エリート音大生の恋愛をコミカルに描いた<二ノ宮知子>の人気コミックをTVドラマ化した『のだめカンタービレ』の劇場版2部作の『のだめカンタービレ最終楽章 前編』が、2019年12月19日より全国で公開されます。
プラティニ国際音楽コンクールでの優勝後、「千秋」(玉木宏)はルー・マルレ・オーケストラの常任指揮者に就任します。早速オケの偵察に行く「千秋」でしたが、まったくやる気の感じられない団員たちの態度を目の当たりにし、がく然としてしまいます。
一方、「のだめ」(上野樹里)はコンセルヴァトワール(音楽学校)の進級試験を控え、練習に励む毎日を送っていました。
天才的なピアノの腕と独特な感性を持つヒロイン、通称「のだめ」と、一流の指揮者を志すエリート青年「千秋」の恋と音楽に懸ける青春が展開します。<上野樹里>、<玉木宏>をはじめ、テレビシリーズのキャストが続投しています。フランスをはじめとする計5か国で撮影が行われ、新キャストも登場するなど、映画版にふさわしくパワーアップした内容が見どころです。
『トイ・ストーリー』・『モンスターズ・インク』・『ファインディング・ニモ』 などで高い人気と評価を獲得しているピクサー・アニメーション・スタジオの長編10作目『カールおじさんの空飛ぶ家』が、2009年12月5日より公開されます。
亡き妻との約束を果たすため、大量の風船で家ごと大空へと飛び出した老人が繰り広げる冒険を描いています。
亡き妻「エリー」との思い出が詰まった家にひとり静かに暮らしている78歳の「カールじいさん」は、幼なじみだった「エリー」と2人で世界中を飛び回る冒険家「チャールズ・マンツ」にあこがれ、いつか南米の秘境「パラダイスの滝」に行こうという約束をしていました。そして、周囲の再開発で静かな生活が失われそうになったある日、「カールじいさん」は「エリー」との約束を果たそうと、パラダイスの滝を目指して人生最後の大冒険に出ることを決意、家に大量の風船をつけて大空へと飛び立ちます。
監督は『モンスターズ・インク』を手がけた<ピート・ドクター>と共同監督として<ボブ・ピーターソン>が務めています。第82回アカデミー賞では長編アニメーション賞と作曲賞の2部門を受賞。また、1991年の『美女と野獣』以来史上2例目となる、アニメーション作品での作品賞ノミネートも果たしています。
<クエンティン・タランティーノ>監督が、1978年の『地獄のバスターズ』(監督: エンツォ・G・カステラーリ)に着想を得て製作した戦争ドラマ『イングロリアス・バスターズ』が、2009年11月20日より全国で公開されます。
1944年、ナチス占領下のパリ。ナチスに家族を殺された映画館主の「ショシャナ」は、ナチス高官が出席するプレミア上映会の夜、復讐を果たそうと計画を練ります。一方、ナチス軍人を標的とする「アルド・レイン」中尉率いる連合軍の極秘部隊「イングロリアス・バスターズ」も、ヒトラー暗殺を企て映画館に潜入するのでした。
<ブラッド・ピット>が主演。ナチス将校、「ハンス・ランダ」役の<クリストフ・ワルツ>が第62回カンヌ映画祭(2009年 5月 24日)男優賞を受賞している作品です。
芥川賞作家<髙樹のぶ子>が自らが幼少時代を描いた自伝的小説『マイマイ新子』(2004年9月30日・マガジンハウス社刊 )を映画化した『マイマイ新子と千年の魔法』が、2009年11月21日より全国で公開されます。
監督は、『魔女の宅急便』(1989年・監督: 宮崎駿)などで演出補を務めた<片渕須直>が務めています。
昭和30年の山口県防府市。平安の時代、この地は「周防の国」と呼ばれ、国衙遺跡や当時の地名をいまでもとどめている。広がる麦畑の下には千年前の街がある。そんな街に、おでこにマイマイ(つむじ、旋毛)を持つ、毎日を明るく楽しく過ごす、活発で空想好きな少女「新子」は暮らしていました。「新子」は大好きなおじいちゃんの語る千年前の町の、ひとりの少女を目の前にいるかのようにいきいきと想いを馳せてその暮らしを辿ってみるのでした。
ある日、彼女の通う学校に、都会から引っ越してきた引っ込み思案な少女「貴伊子」が転校してきます。なかなかなじめない「貴伊子」に好奇心旺盛な「新子」は話しかけ、互いの家を行き来するうちに、いつしかふたりは仲良くなっていきます。そして、彼女を学校の仲間に迎え入れるべく力を貸します。 空想好きで多感な少女「新子」が豊かな自然の中で仲間たちとともにゆっくり成長していく姿が描かれています。
幼いころに生き別れ、互いの顔も知らずに育った兄弟と、二人を取り巻く周囲の人々が織り成す人情コメディー『なくもんか』が、2009年11月14日より全国で公開されます。
