美術館で絵画鑑賞するかのごとく、映画館で<レオナルド・ダ・ヴィンチ>の作品を鑑賞する絵画展のライブ・ビューイング、映画『ルーブル美術館の夜ーダ・ヴィンチ没後500年展』が、2021年1月1日から全国で順次公開されます。本作で体験できる主要な<ダ・ヴィンチ>作品のリストが公表されています。
昨年~今年2月までの会期中、世界中から107万人が殺到し、史上最多動員を記録、予約困難のプラチナチケット企画となった、フランス・パリのルーブル美術館における「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」の、その空前絶後の大規模回顧展を、ルーブル美術館の全面協力のもと、誰もいない真夜中に撮影。それも、映画館上映のための高精細度カメラを用い、この機会だからこそ特別に接写も実現。大スクリーンに映し出される圧倒的映像美で、ダ・ヴィンチ芸術との〈本当の〉出会いを体現しています。
案内役を務めるのは、本展の準備に10年を費やした絵画部門チーフ・キュレーターの<ヴァンサン・ドリューヴァン>と素描・版画部門<ルイ・フランク>。ルーブル所蔵の至宝は勿論、エルミタージュ美術館やヴァチカン博物館などが奇跡的に貸し出した天才<ダ・ヴィンチ>の作品の数々が登場。
担当学芸員自らが教えてくれる洞察。誰もいない静寂につつまれた夜の、美の殿堂・ルーブル美術館で、ガイド付プライベートツアーを楽しんでいるような体験ができます。
【主要な劇中作品リスト】
「聖トマスの懐疑」*ヴェロッキオ作 「受胎告知」 「聖母と果物鉢」 「猫のいる聖母子の素描」 「ブノワの聖母」
「荒野の聖ヒエロニムス」 「岩窟の聖母(パリ版)」 「音楽家の肖像」 「ミラノの貴婦人の肖像(ラ・ベル・フェロニエール)」「最後の晩餐」 「ほつれ髪の女」 「洗礼者ヨハネ」 「聖母子と聖アンナ(聖アンナと聖母子)」 「モナ・リザ(ラ・ジョコンダ)」
香港と中国・深センという隣接する2つの地域を行き来し、それぞれにアイデンティティを持つ少女を主人公に、香港と中国大陸の越境問題や経済、社会情勢、現地の青少年の裏事情など、さまざまな実情をリアルに重ねながら、青春のみずみずしさを描いた中国映画 『THE CROSSING 香港と大陸をまたぐ少女』 が、2020年11月20日より全国で公開されます。
香港人の父と中国人の母を持つ16歳の高校生「ペイ」(ホアン・ヤオ)は、深センから香港へ越境通学しています。母は家で友達と麻雀に興じてばかりで、父は香港で別の家族を持ち、国境付近でトラック運転手をしています。孤独な「ペイ」にとって一番楽しいのは、学校で親友「ジョー」(カルメン・タン)と過ごす時間でした。
2人は日本の北海道へ旅行に行くことを夢見て小遣い稼ぎしていましたが、ある日、船上パーティで「ハオ」(スン・ヤン)という青年に出会います。クールな「ハオ」に「ジョー」が好意を抱くなか、「ペイ」は「ハオ」からスマートフォンを香港から深センへ持ち出す密輸の仕事を持ち掛けられます。「ペイ」は旅費欲しさに、その裏仕事を引き受けてしまいます。
2019年・第14回大阪アジアン映画祭では『過ぎた春』のタイトルでコンペティション部門で上映され、監督の<バイ・シュエ(白雪)>が「来るべき才能賞」を受賞した作品です。
<手塚治虫>が1970年代に発表した大人向け漫画『ばるぼら』〈『ビッグコミック』(小学館)・1973年(昭和48年)7月10日号~1974年(昭和49年)5月25日号まで連載〉を、<稲垣吾郎>(46)と<二階堂ふみ>(26)のダブル主演で初映像化した日本・ドイツ・イギリス合作の実写作品『ばるぼら』が、2020年11月20日より全国で公開されます。
<手塚治虫>の実子である<手塚眞>監督(59)と<ウォン・カーウァイ>作品で知られる撮影監督<クリストファー・ドイル>がタッグを組み、愛と狂気の寓話を美しい映像で描き出します。
異常性欲に悩まされている耽美派の人気小説家「美倉洋介」は、新宿駅の片隅で、酔っ払ったホームレスのような少女「ばるぼら」と出会い、自宅に連れて帰ります。大酒飲みで自堕落な「ばるぼら」ですが、「美倉」は彼女に奇妙な魅力を感じ追い出すことができません。
彼女を近くに置いておくと不思議と「美倉」の手は動き出し、新たな小説を創造する意欲が沸き起こるのでした。あたかも芸術家を守るミューズのような存在の「ばるぼら」でしたが、彼女の母を通じて、黒魔術世界とかかわりを持つようになっていきます。
日本でも数回アニメ化されたフランスの名作児童文学『家なき子』を実写映画化された『家なき子』が、2020年11月20日に全国で公開されます。
