大きな植木鉢に植えられていました、小さな青い花が、目に留まりました、 キキョウ科ロベリア属の【アズ0ロコンパクト】で、サントリーフラワーズが販売しています人気の園芸品種です。 蝶のような小花が株を覆うように咲き誇り、ふんわりとこんもりまとまる草姿と、春から秋まで長く楽しめるのが特徴です。 青紫に中心部が白色をしていますので、〈ブルーウィズアイ〉という品種です。
<シーボルト>がヨーロッパから持ってきたといわれているオオバコ科ジギタリス属の【ジギタリス】ですが、別名【キツネノテブクロ】と呼ばれています。 地中海沿岸を中心に中央アジアから北アフリカ、ヨーロッパに20種あまりが分布しています。 袋状の花弁の内側には、不思議ともいえる斑紋があり、背丈も1メートルほどあります。釣鐘型で、直立して穂状にしたから開花して花が咲いています。咲き始めの薄黄色から、咲いた後の花弁の色がピンクへと変化します。 【ジギタリス】は、薬用植物としての歴史をもつと同時に、毒性の強い有毒植物です。 作用の激しい強心配糖体を含んでいますので、取り扱いに注意が必要です。
ラン科 のデンドロビウム属(セッコク属)の【デンドロリュームは、一般的な〈ラン〉ですが、確認してみますと、まだ植物記では取り上げていませんでした。 デンドロビウム(ノビル系)は、現在日本での品種改良が世界のトップレベルを誇るランです。節のある茎状のバルブをほぼ直立に伸ばして生育します。毎年、数本のバルブを伸ばし、節々に花芽をつけ開花します。 〈ノビル〉という原種をもとに交雑育種が行われたので、日本の気候でも育てることが可能で、(ノビル系・ノビルタイプ)と呼ばれていますす。近年は日本原産の「セッコク」との交雑も進み、小型のノビル系も増えつつあるようです。 耐寒性に富み、株そのものが凍らないかぎり枯死することのない丈夫なランです。園芸店では冬に満開の株が販売されていますが、通常の開花期は春です。栽培法や品種により、落葉してから開花するものと、葉をつけたまま開花するものがありますが、いずれの場合も葉は1年程度で落葉します。
大きな植木鉢の隅に、セリ科 オルラヤ属の【オルラヤ(オルレア)・グランディフローラ・ピエリスホワイト】がきれいに咲いているのを見つけました。 オルラヤ属は地中海沿岸を中心に数種が分布し、セリ科に特徴的な傘形の散形花序をもった植物です。花序の径は、10~15センチで、外周の花の花弁がハート形で中心部の花より数倍大きくなります。 羽状に細かく切れ込んだ葉と、純白の小花を傘状に咲かせる姿にやさしい雰囲気があり、花を間近から見ると、花序を取り囲むような外側の花は、深く切れ込んだ1枚の大きな花弁がよく目立ち、これが本種の特徴となっています。園芸的にも観賞価値の高い草花でありながら、日本に本格的に導入され始めたのは1990年代後半で、比較的新しい花です。草丈は30~60センチ。花期は4~7月。 園芸店では、流通名に英名の「ホワイトレースフラワー」が使われていますが、日本で「ホワイトレースフラワー」の名前で親しまれている「アンミ・マユス」は、セリ科ドクゼリモドキで別種なので注意が必要です。
花径5ミリほどの大きさですので、注意しないと見過ごしそうなフウロソウ科フウロソウ属の【アメリカフウロ(亜米利加風露)】が、路傍に咲いていました。 原産地は北メリカですが、日本国内では、1932年(昭和7年)に京都で発見されています。現代では全国的に広がり、全国の道ばたなどでよく見かける帰化植物として野草化しています。 葉は3~5裂し、それぞれの葉はさらに分かれています。茎葉基部からよく分岐して草丈40センチばかりに成長します。 花の雄しべは10本あり小さな部分に密集、5弁の花弁は淡紅色から白っぽいものまで変異があり、花びらが散ると、花の中央がだんだんと伸びてきてその根元に実ができます。最初は緑色をしていますが、熟すと黒くなります。 フウロウソウ科は12属700種が世界に分布しており、日本に於いては「ハクサンフウロウ」・「イブキフウロウ」・ 「アケボノフウロ」 等があり、「ゲンノショウコ」もその仲間です。
