<浅田次郎>『大名倒産』@<前田哲>監督
8月
30日
丹生山松平家三万石を襲いだばかりの若き殿様は、江戸城で老中から「御尊家には金がない」と言われ、慌てて調べてみれば藩の経済事情は火の車でした。
奇跡でも起こらぬ限り返しようもない額の借金に押し潰される寸前の弱小大名家で、父である御隠居はこの苦境を見越して、計画的に「大名倒産」を成した暁に、腹を切らせる役目のために庶子の四男である「小四郎」に家督をとらせたのでした。
父祖から受け継いだお家を潰すまい、美しき里である領地の民を路頭に迷わせまいと、江戸とお国を股にかけての「小四郎」の奮戦が始まります。
『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』・『そして、バトンは渡された』・『老後の資金がありません』などの<前田哲>が監督を務め、『七つの会議』や2020年版のドラマ『半沢直樹』の<丑尾健太郎>、ドラマ『下町ロケット』の<稲葉一広>が共同で脚本を手がけます。