劇作家<平田オリザ>が2012年に発表した処女小説『幕が上がる』(2012年 講談社刊)を、人気アイドル4人組ガールズユニット「ももいろクローバーZ」の主演で映画化した『幕が上がる』が、2015年2月28日より全国で公開されます。
北関東にある県立富士ケ丘高等学校。演劇部所属の「高橋さおり」(百田夏菜子)は、まもなく演劇部最後の一年を迎えようとしていました。個性的な部員たちとともに、年に一度の大会で地区予選突破を目標に掲げた「さおり」でしたが、東京の大学で演劇をやっていたという美人の新任教師「吉岡」先生に後押しされ、全国大会を目指すことになります。
『踊る大捜査線』シリーズの<本広克行>が監督を務め、演劇に打ち込む高校生たちの青春を描いています。「吉岡」先生役で 『小さいおうち』 (2014年・監督:山田洋次)の<黒木華>、演劇部顧問の「溝口」先生役で<ムロツヨシ>らが共演。脚本を『桐島、部活やめるってよ』(2012年・監督:吉田大八))の<喜安浩平>が担当しています。
<アンジェラ・アキ>の名曲『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』をモチーフに生まれた<中田永一>の小説を、<新垣結衣>の主演で映画化された『くちびるに歌を』が、2015年2月28日から全国で公開されます。
元天才ピアニストと噂される音楽教員を演じる<新垣結衣>は、自身初の教師役に挑んでいます。同級生の教師「ハルコ」(木村文乃)が産休に入ることから代役を頼まれ、東京から故郷の長崎県・五島列島に戻ってきた「柏木ユリ」は、中学校の合唱部で顧問を務めることに。かつては天才ピアニストだったと噂され、教師とは思えないぶっきらぼうな性格の「ユリ」は、コンクール出場を目指す合唱部の生徒たちに、「15年後の自分」へ宛てた手紙を書くという課題を出す。その課題に応じた生徒たちがつづる手紙には、15歳の少年少女が抱える悩みや葛藤がつづられていました。
『僕等がいた (前篇・後篇)』 (2012年)・『ホットロード』(2014年など、話題の青春映画を立て続けに手がけている<三木孝浩>監督がメガホンをとっています。
『ミリオンダラー・ベイビー』・『許されざる者』の<クリント・イーストウッド>が、米軍史上最強とうたわれた狙撃手<クリス・カイル。のベストセラー自伝を映画化した『アメリカン・スナイパー』が、2015年2月21日より全国で公開されます。
米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの隊員「クリス・カイル」は、イラク戦争の際、その狙撃の腕前で多くの仲間を救い、「レジェンド」の異名をとっています。しかし、同時にその存在は敵にも広く知られることとなり、「クリス」の首には懸賞金がかけられ、命を狙われるたちばでもありました。
数多くの敵兵の命を奪いながらも、遠く離れたアメリカにいる妻子に対して、良き夫であり良き父でありたいと願う「クリス」は、そのジレンマに苦しみながら、2003年から2009年の間に4度にわたるイラク遠征を経験。過酷な戦場を生き延び妻子のもとへ帰還した後も、ぬぐえない心の傷に苦しむことになります。<イーストウッド>監督とは初タッグの<ブラッドリー・クーパー>が、主演兼プロデューサーを務めています。
『マネーボール』・『カポーティ』の<ベネット・ミラー>監督が、1996年にアメリカで起こったデュポン財閥の御曹司<ジョン・デュポン>によるレスリング五輪金メダリスト射殺事件を映画化し、2014年・第67回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した『フォックス・キャッチャー』が、2015年2月14日より全国で公開されます。
ロサンゼルスオリンピックで金メダルを獲得したレスリング選手「マーク・シュルツ」は、デュポン財閥の御曹司「ジョン」から、ソウルオリンピックでのメダル獲得を目指すレスリングチーム「フォックスキャッチャー」に誘われます。
同じく金メダリストの兄「デイブ」へのコンプレックスから抜けだすことを願っていた「マーク」は、最高のトレーニング環境を用意してくれるという絶好のチャンスに飛びつきますが、「デュポン」のエキセントリックな行動に振り回されるようになっていきます。やがて「デイブ」もチームに加入することになり、そこから3人の運命は思わぬ方向へと転がっていきます。
『40歳の童貞男』の<スティーブ・カレル>がコメディ演技を封印し、心に闇を抱える財閥御曹司役をシリアスに演じています。メダリスト兄弟の兄「デイブ」を<マーク・ラファロ>、弟「マーク」を<チャニング・テイタム>が演じています。
2004年に韓国で起きた「密陽女子中学生集団性暴行事件」を題材に描き、ロッテルダム国際映画祭最高賞など数々の映画賞を受賞した『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』が、韓国では、 2013年10月4日に初公開されていますが、日本では2015年2月10日から全国で公開されます。
普通の女子高生「ハン・ゴンジュ」は、ある事件に巻き込まれたことをきっかけに転校を余儀なくされます。絶望の淵に立たされながらも、新しい友だちとの触れあいや大好きな歌を通して少しずつ笑顔を取り戻していく「ゴンジュ」でしたが、前の学校の親たちが彼女の前に現われたことで状況が一変します。
