文豪<ドストエフスキー>の短編小説『白夜』に着想を得て、紅葉の美しい秋の日本を舞台に「白夜」とは異なるエンディングで描いた2023年製作の『永遠の待ち人』が、2025年6月6日より公開されます。
仕事ばかりで家庭を顧みなかった「泰明」は、妻の「麻美」が去ったショックからうつ病になり、会社を休職しています。そんな彼にとって、たまに手土産を持って様子を見にくる同僚「岡崎」と鉢植えだけが話し相手でした。
ある日、路上で女性とぶつかった「泰明」は、その女性「美沙子」がバッグから落としたナイフを拾い、ベンチで本を読んでいた彼女に話しかけます。「美沙子」は3年間毎日そのベンチを訪れ、恋人の「慎一」を待ち続けているといいます。「泰明」は「美沙子」に心ひかれ、彼女のもとに通うようになります。「美沙子」が迷いなく語る愛の定義を聞き、自分と元妻の関係を反省した「泰明」は、「美沙子」にある提案をします。
<永里健太朗>が「泰明」を演じ、
『ビリーバーズ』の<北村優衣>が「美沙子」役、
『うみべの女の子』の<高崎かなみ>が「麻美」役で共演、『桃源郷的娘』(2022年)・『狂える世界のためのレクイエム』(2018年)の<太田慶>が監督・脚本を手がけています。