32歳で命を絶った夭折の歌人<萩原慎一郎>のデビュー作にして遺作となった歌集を原作に、現代をもがき生きる人々の苦悩と希望をオリジナルストーリーで描いた人間ドラマ 『滑走路』 が、2020年11月20日 より全国で公開されます。
厚生労働省の若手官僚「鷹野」は、激務の中で仕事への理想を失い、無力な自分に思い悩んでいました。そんなある日、非正規雇用が原因で自死したとされる人々のリストが、NPO団体によって持ち込まれます。追及を受けた「鷹野」は、リストの中から自分と同じ25歳で自死した青年に関心を抱き、彼が死を選んだ理由を調べ始めます。
一方、将来への不安を抱える30代後半の切り絵作家「翠」は、子どもを欲する自身の思いを自覚しながらも、夫との関係に違和感を抱いていました。また、幼なじみを助けたためにイジメの標的となった中学2年生の「学級委員長」は、シングルマザーの母に心配をかけまいと1人で問題を抱え込んでいます。それぞれ悩みを抱える3人の人生は、やがてひとつの道へと繋がっていきます。
切り絵作家「翠」を<水川あさみ>(37)が、若手官僚「鷹野」を<浅香航大>(27)、「学級委員長」を新人<寄川歌太>(16)が演じています。
原作<萩原慎一郎>の『歌集 滑走路』(2017年12月26日・角川書店刊)を、<桑村さや>が脚本を担当。<大庭功睦>が監督 を務めています
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019国内コンペティション短編部門で観客賞を受賞した『ガンバレとかうるせぇ』(2018年) ・ 『歩けない僕らは』(2018年)などの短編で高い評価を受けてきた<佐藤快磨>(31)監督の長編劇場デビュー作 『泣く子はいねぇが』 が、2020年11月20日より全国で公開されます。
<是枝裕和>監督率いる映像制作者集団「分福」が企画協力し、<佐藤快磨>監督の地元・秋田の伝統行事「ナマハゲ」を盛り込みながら、大人になっていく20代の若者たちの姿を描きます。秋田県・男鹿半島で暮らす、「たすく」に娘が誕生します。「たすく」が喜ぶ中、妻の「ことね」は子どもじみていて父になる覚悟が定まらない夫に苛立ちを募らせていました。
大みそかの夜、「たすく」は妻「ことみ」と「酒を飲まずに早く帰る」と約束を交わし、地元の伝統行事「ナマハゲ」に参加します。しかし、酒を断ることができずに泥酔した「たすく」は、溜め込んだ日頃の鬱憤を晴らすかのように「ナマハゲ」の面を付けたまま全裸で街へと走り出し、その姿がテレビで全国に放送されてしまいます。「ことね」に愛想を尽かされ、地元にもいられなくなった「たすく」は逃げるように東京へと向かいます。
それから2年、東京に「たすく」の居場所はなく、「たすく」の中に「ことねと娘に会いたい」という思いが強くなっていきます。
主人公「たすく」役を<仲野太賀>(27)、「ことね」役を<吉岡里帆>(27)が演じるほか、<寛一郎>、<山中崇>、<余貴美子>、<柳葉敏郎>らが出演しています。
日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』(毎週金曜 後9:00)で、10月23日からスタートしていました『4週連続ハリポタ&ファンタビ! 祭り』は、明日13日は、 『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』 (2018年・監督: デヴィッド・イェーツ)がいつもより約1時間早い、午後7時56分から地上波初放送されます。
「ファンタビ」シリーズは、「ハリポタ」シリーズと同じ世界の物語で、「ハリポタ」シリーズの約70年前の1920年代が舞台。あすの放送では第1作 『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』 (2016年・監督: デヴィッド・イェーツ)がダイジェスト版で放送されます。
本シリーズは、『ハリポタ』で登場した人物が若かりし姿で登場。<ジュード・ロウ>が演じ、「ニュート」の恩師でもある「ダンブルドア」や、『ハリー・ポッターと死の秘宝PART1』で「ダンブルドア」との確執が描かれ、老いて投獄された姿が登場した「ゲラート・グリンデルバルド」。ほかにも、「ニュート」の兄の婚約者の「リタ・レストレンジ」、蛇に変身する女性「ナギニ」やおなじみの魔法呪文が出てきますので、「ハリポタ」シリーズファンとしては楽しみな内容だと思います。
人気スパイ映画『007』シリーズ第1作で、<ショーン・コネリー>が演じた「ジェームズ・ボンド」が使用した拳銃「ワルサーPP(.380 ACP)」が来月、米ロサンゼルスで競売に掛けられます。落札価格は15万ドル~20万ドル(約1600万~2100万円)の予想がされています。
