『石門』@<ホアン・ジー& 大塚竜治>監督
2月
23日
望まぬ妊娠に直面した20歳の女性を主人公に、女性を取り巻くさまざまな厚い壁を描いた『石門』が、2025年2月28日より公開されます。
2019年、中国湖南省の長沙市。20歳の「リン」は単発の仕事でお金を稼ぎながら、フライトアテンダントを目指して勉強しています。郊外で産婦人科の診療所を営む両親は、死産の責任を追及され賠償金を要求されていました。そんなある日、「リン」は自分が妊娠1カ月であることを知ります。子どもを持つことも中絶することも望まない彼女は、両親を助けるため賠償金の代わりとしてお腹の子を提供することを思いつきます。
監督を務めたのは、これまで一貫して女性の性に関する問題をテーマに映画を共同制作してきた中国・湖南省出身の<ホアン・ジー>と日本の<大塚竜治>です。
2人が手がけてきた『卵と石』(2012年)や『フーリッシュ・バード』(2017年)でも主演を務めた<ヤオ・ホングイ>が主人公「リン」を演じています。2022年・第23回東京フィルメックス・コンペティション部門出品。2023年・第60回金馬奨にて、日本資本の映画として初めて最優秀作品賞を受賞した作品です。