「岩波ホール」閉館
1月
12日
「岩波ホール」は1968年2月に開館。映画講座、音楽サークル、古典芸能シリーズ、学術講座の4つを中心とした多目的ホールとして使用されました。
その後1974年2月に故<川喜多かしこ>氏と同ホール総支配人の故<高野悦子>氏が名作映画上映運動「エキプ・ド・シネマ」を発足し、「日本では上映されることの少ないアジア、アフリカ、中南米など欧米以外の国々の名作の紹介」「欧米の映画であっても、大手興行会社が取り上げない作品の上映」「映画史上の名作であっても、何らかの理由で日本で上映されなかったもの。またカットされ不完全なかたちで上映されたもの」「日本映画の名作を世に出す手伝い」という4つの目標を掲げ、1作目となるインド映画『大樹のうた』から、『大いなる幻影』・『惑星ソラリス』・『家族の肖像』・『宋家の三姉妹』など、これまでに65ヶ国271作品を上映してきました。
また、日本で初めて各回完全入れ替え制定員制を実施したミニシアターの草分け的存在として、多くの映画ファンの人気を集めてきました。