『スリー・ビルボード』の<マーティン・マクドナー>が監督を務めた新作『The Banshees of Inisherin』が『イニシェリン島の精霊』の邦題で2023年1月に公開されます。
本作の舞台は1923年、アイルランドの孤島であるイニシェリン島。島民全員が顔見知りのこの平和な小さい島で、気のいい男「パードリック」は長年友情を育んできたはずだった「コルム」から突然の絶縁を告げられます。
動揺を隠せない「パードリック」でしたが、理由は不明のままです。賢明な妹「シボーン」や風変わりな隣人「ドミニク」の力を借りて事態を好転させようとするも、「コルム」から「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と宣言されてしまいます。そして、死を知らせると言い伝えられる〈精霊〉が島に降り立ちます。
主人公「パードリック」を演じたのは、2022年10月21日より『アフター・ヤン』の日本公開も控える<コリン・ファレル>です。『ヒットマンズ・レクイエム』でも<コリン・ファレル>と共演した<ブレンダン・グリーソン>が「コルム」に扮しています。「シボーン」を『スリー・ビルボード』の<ケリー・コンドン>、「ドミニク」を『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』の<バリー・コーガン>が演じています。
なお、『イニシェリン島の精霊』は、イタリア現地時間8月31日に開幕する第79回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門でワールドプレミア上映される作品です。
『サイコだけど大丈夫』の<ソ・イェジ>が主演する韓国映画『君だけが知らない』が、2022年10月28日に公開されますが、ポスタービジュアルが解禁されています。
『君だけが知らない』は、ある事故で記憶を失い、幻覚で未来が見えるようになった「スジン」を主人公とするサスペンス仕立てです。彼女の身の周りで不可解な事件が次々と起こり、「スジン」は目の前で起きていることが現実なのか妄想なのか、次第にわからなくなっていきます。「スジン」に<ソ・イェジ>、夫の「ジフン」には<キム・ガンウ>が扮しています。
監督は、『危険な関係』 (2012年)・『ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女』(2016年)などの<ホ・ジノ>のもとで長年にわたり助監督や脚本を手がけ、本作がデビュー作となる<ソ・ユミン>が務めています。
ポスタービジュアルには「記憶を失くした妻 優しすぎる夫 わたしは、誰?」というキャッチコピーとともに、物憂げな表情を浮かべ、耳を澄ませているような仕草をする「スジン」が描かれています。さらに下段には「結末を知った時、真実は逆転するー主人公は二人いる。」という意味深な文言も記されています。
この時間帯は通常<13:00>から始まります「NHK-BSプレミアム」の映画紹介をしているのですが、本日は1970年イタリア製作の『ひまわり』ということで8月6日に紹介済みですので、ご確認ください。
ということで今夜<18:30>から「BS日テレ」にて、1978年1月21日より公開されました『柳生一族の陰謀』が放送されます。
『仁義なき戦い』(1973年)の<深作欣二>が、主演に<萬屋錦之介>を据え、初めて監督した時代劇です。<萬屋錦之介>の大仰な演技や、史実を無視した荒唐無稽なストーリーが話題を呼び、<萬屋錦之介>の「夢じゃ、夢じゃ、夢でござる」は流行語となりました。
徳川二代将軍「秀忠」が病気のため急死します。三代将軍は「秀忠」の長男である「家光」が継ぐべきでしたが、「秀忠」を始め家族たちはみな次男の「忠長」を次期将軍に推していました。家光派の「松平伊豆守」は「柳生但馬守宗矩」に相談。こうして血で血を洗う権力闘争の火ぶたが切って落とされるのでした。
インド映画『響け!情熱のムリダンガム』が、2022年10月1日より公開されますが、予告編が解禁されています。
本作は、東京の荒川区西尾久にあるインド料理店「なんどり」が配給を担います。インド伝統音楽の打楽器・ムリダンガムの奏者を志す青年「ピーター」が、さまざまな障壁や困難を情熱で乗り越えていくさまを、<ラージーヴ・メーナン>が監督を務め描いています。
