大きな花姿でひときわ目を引きますのは、ヒガンバナ科ヒッペアストルム属の【アマリリス】ですが、植物記の登場も11回目となりました。 地中に鱗茎を形成する多年草で初夏に〈ユリ〉に似た基本的に六弁の大きい花を、花茎の上部に2~4個つけます。 花の色は白色の「ダズラー」や「スノークイン」・「紫色」の「ロイヤリティー」・薄紅・淡黄など。現在販売されている園芸品種には、「八重咲き」の花も多いようです。また、通常の花は横向きですが、上を向いて咲く受け咲き種、香りのあるものも作られているようです。 赤い花弁に太くて白い筋と細い白い筋が入る品種【ミネルバ】似た雰囲気の花姿ですが、赤色の花弁に淡黄色の筋が入る【アマリリス】ということで、<竹久夢二>の数少ない油絵の『アマリリス』を、思い浮かべてしまいました。