イタリア出身の世界的な作曲家で、映画『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988年・監督: ジュゼッペ・トルナトーレ)をはじめ、数々の映画音楽を手がけ、アカデミー作曲賞も受賞した<エンニオ・モリコーネ>(1928年11月10日~2020年7月6日)さんが亡くなられています。91歳でした。
<エンニオ・モリコーネ>さんは1928年、イタリアの首都ローマで生まれ、名門の音楽院で学んだあと、作曲家として数多くの映画やテレビの音楽を手がけました。
映画に魅せられたイタリアの少年と、映写技師との心のふれあいを描いた『ニュー・シネマ・パラダイス』や、アメリカ・シカゴを舞台にギャングと捜査官との闘いを描いた『アンタッチャブル』(1987年・監督: ブライアン・デ・パルマ)などの音楽の作曲で知られ、4年前にはアメリカの西部劇、『ヘイトフル・エイト』 (2015年・監督:クエンティン・タランティーノ)でアカデミー賞の作曲賞も受賞しています。
また、2003年にはNHKの大河ドラマ、『武蔵 MUSASHI』のテーマ音楽を担当し、映画音楽の分野で日本とイタリアの交流を深めたことなどから、去年、外国人叙勲で旭日小綬章を受章しています。
本人の弁護士によりますと、<モリコーネ>さんは数日前に倒れて大たい骨を骨折し、6日未明、入院先のローマの病院で亡くなったということです。
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