音楽は『スラムドッグ$ミリオネア』(2008年)・『ムトゥ 踊るマハラジャ』(1995年)の<A・R・ラフマーン>が担当し、主演は彼の甥でもある<G・V・プラカーシュ・クマール>が演じています。
解禁されました予告編には、映画スターである「ヴィジャイ」の〈推し活〉に勤しむ「ピーター」が、ある日ムリダンガム職人である父の作った楽器を巨匠が演奏するのを目にしたことから、奏者を目指す道へ情熱を傾ける姿が収められています。
なお本作は2018年の東京国際映画祭にて『世界はリズムで満ちている』のタイトルで上映された作品です。
<豊川悦司>が主演を務める映画『仕掛人・藤枝梅安』2部作(第1作は2023年2月3日、第2作は2023年4月7日より公開)の特報映像が解禁されています。
<池波正太郎>の小説を原作とした『仕掛人・藤枝梅安』は、腕のいい鍼医者と悪を葬る仕掛人という2つの顔を持つダークヒーロー「藤枝梅安」を<豊川悦司>が演じる時代劇です。
<片岡愛之助>、<菅野美穂>、<高畑淳子>、<小林薫>が2部作ともに出演し、第1作に<早乙女太一>、<柳葉敏郎>、<天海祐希>、第2作に<一ノ瀬颯>、<椎名桔平>、<佐藤浩市>がゲスト出演しています。脚本を<大森寿美男>が担当、監督を<河毛俊作>が務めています。
特報映像を手がけたのは、『シン・ゴジラ』・『シン・ウルトラマン』の監督を務めた<樋口真嗣>です。本編でも音楽を手がけた<川井憲次>が書き下ろした楽曲が流れます。
『コロンバス』(2017年)の<コゴナダ>が、<アレクサンダー・ワインスタイン>の短編小説『原題:Saying Goodbye to Yang』を原作として監督を務めた『After Yang』が、『アフター・ヤン』の邦題にて、2022年10月21日より公開されます。
「A24」が製作に携わった『アフター・ヤン』の舞台は、〈テクノ〉と呼ばれる人型AIロボットが一般家庭にも普及した未来世界です。茶葉の販売店を営む「ジェイク」、妻の「カイラ」、中国系の幼い養女「ミカ」は、つつましくも幸せな日々を送っていました。
しかしロボットの「ヤン」が突然の故障で動かなくなり、彼を兄のように慕っていた「ミカ」は塞ぎ込んでしまいます。修理の手段を模索する「ジェイク」は、「ヤン」の体内に1日ごとに数秒間の動画を撮影できるパーツが組み込まれていることを発見。そのメモリバンクの映像には、家族に向けられた「ヤン」の温かなまなざし、そして素性不明の若い女性の姿が記録されていました。
「ジェイク」を演じたのは<コリン・ファレル>。<ジョディ・ターナー=スミス>が「カイラ」、<ジャスティン・H・ミン>が「ヤン」、2011年生まれの子役<マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ>が「ミカ」に、『コロンバス』の<ヘイリー・ルー・リチャードソン>が物語の鍵を握る謎めいた女性に扮しています。
また、<坂本龍一>がテーマ曲を提供し、<Aska Matsumiya>が劇伴を担当しています。フィーチャリングソングは、<岩井俊二>の監督作『リリイ・シュシュのすべて』(2001年)で流れる楽曲『グライド』を<Mitski>がカバーしたバージョンです。
本日<13:00>より「NHK-BSプレミアム」にて、2004年ドイツ製作の『原題:Der Untergang』が、邦題『ヒトラー~最後の12日間~』として2005年7月9日より公開されていますが、本国ドイツでは映画公開自体が一つの事件として大きな社会現象を巻き起こした作品の放送があります。
独裁者<アドルフ・ヒトラー>の最期の12日間を克明に描いた実録ドラマです。<ヨアヒム・フェスト>による同名研究書、およびヒトラーの秘書を務めた<トラウドゥル・ユンゲ>の証言と回想録『私はヒトラーの秘書だった』を基に、<オリバー・ヒルシュビーゲル>が監督を務めています。
1942年、ミュンヘン出身の若い女性「トラウドゥル」は、ナチス総統「ヒトラー」の個人秘書として働くことになります。1945年4月20日ベルリンでは、「ヒトラー」は迫りくるソ連軍の砲火から逃れるため、側近たちとともにドイツ首相官邸の地下要塞に避難します。