競売に掛けられるのは、1962年に公開された『007/ドクター・ノオ』(監督: テレンス・ヤング)で、10月31日90歳で亡くなった <ショーン・コネリー> が使用した銃です。
<ショーン・コネリー>が演じるジェイムズ・ボンドは『007/ドクター・ノオ』の中で、英情報機関の上司(M)の命令で、故障した古い「ベレッタ」をしぶしぶ「ワルサーPP(.380 ACP)」に交換しています。
今回競売に掛けられる銃は、<ショーン・コネリー>が作中で使用した2丁のうちの1丁で、発砲できないように改造されています。同作の小道具会社が所有していましたが、2006年に競売に掛けられ売却されていました。
銃は、12月3日に米カリフォルニア州ビバリーヒルズとオンラインで開催される「アイコンズ・アンド・アイドルズ・トリロジー:ハリウッド」に出品されます。
「ジェイムズ・ボンド」の銃の他、<トム・クルーズ>が映画『トップガン』(1986年・監督:トニー・スコット)で着用した 「パイロットヘルメット」や、『ターミネーター2』(1991年・監督: ジェームズ・キャメロン)で<アーノルド・シュワルツェネッガー>が着用した革のライダースジャケットなど500点以上が出品される予定になっています。
2020年度新藤兼人賞で最終選考に進む監督9名が発表されています。
1996年に設立された「新藤兼人賞」は、プロデューサーたちの観点から将来性のある新人監督を選出する映画賞です。
今年度は、島根県の刑務所内を映したドキュメンタリー『プリズン・サークル』の<坂上香>、先天性脳性まひの女性の成長を描いた 『37セカンズ の<HIKARI>』、衆議院議員<小川淳也>を追ったドキュメンタリー 『なぜ君は総理大臣になれないのか』の<大島新>、PFFアワード2019でグランプリを受賞した 『おばけ』の<中尾広道> が候補となっています。
さらに、<松本穂香>が主演した 『君が世界のはじまり』の<ふくだももこ>、<中村倫也>の主演作 『人数の町の<荒木伸二>』、アイヌの人々がキャストとして参加した 『アイヌモシリ』の<福永壮志>、<仲野太賀>が主演を務める 『泣く子はいねぇが』の<佐藤快磨>、<藤原季節>が主演する『佐々木、イン、マイマイン』(2020年11月27日公開)の<内山拓也>も最終選考に残っています。
金賞および銀賞の受賞者は11月24日に発表。受賞者には、正賞として新藤がデザインしたオリジナルトロフィーが贈られるほか、副賞として金賞には賞金50万円とUDCast賞、銀賞には賞金25万円が贈呈されます。授賞式は12月4日に東京・如水会館で開催予定されています。
上段左から<柄本佑>、<坂井真紀>、<奥田瑛二>
下段左から<余貴美子>、<宇崎竜童>、<大谷直子>
<柄本佑>(33)が主演を務め、2021年2月より全国で公開予定の『痛くない死に方』の追加キャストが明らかになっています。
<柄本佑>演じる在宅医「河田仁」が〈痛くない死に方〉を模索していくさまを描く本作。兵庫県尼崎市で在宅医療に従事する<長尾和宏>の著作をもとに、『TATTOO(刺青)あり』(1982年) ・ 『愛の新世界』(1994年)の<高橋伴明>(71)が監督を務めています。
〈痛くない在宅医〉として「河田仁」を選ぶも結果的に苦しみ続けて死んでしまう肺がん患者「井上敏夫」の娘「智美」役で<坂井真紀>が出演。「河田」の先輩医師で「カルテでなく人を見ろ」がモットーの「長野浩平」を<奥田瑛二>が演じています。「長野浩平」とともに在宅医療に従事する看護師「中井春菜」役で<余貴美子>が扮しています。
また、「河田仁」が新たに担当することになる肺がん患者「本多彰」役で<宇崎竜童>、その妻「しぐれ」役で<大谷直子>が出演しています。
そのほか<大西信満>、<大西礼芳>、<下元史朗>、<藤本泉>、<梅舟惟永>、<諏訪太朗>、<田中美奈子>、<真木順子>、<亜湖>、<田村泰二郎>、<東山明美>、<安部智凛>、<石山雄大>、<幕雄仁>、<長澤智子>、<鈴木秀人>らが名を連ねています。また原作者の<長尾和宏>もカメオ出演しています。
ドイツ出身の写真家<ヘルムート・ニュートン>(1920年10月31日~2004年1月23日)のドキュメンタリー『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』」の予告編とポスタービジュアルが解禁になっています。
<ヘルムート・ニュートン>の生誕100年を記念して製作された本作。そのセンセーショナルな作風から「ポルノまがい」「女性嫌悪主義」と議論を巻き起こし、〈20世紀をもっとも騒がせた写真家〉とも呼ばれた彼の撮影の舞台裏が、12人の女性たちの視点から語られていきます。
