オムニバス映画『十年 Ten Years Japan』」の1編として制作されました『PLAN75』が長編映画化され、<倍賞千恵子>の主演作として、2022年6月より全国で公開されます。
『十年 Ten Years Japan』は、〈10年後の今〉をテーマに<是枝裕和>が総合監修を務め、2018年11月に封切られました。<早川千絵>が監督を務めた『PLAN75』」では、75歳以上の高齢者に自ら死を選ぶ権利を保障し支援する制度〈PLAN75(プランななじゅうご)〉が施行された近未来の日本が描かれています。
<早川千絵>自ら新たに脚本を構築し、キャストを一新した長編版では、夫と死別したあと、ホテルの客室清掃の仕事をしながら暮らす「角谷ミチ」(倍賞千恵子)を主人公としています。
舞台は「PLAN75」が施行されたことで、高齢者の間に早く死ぬことで国に貢献するべきという風潮が広がりつつある日本です。ある日、高齢のスタッフが勤務中に倒れたことを理由に退職を余儀なくされる「ミチ」でした。さらに住む場所さえ失いそうになった彼女は、「PLAN75」を申請するかどうか考え始めます。
「ミチ」役の<倍賞千恵子>のほか、<磯村勇斗>が市役所の「PLAN75」申請窓口で働く「岡部ヒロム」、<河合優実>が申請者のサポート業務を担当する「成宮瑶子」役で出演。<たかお鷹>、<ステファニー・アリエン>、<大方斐紗子>、<串田和美>がキャストに名を連ねています。
27日、2022年秋に開園が予定されている「ジブリパーク」について、メディア向け発表会が行われ、2022年11月1日に開園すると発表されています。入場は完全予約制。入場料は未定ですが、いわゆる一般的なテーマパークよりはリーズナブルになるようです。
「ジブリパーク」は、2005年に愛知県長久手市で開催されました「愛・地球博」の跡地の「愛・地球博記念公園」に建設中でした。多くの名作を生み出してきたスタジオジブリ初の体験型施設ということで注目を集めてきましたが、今年の11月、ついに第1期オープンとなります。
5つのエリアのうち、第1期にオープンするのは「青春の丘」・「ジブリの大倉庫」・「どんどこ森」の3エリアになります。残る「もののけの里」・「魔女の谷」の2つのエリアについては、第1期開園からおおむね1年後を予定されています。
第1期にオープンする「青春の丘」は、『耳をすませば』に登場する「地球屋」や『猫の恩返し』に登場する「猫の事務所」、『天空の城ラピュタ』や『ハウルの動く城』などの世界観を想起させるエレベーターなど。
「ジブリの大倉庫」は、和洋折衷の建築空間をイメージし、展示室、子どもの遊び場、カフェ、スタジオジブリの収蔵施設など。「どんどこ森」は、『となりのトトロ』のサツキとメイの家を中心とした昭和の田園風景をイメージ。トトロをモチーフにした遊具や散策路など、の構成のようです。
今夜、日本テレビ系『金曜ロードショー』(毎週金曜・21:00)では、俳優の<藤原竜也>、<伊藤英明>がW主演したサスペンスアクション映画『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』(2017年・)が放送されます。
1995年に起きた連続絞殺事件。未解決のまま時効を迎えた数年後、真犯人を名乗る男が現れます。大切な家族を殺された遺族たちが復讐に燃える一方で、犯人は端正なルックスと誠実で冷静な語り口で、カリスマ的人気を集めるようになります。
犯人「曽根崎」を演じる<藤原竜也>と、事件を追う刑事「牧村」を演じた<伊藤英明>をはじめ、<夏帆>、<野村周平>、<石橋杏奈>、<竜星涼>、<早乙女太一>、<平田満>、<岩松了>、<岩城滉一>、<仲村トオル>らが出演、『聖地X』・『AI崩壊』などの<入江悠>が監督を務めています。
時効に守られた殺人犯を裁くことはできないのか。そして22年の時を経て犯人が名乗り出た理由とは何か。全く先の読めない展開と、誰もが驚く衝撃のラストが待ち受けています。
<瀬戸かほ>(28)の主演で2022年4月8日より全国で順次公開されます『クレマチスの窓辺』の特報が公開されています。