その中には「トラウドゥル」の姿もありました。誰もがドイツの敗戦を確信していましたが、もはや「ヒトラー」は客観的な判断能力を失いつつありました。名優<ブルーノ・ガンツ>が「ヒトラー」役を演じ。「トラウドゥル」役に<アレクサンドラ・マリア・ララ>が扮しています。
<クリス・パイン>主演作『ザ・コントラクター』が、2022年10月7日より公開されますが、本予告が解禁されています。
『ザ・コントラクター』は、<クリス・パイン>演じる元特殊部隊員「ジェームス」が世界を揺るがす陰謀に挑むアクション映画です。
<ベン・フォスター>、<キーファー・サザーランド>、<エディ・マーサン>らが共演に名を連ね、スウェーデン出身の<タリク・サレー>が監督を務めています。
本予告では、生物兵器のデータを奪うという極秘任務に就いた「ジェームス」が身の安全を脅かすトラブルに巻き込まれていくさまが映し出されています。
日本では2022年9月1日より公開されます日本の新幹線が舞台の『ブレット・トレイン』が、全米&全世界興収1位を獲得しています。
<伊坂幸太郎>の小説『マリアビートル』を原作に、<ブラッド・ピット>を主演に据えて、『デッドプール2』の<デヴィッド・リーチ>監督でハリウッド映画化したミステリー・アクション超大作『ブレット・トレイン』が、現地時間5日に全米4357館で公開され、前週末3日間(8月5日~7日)で興行収入3012万5000ドル(約41億円)を稼ぎ、全米オープニングNo.1を獲得しています。(※8月8日付Box Office Mojo調べ、1ドル=135円換算、8月8日現在、以下同)。
東京から京都までの超高速列車内と停車駅を舞台に、唯一無二で壮絶なアクションを繰り広げる本作。ウケたのは全米だけでなく、海外の累計興行収入も3240万ドル(約44億円)、全米および海外の成績を合計した全世界累計興行収入は6252万5000ドル(約84億円)となり、全世界累計興行収入でも前週末のNo.1を獲得しています。
本作で<ブラッド・ピット>が演じるのは、世界一不運な殺し屋「レディバグ」。仕事中、いつも事件に巻き込まれ、自分とは無関係な人間の死に遭遇してしまうようなキャラクターです。今回のミッションは、東京発の超高速列車でブリーフケースを盗み、次の駅で降りること。簡単な仕事のはずが、次から次へと乗ってくる身に覚えのない殺し屋たちに命を狙われ、降りたくても、降りられなくなります。
乗り合わせた殺し屋は「レディバグ」合わせて10人。しかしそれは、偶然ではなく仕組まれた罠でした。終着駅の京都に近づくにつれてつながっていく10人の過去、そして因縁、物語の最後に衝撃の真実が明らかになります。
本日<13:00(14:54)>より「NHK-BSプレミアム」にて、2003年製作「東宝」配給として2003年10月4日より公開されました『陰陽師Ⅱ』の放送があります。
陰陽師「安倍清明」の活躍を描くSF時代劇シリーズとして『陰陽師』に続く第2作目となります。
平安時代。日隠れ(日食)があって以来、都では鬼が貴人たちを殺しては体の一部を喰らうと言う怪奇な事件が起こっていました。右大臣「藤原安麻呂」に鬼退治を依頼された「安倍清明」は、「源博雅」と共に事件の裏に下々の間でどんな病気も治すことから神と崇められている「幻角」の存在があることを突き止めます。
大和の国に滅ぼされた出雲の国の長「幻角」は、息子「須佐」を鬼と操り、出雲の神「スサノオノミコト」を復活させ朝廷に復讐をするつもりでした。そして、その為の最後の生贄が須佐の姉で、今は「安麻呂」の娘となっている「日美子」でした。姉を喰らうことに苦しむ「須佐」。そんな弟を見て自ら身体を差し出す「日美子」。果たして、「須佐」は「スサノオへ」と化身し都を襲います。「スサノオ」の力を封じるには、天岩戸から「アマテラス」を誘い出すしかありません。命を賭して神の領域へ向かった「清明」と「博雅」。見事な女舞を披露して「アマテラス」を甦らせたふたりは、「スサノオ」を封じ、「幻角」の計画を阻止することに成功します。
監督は、<夢枕漠>の原作をベースに『壬生義士伝』の<滝田洋二郎>が務めています「安倍清明」に<野村萬斎>、「源博雅」に<伊藤英明>、「幻角」に<中井貴一>、「日美子」に<深田恭子>、「スサノオ」に<市原隼人>が扮しています。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