公開された予告編には、米国版VOGUE編集長の<アナ・ウィンター>が「表紙を飾る衝撃的な美」「彼が撮る女性は力強く挑戦的」と語る様子や、批評家の<スーザン・ソンタグ>が「女性蔑視よ。不愉快だわ」と批判する映像などを収録。また『愛の嵐』(1974年・監督: リリアーナ・カヴァーニ)の<シャーロット・ランプリング>、『ブルーベルベット』(1986年・監督: デヴィッド・リンチ)の<イザベラ・ロッセリーニ>、『ピエラ 愛の遍歴』(1983年・監督: マルコ・フェレーリ)の<ハンナ・シグラ>といった女優や、歌手の<グレイス・ジョーンズ>、モデルの<クラウディア・シファー>、<ナジャ・アウアマン>らのインタビューも収められています。
ドイツ出身の<ゲロ・フォン・べーム>が監督を務めた『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』は、12月11日より全国で順次公開されます。
19世紀末のパリを舞台に、ベル・エポック時代を象徴する戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』の誕生秘話を描いた伝記ドラマ『シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!』が、2020年11月13日より全国で公開されます。
1897年、パリ。詩人で劇作家の「エドモン・ロスタン」は、もう2年近くもスランプ状態に陥っていました。そんな彼のもとに、大物俳優「コンスタン・コクラン」の主演舞台を手がけるチャンスが舞い込みます。しかし決まっているのは『シラノ・ド・ベルジュラック』というタイトルだけで、執筆は一向に進みません。
そんな中、親友「レオ・ヴォルニー」が愛する女性「ジャンヌ」と、「レオ」になり替わって文通することになります。彼女との詩美あふれる手紙のやり取りに刺激され、自身の脚本執筆もついに進み出します。やがて、借金だらけの俳優や気まぐれな女優ら崖っぷちの舞台人たちが劇場ポルト・サン=マルタン座に集い、それぞれの人生を懸けた舞台の稽古が始まります。
「エドモン・ロスタン」に<トマ・ソリベレ>、 「コンスタン・コクラン」に<オリビエ・グルメ>、「レオ・ヴォルニー」に<トム・レーブ>が扮し、監督は、<アレクシス・ミシャリク>が務めています。
上段左から安倍萌生、大橋彰(アキラ100%)、宮本真希
下段左から森下能幸、榊英雄、山口森広、織田あいか、中山祐太、秋山勇次、井浦新
「アキラ100%」こと<大橋彰>(46)の初主演映画『達人 THE MASTER』が、2021年公開予定であることが発表され、撮影は昨日11月9日に始まっており、15日まで神奈川・鎌倉市を中心に行われます。
記憶を取り戻そうと奮闘する謎の男「達人」を主人公とした本作は、「何かの達人だった気がする」という一言をきっかけに始まるハートフルコメディ。「達人」が記憶を取り戻したとき、衝撃的な事実が明らかになります。
「達人」役で<大橋彰>、心優しい「達人」に惹かれていくヒロイン「静子」役で<安倍萌生>(27)が出演。元宝塚歌劇団星組の娘役(斐貴 きら)=<宮本真希>(42)が、「静子」の叔父「真一」と秘密の関係を持ち葛藤する家政婦「奈津」に扮します。
そのほか<森下能幸>、<榊英雄>、<山口森広>、<織田あいか>、<中山祐太>、<秋山勇次>、<井浦新>も共演に名を連ねています。
原案・監督は『ゆらり』(2017年)・『こはく』(2019年)の<横尾初喜>(41)が担当。脚本は<森ハヤシ>(42)と<横尾初喜>が執筆しています。
新型コロナウイルスの影響で、規模を縮小して行われた第33回東京国際映画祭は9日、最終日を迎え、32の対象作品の中から観客の投票によって選ばれる唯一の賞となった「観客賞」に、<大九明子>監督(52)の 『私をくいとめて』 が選ばれています。
先月31日に開幕したアジア最大規模の映画祭の第33回東京国際映画祭は、ことしは新型コロナウイルスの影響で、最優秀賞を競う「コンペティション部門」を中止するなど、例年よりも規模を縮小して行われ、最終日の9日、東京 六本木でクロージングセレモニーが開かれ、今回、唯一の賞となった「観客賞」が発表されました。
この『私をくいとめて』は、<綿矢りさ>(36)の小説が原作として、31歳の女性が年下の男性に恋をするラブストーリーで、兵庫県 神河町出身の<のん(能年玲奈)>(27)と<林遣都>(29)が主演を務めています。
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