< 「ラピート」(画像:南海電鉄) >
1994(平成6)年の9月4日。関西国際空港の開港に伴い、南海電鉄の空港特急「ラピート」がデビューしました。
<ラピート>とは、「速い」という意味のドイツ語。都心なんばと関西国際空港を最短で結ぶ空港特急のスピード感にマッチしたネーミングです。爽快な響きを持ち、なおかつ親しみやすいこの名前の決定にあたっては、一般公募が行われ、3万2千通もの応募の中から選ばれました。
この南海50000系電車「ラピート」は、「レトロフューチャー」がデザインコンセプト。内外装とも個性的なことが大きな特徴で、その外観から「鉄人28号」「鉄仮面」などと鉄道ファンに呼ばれることもあります。
「ラピート」の運行体系には「α」と「β」の2種類があり、そのうち「ラピートα」は停車駅の少ないタイプの列車です。「ラピートβ」が停車する堺駅と岸和田駅を通過します。
日中は「ラピートβ」のみが毎時2本運行されています。また、「ラピートα」は上りは20時以降、下りは平日朝に運行されています。
箱根登山鉄道、富士急行、大井川鐵道、叡山電鉄、南海電鉄、神戸電鉄の6社からなる 「全国登山鉄道‰(パーミル)会」 が、2018年9月1日(土)から「‰(パーミル)会」のヘッドマークを掲出した車両を運行させています。
ヘッドマークは、箱根登山鉄道1000形電車「ベルニナ号」1編成、富士急行1000系電車「マッターホルン号」と6000系電車「マッターホルン号」の各1編成、大井川鐵道クハ600形客車、叡山電鉄800系電車1編成、南海電鉄2200系電車「天空」、神戸電鉄6500系電車と1370系電車の各1編成に掲出。南海電鉄と、神戸電鉄は10月30日(火)まで、箱根登山鉄道、富士急行、大井川鐵道、叡山電鉄は31日(水)までの運行です。
< 土讃線のトロッコ列車「志国高知 幕末維新号」(画像:JR四国) >
JR四国は、トロッコ列車「志国高知 幕末維新号」の秋の運転が始まるのにあわせ、「ビールトロッコ列車」の運行や新たな弁当の発売などを発表しています。
同列車はディーゼルカーのキハ185系とキクハ32形の2両編成で、土讃線の高知~窪川間を走ります。定員は60人です。伊野~土佐久礼間でトロッコ車両に乗車できます。2017年9月から土休日を中心に運転されており、2018年の秋は9月15日(土)から再開。車内では高知県立伊野商業高校の生徒らによる車窓案内や車内販売などが行われます。
運転再開にあわせ、車内では特製弁当「加尾の彩り御膳」(2000円・税込)を新たに発売。伊野商業高校の生徒の発案により開発された弁当で、名称も、龍馬の初恋の相手といわれる平井加尾にちなみ同校生徒が付けたといいます。
女性をターゲットとし、食べやすいサイズのおかずや季節に合わせた和菓子などを盛り込んでいます。従来から取り扱っている「龍馬のお弁当」と同様、乗車日4日前までに仁淀ブルー観光協議会への予約が必要です。
また、運転再開に先駆け、9月8日(土)と9日(日)には日帰りツアー専用列車「志国高知 幕末維新号ビールトロッコ」を運転。代金は、生ビール(キリン一番搾り)とレモンハイの飲み放題に「龍馬のお弁当」が付き7900円です。定員は各日50人。8日(土)は高知発(旭、朝倉、伊野でも乗車可)、9日(日)は須崎発です。ワープ高知支店で予約を受け付けています。
このほか、8月31日(金)には、「志国高知 幕末維新号」の活動に反映させるため、伊野商業高校の生徒が観光特急「四国まんなか千年ものがたり」に乗車し研修を受ける取り組みを実施。運転再開初日の9月15日(土)には、高知駅で出発式などが開催される予定です。
1982(昭和57)年の9月2日。国鉄が開発していた超電導リニアモーターカーが、宮崎実験線(宮崎県日向市・都農町)で有人走行に成功しています。
1977(昭和52)年に開設された宮崎実験線(浮上式鉄道宮崎実験センター)。その線路は当初「凸」字状で、その上を無人の超電導リニア車両が走る形でした。1979(昭和54)年には、無人実験車両の「ML500」が当時の世界最高速度517km/hを記録します。
しかし、車両へ食い込む形になるこの線路形状では乗車スペースの確保が難しいことから、国鉄は1980(昭和55)年、宮崎実験線の線路を「U」字状へ変更。現在の超電導リニアと同様の形状になります。
そこで将来の大量輸送を念頭に、人が乗ることのできる車両として「MLU001」が登場。この車両が1982年9月2日、宮崎実験線での有人走行に成功しました。「MLU001」の「U」は、線路が「U」字型になったことを意味し、1987(昭和62)年、最高速度405km/hを記録しています。
残念ながら生存中に、JR東海が実用化に向けています、東京~大阪間を1時間で結ぶ、夢の交通機関としてのリニアモーターカーを目にすることはできないようです。
< 「秋葉原駅名ボールペン・シャープペン3本セット」 >
書泉(アニメイトグループ)は、JR線車両をモチーフとしたオリジナル鉄道グッズ「秋葉原駅名ボールペン・シャープペン3本セット」(1200円・税別)と「御茶ノ水駅名ボールペン・シャープペン2本セット」(800円・税別)を2018年9月1日に発売します。
