l転校生の<修司>は、風変わりな司書<馬渡>に、奇妙な「霊感検定試験」を受けさせられ、三級の認定を受けます。バイト代が必要な<修司>は、<馬渡>の高額なバイト代に魅かれ霊感に関する事件にかかわるようになっていきます。
霊感のある高校生を中心として成仏できない女子高生たちを救おうと、彼らの活躍を中心に、思わない難事件にも遭遇、帯の宣伝文句にあるように「癒し系青春ホラー」が楽しめた一冊でした。
『イカとクジラ』(2005年)・『フランシス・ハ』(2012年)の<ノア・バームバック>監督が、ニューヨーク・ブルックリンを舞台に、世代の異なる2組のカップルの交流と友情を描いたハートフルコメディ『ヤング・アダルト・ニューヨーク』が、2016年7月22日に公開されます。
8年間も新作が完成していないドキュメンタリー映画監督の「ジョシュ」と、妻の「コーネリア」。40代になり、人生にも夫婦にも何かが欠けていると感じるようになったある日、「ジェイミー」と「ダービー」という20代のカップルと知り合います。時代に乗り遅れたくないとSNSに縛られる日々を送る自分たちに比べ、自由でクリエイティブに生き、レトロなカルチャーを愛する若い2人に刺激を受けた「ジョシュ」と「コーネリア」は、再び活力を取り戻していきますが。
ミドルエイジの夫婦を演じる<ベン・スティラー>&<ナオミ・ワッツ>と、20代のカップルを演じる<アダム・ドライバー>&<アマンダ・セイフライド>が共演しています。
巨大地震と津波、そして福島第一原子力発電所の事故をもたらした東日本大震災が起きた2011年3月11日からの5日間を、原発事故の真相を追う東京中央新聞記者「鍋島」(北村有起哉)を中心に、当時の政権や官邸内部、東京や福島で暮らす市井の人の姿を対比させて描いた『太陽の蓋』が、2016年7月16日より全国で公開されます。
2011年3月11日午後2時46分。東日本大震災が発生し、福島第一原発は全電源喪失という事態に陥いりました。冷却装置を失った原子炉は温度が上がり続け、チェルノブイリに匹敵する最悪の事態が迫っていました。
想定外の状況と情報不足で官邸は混乱を極め、市民たちは故郷から避難を余儀なくされていきます。震災当時の菅内閣の政治家を全て実名で登場させ、当時の状況をリアルに再現しています。
東日本大震災から10年後となる2021年には、90分に再編集されたバージョンで再公開される予定です(2016年公開版は130分)。
『それでも夜は明ける』 (2013年・監督: スティーヴ・マックイーン)の<マイケル・ファスベンダー>と『モールス』(2010年・監督: マット・リーヴス)の<コディ・スミット=マクフィー>が共演したイギリス・ニュージーランド合作西部劇ドラマ『スロウ・ウエスト』が、2016年7月17日より全国で公開されます。
19世紀後半。スコットランド貴族の青年「ジェイ」は、姿を消した恋人「ローズ」を追って渡米し、コロラドへとやって来ます。荒くれ者に襲われて窮地に陥ったところを賞金稼ぎの男「サイラス」に救われた「ジェイ」は、「サイラス」を用心棒として雇い一緒に行動することになります。やがて、「ローズ」とローズの父の首に多額の懸賞金がかけられていることが発覚します。
サンダンス映画祭2015ワールドシネマ部門でグランプリを受賞した作品です。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2016/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016」(2016年7月16日~8月19日)上映作品で、監督は、<ジョン・マクリーン >が務めています。
拿捕した船が、大阪本願寺で籠城している一向宗の仲間に兵糧を届けることだと知った<景>は、陸の戦というものに興味をもち、<織田信長>軍と、泉州淡輪の海賊<七五三兵衛>たちを中心としての攻め合いに首を突っ込んでいきます。
この第二巻は、全篇戦の描写でしめられており、迫力ある戦場状況に圧倒されました。
