雌雄同体のカタツムリのように男でも女でもない心を持てあましながら絡みあう4人の男女を描いた『空の瞳とカタツムリ』が、2019年2月23日より全国で公開されます。
故<相米慎二>監督(2001年9月9日・53歳没)が遺した映画タイトル案から着想し、書き上げた<荒井美早>のオリジナル脚本を、『なにもこわいことはない』 ・ 『いたいふたり』の<齋藤久志>が監督を務め映画化しています。
「岡崎夢鹿」は消えることのない虚無感を埋めるため、男となら誰とでも寝るのでした。しかし、一度寝た男とは二度と寝なることはありません。「夢鹿」の美大時代からの友人である「高野十百子」は極度の潔癖症で性を拒絶し、「夢鹿」にしか触れることができません。
そして、2人の友人である「吉田貴也」は「夢鹿」への思いを捨てきれずにいました。学生時代から仲のよかった3人でしたが、そのバランスは長い年月を経て少しずつ崩れていきます。「夢鹿」に紹介され、ピンク映画館でアルバイトを始めた「十百子」は行動療法のような毎日に鬱屈していきます。映画館に出入りする「大友鏡一」は満たされない思いを抱える「十百子」への思いを募らせていきます。
<TOBI>原作の同名人気コミックを、人気声優<小野賢章>が実写映画初主演を務めて映画化された『お前ら全員めんどくさい!』が、2019年2月23日より全国で公開されます。
国語教師の「國立国彦」は生徒の「一宮数美」からの相談に乗り、「一宮」に友だちができるまでの間、自分が友だちになるという約束をしてしまい、それ以来、「一宮」は「國立」に付きまとうようになります。
困った「國立」は「一宮」に早く友だちを作るように応援しますが、彼女はまったく友だちを作ろうとしません。そんな「國立」の前に、さまざまな個性的な生徒たちが現れ、「國立」は彼女たちに振り回されることになります。
「國立」役を<小野賢章>が演じるほか、女性生徒「一宮数美」役を声優の<小宮有紗>、「榎本英子」役に<茜屋日海夏>、グラビアで活躍する<大原優乃>が「栗原理穂」、「榎本史織」役に<都丸紗也華>が演じています。監督は、『ちょっとまて野球部!』、テレビドラマ『孤独のグルメ』シリーズの<宝来忠昭>が務めています。
『ムーンライト』でアカデミー作品賞を受賞した<バリー・ジェンキンス>監督が、1970年代ニューヨークのハーレムに生きる若い2人の愛と信念を描いた『ビール・ストリートの恋人たち』が、2019年2月22日より全国で公開されます。
ドキュメンタリー映画『私はあなたのニグロではない』の原作でも知られる米黒人文学を代表する作家<ジェームズ・ボールドウィン>の小説『ビール・ストリートに口あらば』を映画化し、妊娠中の黒人女性が、身に覚えのない罪で逮捕された婚約者の無実を晴らそうと奔走する姿を描いています。
オーディションで抜てきされた新人女優<キキ・レイン>と、『栄光のランナー 1936ベルリン』の<ステファン・ジェームス>が主人公カップルを演じています。
【追記】主人公を支える母親役で出演した<レジーナ・キング>が第91回アカデミー賞(2019年2月25日)で助演女優賞に輝いています。
「新幹線大爆破」や「人間の証明」などの大作で知られる日本映画の巨匠<佐藤純彌>(1932年11月6日~2019年2月9日)監督が9日午後11時、多臓器不全による衰弱のため都内の自宅で亡くなっていたことが、東映が発表しています。86歳。
<佐藤>氏は3年前、消化器系の疾患で医師から入院を勧められていましたが拒否し、自宅で療養していました。2月9日、家族に見守られて息を引き取ったといいます。
1932年生まれ。東京大学卒業後、1958年に東映東京撮影所に助監督として入社。1963年、<三國連太郎>主演の『陸軍残虐物語』でデビューし、ブルーリボン新人賞を受賞しました。やくざ映画を中心にキャリアを築き、1968年にフリーとなった後も東映で「やくざと抗争」シリーズなどのやくざ映画を多く手掛けました。『実録 私設銀座警察』(1973年)は実録やくざ映画の極北として現在も評価が高い作品です。