書泉グランデ、書泉ブックタワーそれぞれのJR線最寄り駅「秋葉原駅」と「御茶ノ水駅」のそれぞれのバージョンをラインアップ。ボールペンとシャープペンには駅名標にプラスし、各駅に乗り入れている路線の「車両の顔」がデザインされています。
「鉄道ファンの聖地」と言われる書泉グランデ6階(神保町)、書泉ブックタワー5階(秋葉原)の鉄道フロア、オンラインオーダー(公式ウェブ通販)で限定発売されます。
1975(昭和50)年の8月31日。浜原~口羽間(29.6km)の開業で三江南線と三江北線が結ばれ、広島県の三次駅と島根県の江津駅を結ぶ三江線が全通しました。
この三江線、「中国太郎」とも呼ばれる江の川に沿って走る路線で、車窓からその風景を堪能することができます。しかし沿線はその水害に悩まされることがあり、三江線には数ヶ所、増水時に線路を封鎖し市街地への水流入を防ぐための陸閘門が設けられています。
2015年(平成27年)に全通40周年を記念して、三江線改良利用促進期成同盟会・三江線活性化協議会による公募で決定した「江の川鉄道」の愛称が付けられました。
2018年(平成30年)3月31日をもって 旅客営業を終了 し、翌4月1日付で全線廃止となっています。JR発足後(国鉄時代を含め)、路線距離が100kmを超える鉄道路線の全線廃止は本州では初の事例となりました。
高砂駅(高砂市)で9月15日(土)、たかさご万灯祭『山陽ジャズトレイン』が、入場無料で開催されます。
同イベントは、高砂駅南側一帯の街中がライトアップされる「たかさご万灯祭」(9月15日・16日)の一環として実施。当日は高砂駅に留置された列車内の1・4号車でジャズライブが行われるほか、2・3号車では「たかさご万灯祭フォトコンテスト」の昨年入賞作品の展示が催されます。ジャズライブは19時からと19時50分からの2部構成で、定員は各40人、観覧料は無料となっていますが事前申し込みが必要です。
山陽電気鉄道では、これをPRするために2018年8月17日(金)から9月16日(日)まで、5000系と5030系の6連車の一部編成に、<ヘッドマーク>とドア横にステッカーを提出しています。
1971(昭和46)年の8月29日、福島・新潟県境を越える只見~大白川間(20.8km)が開通し、福島県の会津若松駅と新潟県魚沼市の小出駅を結ぶ只見線が全通しました。
絶景の秘境路線であり、その風情と車窓から眺める破間川(あぶるまがわ)・只見川の渓谷美、それにマッチした新緑や紅葉が美しいことで知られ、行楽シーズンは混雑します。第一只見川橋梁は、日本の有名な橋梁ベスト3に常にランクインするうえ、2008年10月11日の「日本経済新聞」によれば、NIKKEI PLUS1 何でもランキング「紅葉の美しい鉄道路線ベストテン」の第1位に選ばれています。
特に中央部は秘境ともいえる地域を縫うように走っており、いくつかの駅は秘境駅と呼ばれています。両端の会津若松駅と小出駅を除き、駅施設にキヨスクなどの売店はありませんが、中間駅の会津川口駅構内の「金山町観光情報センター OASIS」では飲食品・土産物類を、只見駅構内の「只見町観光まちづくり協会」では、特産品の土産を中心に扱っており観光情報も提供されています。
東海道新幹線で車内販売などを行うジェイアール東海パッセンジャーズは、秋の季節弁当「秋味満載」を8月30日(木)に発売すると発表しています。
海の食材を使用した「イクラと鮭フレークご飯」「さんま梅煮」と山の食材を使用した「きのこご飯」「松茸煮」に加え、「薩摩芋揚げ」「鶏つくね焼」なども入ります。価格は1個(1180円・税込)。発売は8月30日(木)から11月下旬までの予定です。
東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」の車内販売や、東京、品川、新横浜、名古屋、京都、新大阪の各駅、「リニア・鉄道館」の弁当売店で購入できます。
< 左「ブル」・右「ミケ」 >
日本最初のケーブルカーとして、1918年8月29日に生駒鋼索鉄道が鳥居前~宝山寺間(0.9㎞)で営業運転を開始してから、今年で100周年を迎えます。
近鉄では、これを記念し、2018年7月21日から9月30日までの間、「生駒ケーブル100周年キャンペーン」として、リアル謎解きゲームの実施など記念イベントを実施していますが、100周年当日となる8月29日には、生駒ケーブルを開業した生駒鋼索鉄道の社章を模したヘッドマークを「ブル」および「ミケ」に掲出して運行します。
また、同日朝に鳥居前駅からご乗車のお子さまを、生駒ケーブルキャラクターの「ブル」または「ミケ」がお出迎えし、「ブル・ミケ サンバイザー」がプレゼントされます。(「ブル」または「ミケ」のお出迎えは時間限定、サンバイザー配布は先着800名)
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