南フランスの農村で暮らす11歳の少年「レミ」は、優しい母と貧しいながらも幸せな毎日を送っていました。そんなある日、長い間パリへ出稼ぎに出ていた義父により、「レミ」は旅芸人の親方「ヴィタリス」に売り飛ばされてしまいます。
情の深い親方に歌の才能を見いだされた「レミ」は、犬の「カピ」や猿の「ジョリクール」と親交を深めながら、ひたむきに旅を続けていきます。
オーディションで選出された<マロム・パキン>が主人公「レミ」を演じ、美しい歌声も披露。『隠された記憶』の<ダニエル・オートゥイユ>、『8人の女たち』の<リュディビーヌ・サニエ>、『ニュー・シネマ・パラダイス』の<ジャック・ペラン>らが脇を固め、<アントワーヌ・ブロシエ>が監督を務め、2018年に製作された作品です。
異なる文化を背景にもつため対立しがちな家族の絆を、手作り料理でつなげようと奮闘する少年の成長を描いたアメリカ・ブラジル合作映画 『エイブのキッチンストーリー』 が、2020年11月20日より全国で公開されます。
ニューヨーク・ブリックリンに暮らし、イスラエル人の母とパレスチナ人の父を持つ12歳の「エイブ」は、文化や宗教の違いから対立する家族に悩まされるなか、料理を作ることを唯一の心の拠りどころにしていました。そんな自分のことは誰にも理解してもらえないと思っていた「エイブ」は、ある日、世界各地の味を掛け合わせた「フュージョン料理」を作るブラジル人シェフの「チコ」と出会います。
フュージョン料理を自身の複雑な背景と重ね合わせた「エイブ」は、自分にしか作れない料理で家族をひとつにしようと決意します。Netflixの大ヒットシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の「ウィル」役で知られる<ノア・シュナップ>が映画初主演を務め、等身大の少年「エイブ」を好演しています。ブラジル人の映画監督<フェルナンド・グロスタイン・アンドラーデ>が、自身の半生をベースに描いた2019年製作の作品です。
国民的アニメ「ドラえもん」初の3DCGアニメーション映画として2014年に公開され、大ヒットを記録した『STAND BY ME ドラえもん』(2014年・監督八木竜一&山崎貴)の続編『STAND BY ME ドラえもん2』が、2020年11月20日より全国で公開されます。
前作から引き続き監督は<八木竜一>が務め、脚本・共同監督を<山崎貴>が担当し、原作漫画の名エピソード「おばあちゃんのおもいで」にオリジナル要素を加えてストーリーを再構築しています。
前作で描かれた「のび太の結婚前夜」の翌日である結婚式当日を舞台に、「のび太」と「しずか」の結婚式を描きます。ある日、優しかったおばあちゃんとの思い出のつまった古いクマのぬいぐるみを見つけた「のび太」は、おばあちゃんに会いたいと思い立ち、「ドラえもん」の反対を押し切りタイムマシンで過去へ向かいます。未来から突然やってきた「のび太」を信じて受け入れてくれたおばあちゃんの「あんたのお嫁さんをひと目見たくなっちゃった」という一言で、「のび太」はおばあちゃんに未来の結婚式を見せようと決意します。
しかし、未来の結婚式当日、新郎「のび太」は「しずか」の前から逃げ出してしまいます。大人になった「のび太」の声を前作から続いて<妻夫木聡>、おばあちゃん役は<宮本信子>が声を当てています。
『透明人間』(2020年・監督:リー・ワネル) ・ 『ゲット・アウト』 (2017年・監督: ジョーダン・ピール)のブラムハウス・プロダクションズが贈る『Freaky』が、『ザ・スイッチ』の邦題として、2021年1月15日より全国で公開決定。併せてポスタービジュアルが解禁されています。
本作は、気弱な女子高生「ミリー」と連続殺人鬼「ブッチャー」の体が入れ替わるさまを描くホラー映画です。『ハッピー・デス・デイ』「2017年)シリーズの<クリストファー・ランドン>が監督を務め、 『名探偵ピカチュウ』 (2019年・監督: ロブ・レターマン)の<キャスリン・ニュートン>が「ミリー」、『サイコ』(1998年・監督:ガス・ヴァン・サント )の<ヴィンス・ヴォーン>が、「ブッチャー」を演じています。
そのほか「ミリー」の親友でしっかり者の「ナイラ」役に『ゴーストバスターズ/アフターライフ』「2021年公開予定・監督: ジェイソン・ライトマン)の<セレステ・オコナー>、「ジョシュ」役に『ザ・ゴールドフィンチ』「2019年・監督: ジョン・クローリー)の<ミーシャ・オシェロヴィッチ>がキャスティングされています。