本作では、東京生まれ東京育ちの主人公「絵里」(瀬戸かほ)が都会の生活を抜け出して、地方にある古民家で暮らす1週間が描かれています。その街で暮らすひと癖ある人々との交流が、彼女を少しずつ変えていきます。これが劇場デビュー作となる<永岡俊幸>が監督を務め、オール島根ロケで撮影されました。
特報は、「絵里」が過ごした日々が切り取られています。終盤には「ちょっぴり時季外れだけれど、このヴァカンスはとっておき!」とのコピーが映し出されます。
<里内伽奈>、<福島俊策>、<小山梨奈>、<ミネオ ショウ>、<星能豊>、<サトウ ヒロキ>、<牛丸亮>、<宇乃うめの>、<しじみ>、<西條裕美>、<小川節子>がキャストに名を連ねています。
今夜<19:30>より「BS日テレ」にて、2005年10月1日より公開されました『蝉しぐれ』の放送があります。
<藤沢周平>原作『蝉しぐれ』(1988年5月・文藝春秋刊)の長編時代小説を<市川染五郎>主演で映画化した時代劇映画。監督は、2003年のNHK「金曜時代劇」にてテレビドラマ化の脚本を担当した<黒土三男>が務め、主人公が想いを寄せ続ける女性の「ふく」役には<木村佳乃>が扮しています。
映画主題歌は、完成した映像を見て感銘を受けた<一青窈>が手がけた『かざぐるま』が使用されています。日本各地でロケを敢行し、収められた美しい自然の数々や、場面の節目ごとに流れる「蝉しぐれ」の声が物語をさらにドラマチックに盛り立てている作品です。
江戸時代の東北の海坂藩。下級藩士の「牧文四郎」(市川染五郎)の父(緒形拳)は、藩の派閥抗争に巻き込まれ、冤罪によって切腹を命じられます。「文四郎」は謀反をおこした父の子として家督を減らされ、数々の試練にさらされることになります。
共演として、<今田耕司>、<ふかわりょう>、<石田卓也>、<佐津皮愛美>、<小倉久寛>、<根本りつ子>、<渡辺えり子>、<原沙知絵>、<大滝秀治>、<原田美枝子>が名を連ねています。
2月10~20日に開催される第72回ベルリン国際映画祭の7人の審査員に、『ドライブ・マイ・カー』で「米ゴールデン・グローブ賞」など複数の賞を受賞しています<濱口竜介>監督(43)が選ばれています。映画祭の事務局が26日、審査員の顔触れを発表しました。
<濱口竜介>氏は、昨年のベルリン映画祭では『偶然と想像』で銀熊賞(審査員大賞)を受賞しています。審査委員長は、<ブルース・ウィリス>主演の『シックス・センス』(1999年)・ 『スプリット』(2017年)・『オールド』(2021年)などで知られる<M・ナイト・シャマラン>監督(51)が務めます。
今年のベルリン映画祭では、最高賞の金熊賞を決めるコンペ部門では日本作品のノミネートはありません。
ただ、ジェネレーション部門に<川和田恵真>監督の『マイスモールランド』(2022年5月公開)と<荒木哲郎>監督のアニメ『バブル』(2022年5月13日公開)が出品されています。また、エンカウンターズ部門では、<三宅唱>監督の『ケイコ 目を澄ませて』が出品されています。
本日<13:00(~16:11)>より「NHK BSプレミアム」にて、1945年フランス製作の『原題:Les enfants du paradis』が、邦題『天井桟敷の人々』として1952年2月20日より公開されましたが、製作75周年を記念して「4K修復版」として2020年10月23日よりリバイバル公開されました作品の放送があります。
フランス映画の古典として知られる傑作群像劇です。19世紀半ばのパリを舞台に、女芸人「ガランス」をめぐってさまざまな男たちが織りなす人間模様を、第1部「犯罪大通り」、第2部「白い男」の2部構成で描いています。1840年代、劇場が立ち並ぶパリの犯罪大通り。パントマイム師の「バチスト」は、女芸人「ガランス」を偶然助け、彼女に恋心を抱きます。「ガランス」は俳優「ルメートル」や犯罪詩人「ラスネール」にも思いを寄せられていましたが、誰のものにもなりません。そこへ、同じく「ガランス」にひかれる富豪の「モントレー伯爵」が現れます(第1部)。