主演は『サニー 永遠の仲間たち』(2011年・監督: カン・ヒョンチョル)・『母なる証明』(2009年・監督: ポン・ジュノ)の<チョン・ウヒ>。今作が初監督作品となる<イ・スジン>が映画化し、第18回釜山国際映画祭など各国の映画賞を受賞。主演の<チョン・ウヒ>はこの作品で第35回青龍映画賞主演女優賞を受賞しています。
2015年1~2月にヒューマントラストシネマ渋谷で開催の「未体験ゾーンの映画たち 2015」の上映作品です。
ニューヨークの街を守るため戦うカメの忍者4人組を描き、これまでにもアニメや実写で描かれてきた人気作品を、「トランスフォーマー」シリーズの<マイケル・ベイ>製作で新たによみがえらせたアクション『ミュータント・タートルズ』が、2015年2月7日より全国で公開されます。
悪の組織フット軍団による犯罪と暴力が日増しに激しくなるニューヨーク。フット軍団を追いかけていたテレビリポーターの「エイプリル」は、ある夜、闇夜に紛れてフット軍団を倒す謎のヒーローを目撃します。その姿を映像に収めることができず、誰にも信じてもらえなかった「エイプリル」ですが、今度は地下鉄の駅でフット軍団が人々を襲撃。そこで再び謎のヒーローを目撃した「エイプリル」は、後を追いかけ、カメの姿をした4人組の忍者タートルズと出会います。
ヒロインの「エイプリル」役は『トランスフォーマー』」シリーズの<ミーガン・フォックス>が演じ、『タイタンの逆襲』・『世界侵略:ロサンゼルス決戦』の<ジョナサン・リーベスマン>が監督を務めています。
名門オーケストラの再結成をめぐり、その舞台裏で繰り広げられる若きバイオリニストと謎の中年指揮者の真剣勝負を、 <小林 聖太郎>が監督を務め、<松坂桃李>と<西田敏行>の初共演で描きます。不況のあおりを受けて解散した名門オーケストラに、再結成の話が持ち上がります。
なんと練習場は廃工場で、集まったのは再就職先も決まらずにいた「負け組」楽団員たちばかりでした。再結成を企画した張本人である謎の指揮者「天道」は、指揮棒の代わりに大工道具を振り回す始末で、団員たちは不安を募らせますが、次第に「天道」の指揮に引き込まれていきます。しかし、バイオリニストの「香坂」だけは、「天道」の隠された過去を知ってしまい、反発を強めていきます。
人気シンガーソングライターの<miwa>がフルート奏者の「橘あまね」役で出演し、女優デビューを果たしています。
<安倍夜郎>の人気コミックを原作に、深夜しか営業しない小さな食堂で織りなされる人間模様を描いて好評を博したテレビドラマ『深夜食堂』シリーズの劇場版『深夜食堂』が、2015年1月31日より全国で公開されます。
繁華街の路地裏にある深夜営業の食堂「めしや」には、マスターの料理と居心地の良さを求めて毎晩たくさんの人々が集まって来ます。誰かが店に忘れていった骨壷をめぐって常連たちが話に花を咲かせる一方、愛人を亡くし新しいパトロンを探す「たまこ」は、店で出会った青年と意気投合します。また、無銭飲食をきっかけに住みこみで働くことになった「みちる」は徐々に店になじんでいきますが、ある事情を抱えていました。
テレビドラマ版に続いて主人公の寡黙なマスターを演じる<小林薫>をはじめ、「桐山ちはる」役に<多部未華子>、「小暮」役に<オダギリジョー>、「たまこ」役に<高岡早紀>ら実力派キャストがそろいます。監督は、<リリー・フランキー>の同名小説を原作としたテレビドラマ版も手がけた『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(2007年)の<松岡錠司>が務めています。
<中谷美紀>の主演(市江)役で、町の仕立て屋と常連客たちとの織りなす日々を描いた<池辺葵>の同名人気コミック『繕い裁つ人』(『Kiss PLUS』)を実写映画化した『繕い裁つ人』が2015年1月31日より全国で公開されます。
神戸の街を見渡す坂の上にある仕立て屋「南洋裁店」。初代の祖母から店を継いだ2代目店主「市江」が手がけるオーダーメイドの洋服は大人気ですが、昔ながらの職人スタイルを貫く手作りのため、量産はできません。
「市江」はデパートからのブランド化の依頼にも興味を示さず、祖母が常連のために作った服を直し、たまに新しい服を作るという日々に満足していましたが。
共演に<三浦貴大>、<片桐はいり>、<杉咲花>、、中尾ミエ>、<伊武雅刀>、<余貴美子>らが出演しています。監督は『ぶどうのなみだ』・『しあわせのパン』の<三島有紀子>が務めています。
孤独死した人を弔う仕事をする民生係の男が、故人の人生を紐解き、新たな人々との出会いから、生きることとは何かを見つめ直していく姿を描いた2013年イギリス・イタリア合作製作『おみおくりの作法』が、2015年1月24日より全国で公開されます。
『フル・モンティ』・『パルーカヴィル』などのプロデューサーとして知られる<ウベルト・パゾリーニ>が監督・脚本を手がけ、『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』・『戦火の馬』の<エディ・マーサン>が主演。<ジョアンヌ・フロガット>らが共演しています。
ロンドンに暮らす「ジョン・メイ」は、孤独死した人を弔う民生係として働いてきましが、人員整理で解雇を言い渡され、自宅の真向かいに住む「ビリー」の弔いが最後の仕事になります。
これまでも誠実に故人と向き合い、弔いをしてきた「ジョン」でしたが、最後の仕事にはいつも以上に熱心になり、故人を知る人を訪ね、葬儀に招く旅を経て、心の中に変化が生じていきます。
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