効果賞を受賞している作品です。
2014年にゴーストライター騒動で日本中の注目を集めた<佐村河内守>をとらえたドキュメンタリー『FAKE』が、2016年6月4日より公開されます。
監督は、オウム真理教を題材にした『A』・『A2』の<森達也>が務めています。
聴覚に障害を抱えながら『交響曲第1番 HIROSHIMA』などの作品を手がけたとし、「現代のベートーベン」と称された<佐村河内>でした。しかし音楽家の<新垣隆>が18年間にわたってゴーストライターを務めていたことや、<佐村河内>の耳が聞こえていることを暴露。<佐村河内>は作品が自身だけの作曲でないことを認め騒動について謝罪しましたが、<新垣隆>に対しては名誉毀損で訴える可能性があると話し、その後は沈黙を守り続けてきました。
本作では<佐村河内>の自宅で撮影を行ない、その素顔に迫るとともに、取材を申し込みに来るメディア関係者や外国人ジャーナリストらの姿も映し出しています。
『愛の小さな歴史』に続き、今作で2年連続の東京国際映画祭出品となった、中川龍太郎>監督の自伝的作品『走れ、絶望に追いつかれない速さで』が、2016年6月4日より全国で公開されます。
「漣」と青春時代を共有した親友の「薫」が死に、「薫」が描き遺した絵には中学時代の同級生「斉木環奈」の姿がありました。親友の死を受け入れられない「漣」は、「薫」にとって大切な存在であり続けた「環奈」に「薫」の死を知らせるため、彼女の元へ向かう決意をします。
主人公「漣」役に『ほとりの朔子』・『桐島、部活やめるってよ』(2012年・監督:吉田大八)の<太賀>。<中川>監督の前作『愛の小さな歴史』から引き続いての出演となる<小林竜樹>、『ドライブイン蒲生』・『愛を語れば変態ですか』の<黒川芽以。らが脇を固めています。
『図書館戦争』 (2013年)・『フリーター、家を買う。』など数多くの著作が映像化されているベストセラー作家<有川浩>による恋愛小説 『植物図鑑』 を映画化した『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』が、2016年6月4日より全国で公開されます。
「EXILE」「三代目J Soul Brothers」のパフォーマーとして活躍する<岩田剛典>と、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』や映画『バンクーバーの朝日』の実力派若手女優<高畑充希>が主演を務めています。
ごく普通のOL「河野さやか」(高畑充希)は、ある日、マンションの前で行き倒れていた青年「日下部樹」(岩田剛典)と出会います。半年間という期限付きで「樹」は「さやか」の家で暮らすことになり、料理上手で野草に詳しく、それまで知らなかった世界を優しく教えてくれる「樹」に、「さやか」は次第に惹かれていきます。
『ごくせん』・『デカワンコ』」の<森本梢子>による人気ラブコメディ漫画を<綾瀬はるか>と<斎藤工>の共演で映画化、神戸で撮影された 『高台家の人々』 が、2016年6月4日より全国で公開されます。
趣味と特技が妄想という地味で冴えないOL「木絵」の勤める会社に、名家・高台家の長男「高台光正」が転勤してきます。「光正」には、高台家に代々引き継がれている、人の心を読むテレパシー能力が備わっており、馬鹿馬鹿しくも楽しい妄想をする「木絵」と過ごす時間は、「光正」にとって癒しの時間となっていきます。
「木絵」の純粋な心に「光正」は次第に惹かれ、順調な関係を続ける「木絵」と「光正」でしたが、「木絵」の前に「高台家」の存在が大きく立ちはだかります。
主人公「木絵」役を<綾瀬はるか>が演じ、「光正」役で<斎藤工>が共演。<水原希子>、<間宮祥太朗>、<大地真央>、<市村正親>らが脇を固めています。
監督は、『映画 謎解きはディナーのあとで』 (2013年)の土方政人が務めています。
