アヤメ科 トリトニア属の<トリトニア>です。原産地は南アフリカなどで、いろいろな原種がありますが、「トリトニア・クロカタ」を中心に品種改良が進められています。花色はオレンジ色、ピンク、赤、黄、クリーム色、白など。主に出回っているのは園芸品種です。品種名ではなく、花色だけを明記しているものが多いようです。
属名のトリトニアはラテン語の「トリトン(風見)」が由来で、ある種の雄しべがいろんな方向を向くことにちなんでいます。
葉は先のとがった剣のような姿で平べったく、地際から扇状に出ます。主な開花期の4月~5月頃にアヤメのような草丈30㎝~50㎝ほどの花茎を伸ばしてその上部に10輪ほどの花を咲かせます。
花はろうと型で直径5cm、6枚の花びらをもちます。基本種の花色は赤オレンジ色で、優しい色の可憐な花がたくさん咲くのが魅力です。