『キャタピラー』@<若松孝二 >監督
8月
7日
第2次世界大戦中の日本。「シゲ子」の夫「久蔵」にも赤紙が届き、勇ましく戦場へと向かいましたが、戦争から戻った「久蔵」の顔は無残にも焼けただれ、四肢を失っていました。
村中から奇異の目で見られながらも、多くの勲章を得た「久蔵」は「生ける軍神」として崇められ、「シゲ子」は戸惑いながらも「久蔵」の尽きることのない食欲と性欲を埋めていきます。
やがて日本に敗戦の影が色濃く迫り、「久蔵」は自ら戦場で犯した悪行に苦しみ始めます。
第60回ベルリン国際映画祭(2010年2月21日)で、<寺島しのぶ>が最優秀女優賞を受賞した作品です。