海外で高く評価された『新幹線大爆破』(1975年)以降は、中国で大ヒットし、2017年に<ジョン・ウー>監督、<福山雅治>主演で 『マンハント』 としてリメイクされた<高倉健>さん主演の『君よ憤怒の河を渉れ』(1976年)、<角川春樹>氏プロデュースの『人間の証明』(1977年)、『野性の証明』(1978年)、『男たちの大和/YAMATO』(2005年)、<徳間康快>氏プロデュースの「未完の対局」(1982年)はモントリオール国際映画祭でグランプリを獲得、『植村直己物語』」(1985年)、『敦煌』(1988年)、『おろしや国酔夢譚』(1992年)などの大作を数多く手掛けてきました。
「敦煌」では第12回日本アカデミー賞の最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞。<大沢たかお>主演で、<吉村昭>の歴史小説を<佐藤>自身初となる、長編時代劇『桜田門外ノ変』」(2010年)が遺作となりました。
< <HIKARI>監督 >
世界三大映画祭の一つ、第69回ベルリン国際映画祭で、大阪市出身、南ユタ州立大学演劇・ダンス・芸術学部卒業、米ロサンゼルスを拠点に活動、、「Tsuyako」・「A Better Tomorrow」といった短編を制作してきた<HIKARI>(宮崎光代)監督・脚本の「37 Seconds」が、特色ある作品を集めたパノラマ部門の観客賞を受賞しています。2月16日午後(日本時間同)、映画祭事務局が発表しました。
「37 Seconds」は、37秒間の仮死状態を経て生まれてきたことが原因で脳性まひになった若い女性「貴田夢馬(タカダユマ)」の成長を描く。漫画家のゴーストライターである「ユマ」を、オーディションで選ばれた大阪府の社会福祉法人豊中市社会福祉協議会に在職する脳性まひの<佳山明>(23)が演じ、脳性まひの女性が、性への目覚めや人々との出会いを通じて成長する姿を描いた物語です。
同作は16日、映画祭の賞とは別に、外部団体が選ぶ国際アートシアター連盟賞も受賞。同賞は芸術性の高い映画の公開を後押しする目的で、映画館の団体が選ぶ賞です。
第2次大戦末期に保母(保育士)たちが幼い園児たちとともに集団で疎開し、東京大空襲の戦火を逃れた「疎開保育園」の実話を<戸田恵梨香>と<大原櫻子>の主演、<山田洋次>作品の多くで脚本、助監督を務めてきた<平松恵美子>の監督、脚本により映画化された『あの日のオルガン』が、2019年2月22日より全国で公開されます。
1944年、第2次世界大戦末期の東京。警報が鳴り、防空壕に非難する生活が続く中、品川の戸越保育所では園児たちの安全を確保するため、保母たちが保育所の疎開を模索していました。ようやく受け入れ先として見つかった埼玉の荒れ寺で疎開生活をスタートした若い保母たちと園児たちは、日々噴出するさまざまな問題に直面しながらも、互いに励ましあいながら奮闘していきます。<戸田恵梨香>が保母たちのリーダーとなる「板倉楓」役を、<大原櫻子>が天真爛漫で音楽好きな保母の「野々宮光枝」役をそれぞれ演じています。
<木城ゆきと>による日本のSF漫画『銃夢(ガンム)』(『ビジネスジャンプ』1991年3号~1995年10号)を、同作の映画化を長年にわたり熱望していた<ジェームズ・キャメロン>の脚本・製作により、ハリウッドで実写映画化したアクション大作『アリータ バトル・エンジェル』が、2019年2月22日より全国で公開されます。
数百年後の未来。スクラップの山の中から奇跡的に脳だけが無傷の状態で発見されたサイボーグの少女「アリータ」は、サイバー医師の「イド」博士によって新たな体を与えられ、目を覚まします。しかし彼女は、自分の過去や今いる世界についてなど、一切の記憶が失われていました。
やがてアリータは、自分が300年前に失われたはずの最終兵器として作られたことを知り、そんな兵器としての彼女を破壊するため、次々と凶悪な殺人サイボーグが送り込まれてきます。「アリータ」は、あどけない少女の外見とは裏腹の驚異的な格闘スキルをもって、迫り来る敵たちを圧倒していきます。
