風に揺れています「薄紫色」といえばいいのでしょうか、色違いのナデシコ目ヒユ科 センニチコウ属の【センニチコウ(千日紅)】と遭遇しました。「赤色」や「青色」・「白色」とも違いう雰囲気の花姿です。 【千日紅】の名前は、花の特徴からつけられました。花の色が退色せずに千日色が変わらないこと、また開花時期が長いことが由来といわれています。 花言葉は「色あせぬ愛」・「不朽」です。ドライフラワーにしても色あせることなく季節を問わずに美しい状態を保つ花姿に、色あせぬ愛といつまでも朽ちないで残るという意味の不朽がつけられたようです。
気温の低い時期ですが、プランターの中で、たくさんの蕾を付けて元気に咲いているアゼトウガラシ科 (ゴマノハグサ科)・ ツルウリクサ属(トレニア属)の【トレニア】をみつけました。 【トレニア】は暑い夏にたくさんの花を次々と咲かせ、耐陰性のある、とても育てやすい植物です。アジアからアフリカにかけて約40種が知られており、一年草の「トレニア・フルニエリ(ナツスミレ、ハナウリクサ)」、「トレニア・バイロニー」と、多年草の「トレニア・コンカラー(ツルウリクサ)」、これらの交雑による園芸品種が出回っています。 一年草の「トレニア ・フルニエリ」と「トレニア・コンカラー」の交雑種には、「サマーウェーブ」シリーズ、「ムーン」シリーズ、「カタリーナ」シリーズ、「ルミーナ」シリーズなどが育種されています ほとんどの園芸品種は寒さに弱く晩秋に枯れてしまいますが、「トレニア・コンカラー」だけは、室内に取り込めば冬越しさせることができるようです。
花の種類の少ないじきですので、黄色の花姿がよく目立つキク目キク科ジニア(ヒャクニチソウ)属【ジニア(百日草)】です。同属植物は20種近くあり、一年草・多年草と亜灌木のものがありますが、日本で作られているものは総て一年草です。 名称通り、病虫害も少なく、7月から11月ころまで、100日以上花が楽しめる品種です。 【ヒャクニチソウ】というと、昔ながらの盆花、供花のイメージがあるかもしれませんが、【ジニア】と呼ばれて花壇やコンテナなどに適した矮性の品種がたくさん流通しており、ガーデニング素材として人気があります。 園芸品種も多く、エレガンス(ヒャクニチソウ)、リネアリス(ホソバヒャクニチソウ)、プロフュージョン(エレガンスとリネアリスの種間雑種)、ハーゲアナ(メキシコヒャクニチソウ)などが出ています。
この時期青々とし小葉の間から、ポツリポツリと花径4センチばかりの桃色の花が「八重咲き」で目立つツリフネソウ科ツリフネソウ属の【インパチェンス】が咲いていました。 「一重咲き」の花姿とはまた趣が違い、かわいらしさが増すようで、「ディディアップルブロッサム」という登録品種名が、確認できました。 「八重咲き」品種は雨に弱いようでで鉢植え栽培が向いているようです。〈日陰でも育つ〉性質をもっていますが、本来は日光を好みます。春と秋は日当たりと風通しのよい場所で育て、夏は午前中十分に日が当たり、午後からは明るい半日陰になる場所へ移します。秋になると徐々に日光に慣らして日当たりで育てると、徒長せずに花を咲かせてくれるようです。 耐寒性がないので、11月に入りますと生育が衰え、やがて枯死します。株を冬越しさせて残したい場合は、よく日の当たる暖かい室内に取り込むのが良いようです。
この夏ようやく〈ホトトギス〉を食草とする【ルリタテハ】の幼虫を観察することができましたが、幼虫に葉を食べ尽くされて悲惨な状況でしたが、久しぶりに被害にあったユリ科ホトトギス属の【ホトトギス】を確認してみますと、通常の10月よりも開花時期は遅れているようですが、元気に蕾を付けていました。 蕾を付けている前回と大体同じ角度で撮影していますが、ようやく開花している姿を確認できました。 花期は8 - 10月。葉腋に2~3個の花を上向きにつけます。花に花柄があり、花は漏斗状鐘形で径約25ミリほどです。花被片は6個で、長さ約25ミリあり、斜め上向きに開き、外側に毛が生え、内側には白色地に紫色の斑点が多くあり、下部に黄色の斑点があります。