『舞妓Haaaan!!!』の<水田伸生>が監督を務め、<宮藤官九郎>が脚本、主演を<阿部サダヲ>が演じ、不幸な生い立ちの兄弟の再会劇を、笑いと涙を交えて描きます。お人好しの兄「祐太」を<阿部サダヲ>が演じるほか、人気お笑い芸人の弟「祐介」を<瑛太>が、兄の幼なじみに<竹内結子>が扮しています。家族のきずなをテーマにした、ハートフルな物語です。
無茶苦茶な父に捨てられ、幼少期に生き別れた兄(阿部サダヲ)と弟(瑛太)は、互いの顔も名前も知らずに成長します。兄「祐太」は、東京下町・善人通りの惣菜屋「デリカの山ちゃん」の店主夫婦に養子として育てられ、今では2代目店主となって商店街を盛り上げていました。
弟「祐介」はお笑い芸人として超売れっ子になっていました。そんなある日、「祐太」のもとに、初代店主の一人娘「徹子」(竹内結子)が突然帰って来ます。
<松本清張>の長編推理小説を『ジョゼと虎と魚たち』(1985年)の<犬童一心>が映画化した『ゼロの焦点』が、2009年11月14日より全国で公開されます。
主演に<広末涼子>を据えて、<中谷美紀>、<木村多江>が共演しています。結婚式の7日後に消息不明となった夫「鵜原憲一」(西島秀俊)の足跡を追って北陸・金沢を訪れた「禎子」(広末涼子)は、そこで「鵜原憲一」の得意先だった社長夫人の「室田佐知子」(中谷美紀)、受付嬢の「田沼久子」(木村多江)に出会います。
一方、「憲一」に関わりのある人物が被害者となる殺人事件が相次いで起こり始めます。
ベルリン映画祭金熊賞受賞作『出発』(1967年)や『早春』(1970年)、『ザ・シャウト/さまよえる幻響』(1977年)といった異色作で知られるポーランドの<イエジー・スコリモフスキ>の17年ぶりの監督作『アンナと過ごした4日間』が、2009年10月17日より公開されます。
ポーランドの寂れた地方都市に住む中年男性の「レオン」は、病院の火葬場で働きながら年老いた祖母と暮らしていました。ある日釣りに出かけた「レオン」は、看護婦の「アンナ」が何者かにレイプされているのを目撃してしまいます。
急いで警察に通報しますが、犯人だと誤解されて自分が捕まってしまいます。やがて釈放されますが、「レオン」は「アンナ」に恋心を抱いてしまったため、自分の家から見える彼女の部屋を監視するようになります。しかし「レオン」は病院での仕事を失ってしまい、遂に「アンナ」に睡眠薬を盛って彼女の部屋に忍び込みます。
第21回東京国際映画祭で、審査員特別賞を受賞した作品です。
パレスチナ問題を扱ったコメディ『D.I.』で第55回カンヌ国際映画祭(2002年5月26日)審査員賞および国際映画批評家連盟賞を受賞した<エリア・スレイマン>監督が、フランス・イギリス・イタリア・ベルギー合作として、イスラエルで生きるパレスチナ人家族を父と息子の2代に渡って描いた半自伝的ドラマ『時の彼方』が、2009年10月18日より全国で公開されます。
ナザレ降伏前の1948年から1970年、1980年を経て現在に至るまで4つの時代ごとの家族の姿を通し、イスラエル建国から現代に及ぶパレスチナ史を浮かび上がらせていきます。
現代パートには成長した息子役として<スレイマン>監督自身が出演しています。
ある家族に養子として引き取られた美少女「エスター」が巻き起こす惨劇を描いた『エスター』が、2009年10月10日より、全国で公開されます。
赤ん坊を死産で失い、悲しみに暮れていた夫婦「ケイト」と「ジョン」は、養子を迎えようとある孤児院を訪れます。そこで出会った少女「エスター」に強く惹きつけられた2人は、彼女を引き取ることになります。しかし、日に日にエスカレートする「エスター」の不気味な言動に、「ケイト」は不安を覚え始めます。
原作は<アレックス・メイス>の小説で、主演は『ディパーテッド』の<ベラ・ファーミガ>、監督は、2005年公開の『蝋人形の館』というホラーがデビュー作の<ジャウム・コレット=セラ>が務めています
<太宰治>の同名青春小説『パンドラの匣』(1946年)を、『パビリオン山椒魚』(2006年)の<冨永昌敬>が監督を務め映画化した『パンドラの匣』が、2009年10月10日より全国で公開されます。
結核のため出兵することもかなわず太平洋戦争終結を迎えた少年「ひばり」は、「健康道場」と称する風変わりな結核療養所に入所。気まぐれで明るい看護士の「マア坊」や、美人看護士長の「竹さん」、個性的な療養患者たちとの日々を通して、次第に生きる活力を取り戻していきます。
主演は『フレフレ少女』の<染谷将太>、「マア坊」に<仲里依紗>、芥川賞作家で歌手の<川上未映子>が美人看護士の「竹さん」を演じ、女優デビューしています。
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