手前側が車道で、歩道側が高く段差があり、手すりが取り付けられていますが、その足元にミソハギ科ザクロ属の【ザクロ】が、高さ80センチほどに成長、ど根性に花を咲かせていました。赤い花が咲いていなければ、【ザクロ】だと気が付かなかったと思います。 側溝の隙間や石垣の目地などから、ど根性に育っているのは前回(53)【マツヨイグサ】などの《野草》のイメージがあるだけに、樹木類が顔を出しているのに驚かされました。落葉小高木で、高さは5メートル以上に大きくなるだけに、このままでの成長は無理だと思います。 周囲には、【ザクロ】の木も見当たらず、発芽の種子がどこから紛れ込んだのかも不思議で、眺めておりました。
何だろうと気になる〈花穂〉を見かけました。特有の〈葉〉の形や〈花穂〉の形状で、アジサイ科 アジサイ属(ハイドランジア属)の【カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)】だと同定できました。 【カシワバアジサイ】は、北アメリカ東部原産、葉の形が〈カシワ〉に似た形の5~7つに深く裂けた葉に似ていることが、和名の由来。花は円錐状あるいはピラミッド型に付く独自の形状をしており、5月〜7月に真っ白い花を付けます。八重咲きと一重咲きがあります。葉には切れ込みがあり、秋には紅葉します。 運よく育てられている方と、お話ができ、挿し木で3年目にして、初めて〈花穂〉ができ、今年は開花しそうだとのことでした。 花だけではなく、秋の紅葉も美しく、長期間観賞できるアジサイなだけに、今後が楽しみです。
本来は「ファルコン昆虫記」として「セイヨウミツバチ」の撮影に集中しておりましたが、素早く動き回る「西洋ミツバチ」くんで、なかなかいい角度での撮影ができませんでしたので、 真ん中あたりに、吸蜜中の「セイヨウミツバチ」がいるのですが、わかりづらい構図となりましたので、「ファルコン植物記」として、地中海沿岸原産のラベンダーの一種、シソ科ラバンデュラ属の【フレンチラベンダー】として久々の登場になりました。 【フレンチラベンダー】の花はとても特徴的で、細く伸びた茎の先端に稲穂状に花が付きます。最大の特徴は花穂の先についた葉です。葉だけれど緑色ではなく、紫色や白い色をしています。細長い花びらにも見えるこの葉は〈苞葉〉と言い、花穂を守るために葉っぱが変異したものです。 4枚ほどの〈苞葉〉が花穂の先端についており、ウサギの耳のようにも見えます。花色も豊富で、紫系、ピンク系、ブルー系、ホワイト系などがあります。香りはやや弱いですが、花が散った後も〈苞葉〉が残り、長い期間鑑賞できます。ドライフラワーにも向いています。ラベンダーの中では暑さに強く、耐寒性もあり丈夫です。
野草のカタバミ科カタバミ属の【オオキバナカタバミ(大黄花片喰・大黄花酢漿草)】ですが、花茎が力強く草むらから顔をのぞかせていました。 南アフリカ原産で、現在では世界各地の温帯に帰化植物として定着しているようです。日本では1890年代に観賞用に輸入されたものが野外に逸出し、1961年に鹿児島県で帰化状態にあることが確認されています。 葉に紫褐色の斑点が多数見られることで他のカタバミと識別ができます。春先に鮮やかな黄色の花を多数咲かせ、別名「キイロハナカタバミ」とも呼ばれています。 花期は3~5月頃、葉柄よりも長い20~30センチの花茎を複数伸ばし、その先端に散形に10個ほどの花をつけます。花径は3~4センチ、花弁は5枚で、鮮やかな黄色です。
石垣の足元にある側溝との隙間から、アカバナ科マツヨイグサ属の【マツヨイグサ(待宵草)】が、ど根性に元気に咲いていました。 南米原産。日本には嘉永年間(1848年~1853年)に船来し、当初観賞用として植えられていたものが、のちに逸出して野生化した帰化植物の一つとされています。 草丈は30~90センチメートルになります。花弁は4個、夕方に花径3~5センチ程度の黄色い花を咲かせ、翌日の朝には黄赤色に変わってしぼんでしまう《一日花》で、花は萎れると赤く変化します。 「メマツヨイグサ」、「オオマツヨイグサ」、「ヒナマツヨイグサ」などは、花がしぼんでも赤色に変化しません。