主人公「アリータ」役を『メイズ・ランナー』(2015年/2018年)シリーズ「ブレンダ」役のの<ローサ・サラザール>が務め、いずれもオスカー俳優である<クリストフ・ワルツ>、<ジェニファー・コネリー>、<マハーシャラ・アリ>が共演しています。監督は、『シン・シティ』(2005年)の<ロバート・ロドリゲス>が務めています。
2019年2月22日に公開される『翔んで埼玉』は、『パタリロ!』で知られる漫画家の<魔夜峰央>が1982年、当時自らも居を構えていた埼玉県を自虐的に描いたギャグ漫画として発表し、30年以上を経た2015年に復刊されると反響を呼んだ『翔んで埼玉』を映画化した作品です、
<二階堂ふみ>と<GACKT>の主演で、かつて東京都民からひどい迫害を受けた埼玉県民は、身を潜めてひっそりと暮らしていました。東京都知事の息子で、東京のトップ高校である白鵬堂学院の生徒会長を務める「壇ノ浦百美」は、ある日、アメリカ帰りで容姿端麗な謎の転校生「麻実麗」と出会います。
「百美」は「麻実」に淡い恋心を抱き、互いに惹かれあっていきます。しかし、「麻実」が埼玉県出身であったという衝撃の事実を「百美」が知ってしまい、2人は東京と埼玉の県境で引き裂かれることとなってしまいますが。
<二階堂>が男性である「百美」役を<GACKT>が「麻実」役をそれぞれ演じています。監督は、『のだめカンタービレ』シリーズ、『テルマエ・ロマエ』 シリーズの<武内英樹>が務めています。
<吉本ばなな>の同名小説を、日韓共同製作で映画化した『デッドエンドの思い出』が、2019年2月16日より公開されます。
遠距離恋愛中の婚約者「テギュ」に会うため、韓国から名古屋へやって来た「ユミ」でした。しかし彼のアパートには、見知らぬ女性がいました。「テギュ」の裏切りに絶望し、あてもなく街をさまよっていた「ユミ」は、エンドポイントという古民家カフェ兼ゲストハウスにたどり着きます。
そこで彼女は、不思議な存在感を放つオーナーの「西山」や、ちょっとおせっかいな常連客たちとの交流を通し、少しずつ自分を取り戻していきます。
主人公「ユミ」を韓国の人気アイドルグループ「少女時代」の<スヨン>、カフェのオーナー「西山」を名古屋のエンタテイメントグループ「BOYS AND MEN」の<田中俊介>がそれぞれ演じています。監督は、2009年の短編映画『The after…』が国内外の映画祭で高く評価された<チェ・ヒョンヨン>が務めています。
他人の死が見えてしまうという不思議な力を持ってしまった青年が、最愛の女性の「死」に立ち向かう姿を描いた『フォルトゥナの瞳』が、2019年2月15日より全国で公開されます。
<百田尚樹>の同名小説を、<神木隆之介>と<有村架純>の共演で描き、『僕等がいた』 ・『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の三木孝浩が監督を務めています。
幼少期に飛行機事故で家族を失い、友人も恋人もなく仕事にのみ生きてきた「木山慎一郎」でした。しかし、「慎一郎」が「死を目前にした人間が透けて見える能力」=「フォルトゥナの瞳」を持っていることに気づいてしまったことから、生活が一変してしまいます。
なぜこのような力を持ってしまったのかを自問自答する苦悩の日々が続く中、「慎一郎」は「桐生葵」という女性に出会い、互いに惹かれあった2人は幸せな日々を過ごします。「慎一郎」の孤独な人生に彩りを与えてくれた「葵」という存在。しかし、「葵」の身体が突然透け始めてしまいます。
「慎一郎」役を<神木隆之介>、「葵」役を<有村架純>がそれぞれ演じるほか、<時任三郎>、<斉藤由貴>、<北村有起哉>、<志尊淳>、<DAIGO>、<松井愛莉>らが共演しています。
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