『トレーニング デイ』(2001年)などを手がけた<アントワン・フークア>監督が、ボクシング元世界チャンピオンの再起と家族の絆を描いた『サウスポー』が、2016年6月13日より全国で公開されます。
<ジェイク・ギレンホール>が主演、怒りをエネルギーに相手を倒すというスタイルでボクシング世界チャンピオンにまで上り詰めた「ビリー・ホープ」を演じています。
自身が起こした乱闘騒ぎの結果、妻を死なせてしまい、さらにはボクサーライセンスまで剥奪されてしまいます。失意のどん底にあった「ビリー」でしたが、育ての親であるトレーナー「ディック」の元を訪れ、過去の自分と向き合いながら、再びリングへ上がる道を模索していきます。
本作出演のため、6カ月におよぶトレーニングによりボクサー体型を作り上げた<ジェイク・ギレンホール>が主人公を演じ、<フォレスト・ウィテカー>、<レイチェル・マクアダムス>らが脇を固めています。
マーベルコミック原作の人気作『X-MEN』シリーズのスピンオフで、 『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』 に登場した異色のヒーロー、「デッドプール」を主役に描くアクションエンタテインメント『テッドプール』が、2016年6月1日より全国で公開されます。
好き勝手に悪い奴らをこらしめ、金を稼ぐヒーロー気取りな生活を送っていた元傭兵の「ウェイド・ウイルソン」は、恋人「ヴァネッサ」とも結婚を決意し、幸せの絶頂にいた矢先、ガンで余命宣告を受けます。
謎の組織からガンを治せると誘われた「ウェイド」は、そこで壮絶な人体実験を受け、驚異的な治癒能力と不死の肉体を得ますが、醜い身体に変えられてしまいます。「ウェイド」は、赤いコスチュームを身にまとった「デッドプール」となり、人体実験を施した張本人の「エイジャックス」の行方を追います。「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」でも同役を演じた<ライアン・レイノルズ>が、毒舌家で自己中心的という型破りなアンチヒーローの「デッドプール」に扮しています。
監督は、視覚効果分野出身で今作が初長編作となる<ティム・ミラー>が務めています。
『行け!稲中卓球部』 ・ 『ヒミズ』の<古谷実>による同名コミックを、「V6」の<森田剛>主演で実写映画化した『ヒメアノ~ル』が、2016年5月28日より全国で公開されます。
<森田剛>が、次々と殺人を重ねていく主人公の快楽殺人犯「森田正一」役を演じ、『純喫茶磯辺』
・ 『銀の匙 Silver Spoon』などを手がけた<𠮷田恵輔>が監督を務めています。
平凡な毎日に焦りを感じながら、ビルの清掃のパートタイマーとして働いている「岡田」は、同僚の「安藤」から思いを寄せるカフェの店員「ユカ」との恋のキューピッド役を頼まれます。「ユカ」が働くカフェで、高校時代に過酷ないじめに遭っていた同級生の「森田正一」と再会する「岡田」でしたが、「ユカ」から彼女が「森田」にストーキングをされている事実を知らされます。
「岡田」役を<濱田岳>、「ユカ」役を<佐津川愛美>、「安藤」役を<ムロツヨシ>がそれぞれ演じています。
18世紀の朝鮮王朝で王と王位継承者である実の息子との確執により起きたとされる史実を元にした『王の運命 歴史を変えた八日間』が、2016年6月4日より全国で公開されます。
朝鮮第21代国王・「英祖(ヨンジョ)」は、息子・「思悼(サド)」を優れた王位継承者に育てあげようとしました。しかし、芸術と武芸を好む自由奔放な青年へと成長した「思悼」に、英祖の期待は失望と怒りに転じていきます。
また「思悼」も、父と子として接することのない「英祖」に憎しみを覚えるようになります。2人の心がすれ違う中、「英祖」は実の息子を米びつに閉じ込めようとします。
父「英祖」役に<ソン・ガンホ>、息子である「思悼」役に<ユ・アイン>が扮し、監督は、『ソウォン 願い』の<イ・ジュンイク>が務めています。
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