数年後、座長の娘「ナタリー」との間に一児をもうけた「バチスト」は、フュナンビュル座の看板俳優として舞台に立っていました。そんな「バチスト」を毎夜お忍びで見に来る女性がいましたが、彼女こそ伯爵と一緒になった「ガランス」でした。「ガランス」が訪れていることを聞いた「バチスト」は、ある時、居ても立っても居られずに舞台を抜け出します(第2部)。
第2次世界大戦の最中、ナチスドイツ占領下のフランスで撮影だけで約2年の歳月をかけて製作された。監督と脚本は、ベネチア国際映画祭の監督賞を受賞した<マルセル・カルネ>と<ジャック・プレベール>が務めています。
出演は「バチスト」に<ジャン・ルイ>、「ガランス」に<アルレッティ>、「ナタリー」に<マリア・カザレス>、「モントレー伯爵」に<ルイ・サルー>が名を連ねています。解放後間もないフランスで公開されて大ヒットを記録し1979年にはフランス映画史上ベストワンに選ばれ、ベネチア国際映画祭特別賞などを受賞した作品です。
今夜<20:00(~22:00)>より「BS日テレ」にて、1995年11月18日より公開されました松竹創業100周年記念作品『鬼平犯科帳』の放送があります。
原作は<池波正太郎>の同名ベストセラー小説で、テレビドラマ・舞台でと、幅広くその人気を誇る〈鬼平〉こと「長谷川平蔵」の活躍を描いた時代劇です。監督は同テレビシリーズの監督も務めている<小野田嘉幹>で、主演はテレビシリーズでもおなじみの<中村吉右衛門>が扮しています。
「鬼平(鬼の平蔵)」の異名を持つ火付盗賊改方長官「長谷川平蔵」(二代目中村吉右衛門)の前に「狐火の勇五郎」を名乗る盗賊が現れる。 その犯行は、押し入った屋敷の者を皆殺しにする残虐な手口ですが、本来「狐火の勇五郎」は人を殺めたりはしません。「 平蔵」の密偵である「おまさ」(梶芽衣子)はかつて恋仲にあった「勇五郎」(世良公則)と逢い、「勇五郎」の腹違いの弟「文吉」(遠藤憲一)が「勇五郎」の名を騙っていることを知り、「平蔵」に報告します。
一方、「勇五郎」の一件の裏には、大阪の元締「白子の菊右衛門」(藤田まこと)と江戸の盗賊の頭「荒神のお豊」(岩下志麻)が絡んでいました。 そして、「平蔵」に恨みを抱いている「お豊」は平蔵の息子「辰蔵」(東根作寿英)に目を付けるのでした。
本日<13:00(~15:08)>より「NHK BSプレミアム」にて、2010年1月30日より公開されました『おとうと』の放送があります。
女手一つで娘を育ててきた姉と、大阪で芸人にあこがれながら破天荒な暮らしを送る弟との再会と別れを描きます。10年ぶりの現代劇となる<山田洋次>監督が<市川崑>監督の『おとうと』(1960年)にオマージュをささげ、戦後に生まれ育った姉弟のきずなをバブル景気直前に生まれた娘を通して、現在と今後の日本の家族の姿を映しだしています。
主演を<吉永小百合>が務め、その弟役を<笑福亭鶴瓶>が演じ。笑いと涙にあふれた家族の希望と再生の物語に胸を打たれます。
夫を亡くした「吟子」(吉永小百合)は、東京のある商店街にある薬局を女手一つで切り盛りしながら娘の「小春」(蒼井優)を育て、義母の「絹代」(加藤治子)と3人で暮らしていました。やがて、「小春」の結婚が決まり、結婚式当日を迎えますが、「吟子」の弟「鉄郎」(笑福亭鶴瓶)が紋付はかまで大阪から現われ、披露宴を酔っ払って台なしにしてしまいます。
25日、日本映画製作者連盟は2021年の映画興行収入が1618億9300万円(前年比113.0%)、入場者数は1億1481万8000人(同108.2%)だったと発表しています。
現在の方式で集計を始めて以降最低だった2020年に比べ若干回復したものの、引き続き新型コロナウイルスの影響を受け、いずれも過去2番目の低水準にとどまっています。
2021年の公開作品別では、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:❘❙』が102億8000万円で邦画・洋画を通じトップでした。『名探偵コナン 緋色の弾丸』(76億5000万円)、『竜とそばかすの姫』(66億円)が続き、興行収入の上位をアニメ作品が占めています。
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