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神戸:ファルコンの散歩メモ

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  • ハッシュタグ「#昆虫」の検索結果1132件

ファルコン昆虫記(989)【ナナフシモドキ】(4)

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〈画像:撮影は頭部が上の状態で... 〈画像:撮影は頭部が上の状態ですが、貼り付けの都合上横向きにしています〉
以外と見かけますナナフシ目ナナフシ科ナナフシ亜科に属する「ナナフシ」ですが、「褐色」ではなく「緑色」の体長70ミリほどの【ナナフシモドキ】をみつけました。 【エダナナフシ】と見分けづらく、よく間違えられますが、一番わかりやすい違いは、頭についている触角の長さです。触覚が前脚より短いのが【ナナフシモドキ】で、前脚と同じくらいの長さなのが【エダナナフシ】です。

【ナナフシモドキ】はメスだけで卵を産む「単為生殖」をするため、オスがいなくても繁殖します。ナナフシのオスは珍しく、全国で十数例しか確認されていません。オスが見つかれば大発見です。これからもオスの特徴〈メスより細くて一回り小さく、触角が長くからだ全体が褐色で胸から腹にかけて白い筋があること〉を念頭に観察、オスを探していきたいと思います。
#ナナフシ目 #ブログ #単為生殖 #昆虫

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ファルコン昆虫記(988)【クロヤマアリ】の〈働きアリ〉

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ファルコン昆虫記(988)【ク...
エサとして「ダンゴムシ」の死骸を必死で運んでいます、ハチ目アリ上科アリ科の【クロヤマアリ】の体長6ミリほどの〈働きアリ〉と遭遇しました。

身近な昆虫の一つですが、原則として、産卵行動を行う少数の〈女王アリ〉と、育児や食料の調達などを行う多数の〈働きアリ〉、餌を得るための狩りや巣の防衛を担う〈兵隊アリ〉が大きな群れを作る社会性昆虫として、〈働きアリ〉はすべて「メス」であることはよく知られていますが、《働きアリの法則》や《2-6-2の法則》と呼ばれるたとえに用いられています。

●働き蟻のうち、よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくる。
●よく働いているアリと、普通に働いている(時々サボっている)アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。
●よく働いているアリ2割を間引くと、残りの8割の中の2割がよく働く蟻になり、全体としてはまた2:6:2の分担になる。
●よく働いているアリだけを集めても、一部がサボり始め、やはり2:6:2に分かれる。
●サボっているアリだけを集めると、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれる。

社会性のある昆虫だけに、面白い研究対象になるようで、「アリ」を「ヒト」に置き換え、昆虫の社会を研究することで、生物のシステムにおける共同の起源に迫ることが期待されています。
蟻社会に興味ある方は、 進化生物学者の<長谷川英祐>氏の 『働かないアリに意義がある』などをお勧めします。
#ハチ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(987)【キゴシガガンボ】(2)

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ファルコン昆虫記(987)【キ...
極端に脚の長い特徴を持つハエ目(双翅目)カ亜目(長角亜目)ガガンボ科の体長25ミリほどの【キゴシガガンボ】が、網戸に留まっていました。

からだの部分を大きく撮影しようとしますと、長い脚が切れてしまいます。全体と体部分の2枚に分けて撮影すればいいのですが、その合間に飛び去られ逃げられてしまうのが怖いので、昆虫との撮影は、いつも一期一会の気合が必要です。

「ガガンボ」は世界中に生息し、日本でも全国的に生息しており、別名「カトンボ」ともいわれており、蚊と間違えてしまう人もいるようですが、人体に吸血することはなく、花の蜜などを好みます。

よく見かける蚊である「アカイエカ」や「ヒトスジカ」の寿命は約30~40日ですが、「ガガンボ」の寿命は約10日と、とても短く、活動時期は3~11月と冬以外の時期は見ることができます。越冬する場合もありますが、その際は幼虫やサナギの形で冬を越します。
#ハエ目 #ブログ #双翅目 #昆虫

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ファルコン昆虫記(986)トゲアシオオベッコウ

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ファルコン昆虫記(986)トゲ...
昨日の神戸の最高温度は「24.0度」でした。そろそろ昆虫たちの活動も活発になってきています。ナミアゲハ・モンシロチョウ・ハナアブたちを撮り損ねました。昆虫記の通し番号(1000)番は、ようやく今年に達成できそうですので、何が記録できるのか楽しみです。

今回は、体長10ミリほどですが、翅の上から胴のくびれも確認でき、触覚も長いので、ハエ目ではなくハチ目(膜翅目)だとすぐに分類できました。

【トゲアシオオベッコウ(棘脚大鼈甲蜂)】は、クモバチ(旧ベッコウバチ)科に分類されています。名称通り脚に「トゲ」が多くみられ、この【トゲアシオオベッコウ】は、蜘蛛を狩って捕食するタイプの蜂です。

クモバチ(旧ベッコウバチ)科の蜂は、雌グモを狩り麻酔させてから卵を産み、幼虫はそのクモ一匹だけを食べて成育するという特徴があります。体形は細長く、中胸側板中央部に斜溝があり、触角は長く、日本には100種あまり生息しているようです。
#ハチ目 #ブログ #昆虫 #膜翅目