ポスタービジュアルには、赤いライダースを身にまといチェーンソーを構える「ミリー」と、不安そうな表情で胸にスマートフォンを当てる「ブッチャー」の姿が並んでいます。
<ヘイリー・ベネット>(32)主演作『Swallow/スワロウ』が、2021年1月1日に公開されるのに先立ち、<ポスター>が解禁されています。
本作は、異物を飲み込むことで多幸感を得るようになった女性「ハンター」を主人公とする物語。完璧な夫、美しいニューヨーク郊外の邸宅と、誰もがうらやむ暮らしを手に入れた「ハンター」でしたが、夫は彼女の話を真剣に聞いてくれず、義父母からもないがしろにされ孤独な日々を送っていました。
妊娠が発覚し、喜ぶ家族とは裏腹に孤独を募らせていく「ハンター」は、ある日ガラス玉を飲み込みたいという衝動に駆られます。彼女がガラス玉を飲み下し痛みとともに得たのは、充足感と快楽でした。そして「ハンター」は、より危険なものを口にしたいという欲望に取り憑かれていきます。
監督を務めた<カーロ・ミラベラ=デイヴィス>が、自身の祖母が強迫性障害によって手洗いを繰り返すようになったというエピソードから着想を得て制作。
<ヘイリー・ベネット>が「ハンター」を演じ、『シンクロナイズドモンスター』(2016年・監督: ナチョ・ビガロンド)の<オースティン・ストウェル>、『バーン・アフター・リーディング』(2008年・監督: イーサン・コーエン、 ジョエル・コーエン)の<エリザベス・マーベル>と<デヴィッド・ラッシュ>も出演しています。
プレイヤーが互いの正体を探りあう「人狼ゲーム」を題材に描いたシリーズの第8作 『人狼ゲーム デスゲームの運営』 が、2020年11月13日より全国で公開されます。
主演を『腐女子、うっかりゲイに告る。』 ・ 『コーヒー&バニラ』などのドラマで人気の<小越勇輝>が務め、第1作の<桜庭ななみ>から第7作の<武田玲奈>まで、すべて若手女優が主演を務めてきた同シリーズで初めて男性が主人公になっています。
シリーズ原作者である<川上亮>が自ら監督を務めています。ネット上や拉致などで参加者を集め、その勝敗は富裕層による非合法な賭博の対象となっている人狼ゲーム。現場で運営人のひとりとして働く「正宗」は、参加者の中に彼の家庭教師バイトの教え子だった女子高生「夏目柚月」を見つけます。
運営本部に殺されてもいいから、「柚月」を救いたいと考えた「正宗」は、他の運営人や参加者たちに気づかれてはならないという状況下で、「柚月」に参加者全員の役職や人狼の襲撃先、つくべき嘘などのアドバイスを必死に伝えようとします。
NHK総合でオンエアされるスタジオジブリの新作長編アニメ 『アーヤと魔女』 の放送日が12月30日(水・19:30~20:52)に決定、あわせて声のキャストが発表されています。
<宮﨑吾朗>(53)が監督を務めた本作は、スタジオジブリ初の全編3DCG制作作品です。自分が魔女の娘とは知らずに育った少女「アーヤ」が、奇妙な家で意地悪な魔女と暮らすさまが描かれます。映画『ハウルの動く城』(2004年・監督: 宮﨑駿)の原作者としても知られる<ダイアナ・ウィン・ジョーンズ>の遺作となった児童文学『アーヤと魔女』(2012年7月・訳:田中薫子 ・絵:佐竹美保・徳間書店刊)を原作とし、同書を気に入った<宮﨑駿>(79)が企画を担当しました。
今回、「アーヤ」を引き取る魔女「ベラ・ヤーガ」役で<寺島しのぶ>(47) 、魔女と一緒に暮らす怪しげな男「マンドレーク」役で<豊川悦司>(58)、黒猫の「トーマス」役で<濱田岳>(32)が声を当てています。そして主人公「アーヤ」役には、オーディションで選ばれた<平澤宏々路(こころ)>(13)が抜擢されています。
併せて、劇伴音楽を担当する<武部聡志>率いるスペシャルユニットが劇中歌を担当。インドネシア出身の<シェリナ・ムナフ>がボーカルを務め、ギターにGLIM SPANKYの<亀本寛貴>、ベースにMrs. GREEN APPLEの<髙野清宗>、ドラムに<シシド・カフカ>、キーボードに<武部聡志>が参加しています。
なお、<宮﨑吾朗>が初めて手がけたテレビアニメシリーズ『山賊の娘ローニャ』(2014年10月11日~2015年3月28日)の再放送も決定しています。全26話を前後編に再編集した総集編が、前編12月19日(土・17:00~17:58)と後編20日(日・17:00~17:58)にNHK総合で放送されます。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