2011年7月23日に27歳の若さで死去したイギリスの歌手<エイミー・ワインハウス>のドキュメンタリー『AMY エイミー』が、2016年7月16日より全国で公開されます、
第88回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞。2006年発売のセカンドアルバム『バック・トゥ・ブラック』は全世界で1200万枚以上を売り上げ、2008年の第50回グラミー賞では5部門を受賞するなど、世界で人気を集めた<ワインハウス>でした。
しかし、歌手として成功する一方、過激な発言などでプライベートも注目され、スキャンダルも多く報道されました。そんな<エイミー・ワインハウス>の知られざる真実を、未公開フィルムやプライベート映像も交えて映し出していきます。
監督は、<アイルトン・セナ>のドキュメンタリー『アイルトン・セナ 音速の彼方へ』(2010年)が高く評価された<アシフ・カパディア>が務めています。
著者のさくひんとしては、『忍びの国』 ・ 『のぼうの城』 など、読みやすい文体で楽しめましたので、今回も本屋大賞第1位ということで読んでみました。
瀬戸内海の島々を治め、大きな勢力を誇示する<村上武吉>の娘<景>を、主人公に据え、彼女は、男勝りで海賊働きに明け暮れ、地元では嫁のもらいてがありません。
そんな彼女が、偶然乗っ取りを仕掛けた船が、大阪本願寺に籠城する一向宗の門徒とかかわりあうことから物語は始まります。
テレビシリーズ『ウォーキング・デッド』の「マギー」役で知られる<ローレン・コーハン>主演の『ザ・ボーイ~人形少年の館』が、2016年7月17日より公開されます。
人形のベビーシッターとして雇われた女性が想像を絶する恐怖に見舞われる姿を予測不可能な展開で描いています。
過去と決別するためアメリカからイギリスにやって来た「グレタ」は、老夫婦と暮らす8歳の少年のベビーシッターを引き受けることになります。しかし、その少年「ブラームス」は、人間サイズの人形でした。
「ブラームス」を溺愛する老夫婦は、世話する際の「10のルール」を徹底して守るよう「グレタ」に言いつけ、旅行へと出かけます。やがて「グレタ」がルールを破ったことをきっかけに、人形に奇妙な現象が起こりはじめます。
共演に<ルパート・エバンス>。<ウィリアム・ブレント・ベル>が監督を務めています。
『プリズンホテル』シリーズも、本書でひとくぎりです。
個性豊かな登場人物たちのドタバタ劇でずいぶんと楽しませてくれました。
ヤクザ作家の<木戸>も、大きな賞を受賞し、母親のトラウマも解消、<花沢>支配人の息子も、フロントマンの道を歩み出す予感、大親分の秘めたせつない恋話も色を添え、楽しめたシリーズでした。
「春夏秋冬」の順番でなく、「夏・秋・冬・春」と順番を変えた心憎い計算に、してやったりという意気込みと上手さを感じます。
「サッカーの王様」として知られるブラジルの英雄で元サッカー選手の<ペレ>が、いかにして伝説の選手となっていったのかを描いた伝記映画『ペレ伝説の誕生』が、2016年7月8日より公開されます。
プロデューサーには、『ビューティフル・マインド』などで知られるハリウッドの名手<ブライアン・グレイザー>らと並び、<ペレ>本人も名を連ねています。
1950年、優勝確実と言われた自国開催のFIFAワールドカップで優勝を逃したブラジル代表。スラムで育った少年「ペレ」は、母国チームの敗退にショックを隠せない父の姿を見て、いつか自らの力でブラジルをW杯で優勝させることを誓います。
そして1958年のW杯スウェーデン大会。プロチーム入団からわずか18カ月後の17歳の「ペレ」は、当時史上最年少でのW杯出場を果たし、崩壊寸前だったブラジル代表を優勝へと導いていきます。監督は、<ジェフ・ジンバリスト>と< マイケル・ジンバリスト>が務めています。
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