『死んでもいい』@<石井隆>監督
6月
2日
『天使のはらわた』シリーズなどで知られる映画監督・脚本家・劇画作家の<石井隆>が1992年に手がけた劇場長編第2作で、小説家<西村望>の『火の蛾』を原作に3人の男女の愛憎を描いた『死んでもいい』は、1992年10月10日に公開されていますが、2025年6月6日より<石井隆>の初期監督作4本をHDリマスター版で上映する特集企画「石井隆Returns」にてリバイバル上映されます。
気ままな旅の途中で山梨県大月駅に降り立った青年「信」は、そこで偶然出会った女性「名美」に一目ぼれします。彼女の働く不動産屋を訪れた「信」は、社長の「土屋」にアパートを借りたいと申し出ます。「土屋」が「名美」の夫であることを知る「信」でしたが、成り行きからその不動産屋で働きはじめます。やがて「名美」への思いを押さえきれなくなった「信」は、彼女と不倫関係に陥ります。
「名美」を<大竹しのぶ>、「信」を<永瀬正敏>、名美の夫「土屋」を<室田日出男>が演じ、<岩松了>、<竹中直人>が共演しています。
<ちあきなおみ>の曲『黄昏のビギン』が挿入歌として使用され印象を残しています。ギリシャの第33回テッサロニキ国際映画祭にて最優秀監督賞を受賞したほか、国内外で数々の賞を受賞している作品です。