この夏ようやく【ホトトギス】を食草とする【ルリタテハ】の幼虫を観察することができましたが、幼虫に葉を食べ尽くされて悲惨な状況でした。 久しぶりに被害にあった【ホトトギス】確認してみますと、例年よりも開花時期は遅れているようですが、元気に蕾を付けていました。 これは開花が楽しみで、また確認に出向かなければいけません。
10年に一度しか咲かないといわれているパイナップル科アルカンタレア属の花「皇帝アナナス」が、神戸ポートアイランドの全天候型対応施設「神戸どうぶつ王国」で開花しています。 南米ブラジル原産アナナスの仲間である「皇帝アナナス(別名=アルカンタレア・インぺリアリス“ルブラ”)」は、パイナップル科の中でも最大級となる品種です。大きな株になると直径2メートル近くなり、皇帝の名にふさわしい姿に成長します。 直立した1~2メートルの花茎には優しいクリーム色の花が咲き、開花後その株は枯れ、根元部分から新たな芽が育ち8~10年かけて次の花を咲かせるといいます。
以前(2086)でも、元気な【セイヨウアサガオ】が2階部分にまで成長した住宅がありましたが、今回はもっと元気な【セイヨウアサガオ】な住宅を発見しました。 【セイヨウアサガオ(西洋朝顔)】はナス目ヒルガオ科サツマイモ属の一年草ですが、【アメリカソライロアサガオ】とも呼ばれています。種はリゼルグ酸アミド(エルジン)を含み、南米の先住民に幻覚剤として用いられてきました。様々な栽培品種には、絞り模様の「フライングソーサー」、写真の青色の「ヘブンリーブルー」、白色の「パーリーゲート」などがあります。 「日本朝顔」との特に大きな違いは、秋(9月ごろ)に開花し、寄せ合うように何輪も大きな花を咲かせ、昼間になっても咲いている点です。【西洋朝顔】が短日植物であることから、日の入りが早くなって日照時間が短くなってから開花を始めるためで、半日陰で育てるなど、育て方や地域によっては8月頃から咲くなど早い時期から咲くこともあります。
某県住の庭先に白色一色の【オシロイバナ(白粉花)】の群生を見つけました。足が不自由でない頃は、このオシロイバナ科オシロイバナ属の【オシロイバナ】の絞り模様を集めるのに随分と苦労したもので、絞り模様の<一日花10-39>を最後に250種類を超える絞り模様を採集しています。 白色基調の【オシロイバナ】の絞り模様も<一日花10-38>などがありましたが、白色一色だけで咲いている【オシロイバナ】の群生も珍しく、その見事さに驚いて眺めておりました。 【オシロイバナ】は、南アメリカ原産で、日本には江戸時代始めごろに渡来しています。花が美しいため観賞用に栽培されていますが、広く野生化もしています。 花弁はなく、花弁に見えるのは〈がく〉で基部は緑色でふくらんでいます。また花の根元にある緑色の〈がく〉のようなものは〈総苞〉です。花が咲き終わった後、〈がく〉は基部を残して脱落し果実(種子を1つ含む)が〈がく〉の基部に包まれたまま熟して全体が黒い種子のようになります。種子には粉状の胚乳があり、これが【白粉花(オシロイバナ)】の名の由来となっています。
久しぶりにヒユ科センニチコウ属の【センニチコウ(千日紅)】を見かけました。花は2~3センチほどの大きさで、松カサを推しつぶしたような形をしています。 【センニチコウ】は、初夏から秋にかけて咲く、小さな玉のようなかわいらしい花です。花色が褪せず枯れても形が崩れにくいため、ドライフラワーにしやすく、リースなどおしゃれなアレンジやフラワークラフトが楽しめる花です。 一時は、鮮やかな朱色の「ストロベリー・フィールズ」(ストロベリー・フィールドとも言われる)という園芸品種ができたため、人気種となり、よく見かけていました。 塊で〈花〉だと観ています部分は〈苞〉で。黄色い部分が〈花〉となります。 熱帯アメリカを中心とした熱帯各地に100種以上が知られています。紅・白・紫・朱色・樺色とピンクの花(に見える花序)の中心部が白いぼかしになる園芸品種が出ているようです。