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ファルコン昆虫記(985)【オオモンシロナガカメムシ】(3)

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ファルコン昆虫記(985)【オ...
ここ連日、真夏日や猛暑日という気温の高い日が続いていましたので、昆虫の活動に期待していました。見つけましたのは、カメムシ目ヒョウタンナガカメムシ科の昆虫の1つである【オオモンシロナガカメムシ(大紋白長亀虫)】でした。この類で体長12ミリ程は大柄な方で、森林の地上に生息し、黒褐色の細長い体に前翅に大きな白い斑紋が1対ある特徴を持っています。

活動時期は3~11月とほぼ通年にわたってみられます。森林の地表で見られ、行動は活発で、植物の実の落下したものや地下茎などから汁を吸います。腐った果実や落下種子を専門に食べる、との指摘もあるようで、昆虫の死骸や糞なども食べることがあるとか。

もっぱら地表を徘徊するもので、他のナガカメムシ類のように植物の木々上に登ることはほとんどないようです。
#カメムシ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(984)【オナシカワゲラ】(3)

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ファルコン昆虫記(984)【オ...
早春に多数発生する普通種のカワゲラ目オナシカワゲラ科 フサオナシカワゲラ属の体長9ミリほどの【オナシカワゲラ】を見つけました。

オナシカワゲラ属には、国内では32種類が分類されていますが未記載種も複数存在すると推測されています。

過半数のカワゲラの成虫は摂食行動をとりませんが、オナシカワゲラやクロカワゲラの仲間の成虫は、地衣類や水分を含んで柔らかくなった植物枯死組織をかじることが知られています。
#カワゲラ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(983)【マルカメムシ)(6)

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ファルコン昆虫記(983)【マ...
暖かい日が続き、今年最初(983)番目としての昆虫記の登場は、カメムシ目 マルカメムシ科マルカメムシ属の【マルカメムシ】が、冬眠からお目覚めのようです。

カメムシ一般と異なってとても丸っこい形をしており、本種は日本ではそのもっとも普通の種です。体型は丸形に近く、また小循板が大きく広がって腹部背面を広く覆い、前翅も後翅もほぼその下に折り畳んで収納されています。

体長は5~5.5ミリ程度。背面は暗黄褐色で光沢があり、黒い点刻が密に分布する。頭部は小さくて暗黄褐色で中央に溝があって黒2本の筋があります。

【マルカメムシ】の幼虫は成虫とずいぶん形が異なります。まず背面が成虫のように盛り上がらず、やや平らな円盤状の形をしており、それに腹部の縁が波状で、色は緑色で、全体に直立した毛で覆われています。

成虫は植物の根元や石の下など、比較的浅い地中に数頭が集まって越冬します。4~6月に成虫が食草の上に産卵する。食草はクズ、フジ、ヌスビトハギ、ダイズ、アズキ、ノイバラ、ウツギ、アケビ、ミカンなどが知られていますが、主なものはマメ科植物です。
#カメムシ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(981)【オオカマキリ】(11)

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ファルコン昆虫記(981)【オ...
12月に入りました。12月3日の神戸は、気温「5.0度~12.0度」でした。

サトイモ科オランダカイウ属の「カラー」の葉の上にいるカマキリ目カマキリ科の【オオカマキリ】ですが、遭遇した時間は<12:30>頃ですので、気温は「10.5度」です。

成虫の活動期間は、図鑑等では8月から10月前後ですが、温暖化の影響もあるようで、長命な個体が見受けられるようですと【オオカマキリ】(10)でも記していますが、同じ個体なのか区別もできず、観察記録として残しておきたいと思います。
#カマキリ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(980)【シロオビアワフキ】(2)

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ファルコン昆虫記(980)【シ...
以前のカメムシ目アワフキムシ科の【シロオビアワフキ】は遠くからの撮影で、全体像よりも記録優先と割り切りましたが、今回は【シロオビアワフキ】を、近くで捕らえることができました。

体長11ミリほどですが、今回は名称の由来となる翅に白い横帯が、きれいに見て取れると思います。白い帯の両側は色が濃く、黒くなります。後肢脛節に2対の棘をもっています。

4月頃孵化して泡の巣を作り、6月頃羽化して成虫になります。ヤナギ,マサキ,ヨモギ,ノブドウ,クワ,バラなどに寄生します。
#カメムシ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(979)【オオカマキリ】(10)

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ファルコン昆虫記(979)【オ...
11月25日の神戸は、気温「10.5度~18.0度」でした。カマキリ目カマキリ科の【オオカマキリ】ですが、成虫の活動期間は、図鑑等では8月から10月前後ですが、温暖化の影響もあるようで、長命な個体が見受けられるようです。

体調と腹部の体系からメスのようですが、無事に産卵を澄ませているのかが気になるところです。

メスは、植物の枝に200個ほどの卵が入った泡状の<卵鞘>を産み付けますが、それを一つだけではなく、天敵から逃れ生存率を高めるために2~5個に分けて産み分けます。

一つの<卵鞘>から無事に成虫に育つのは2~3匹といった狭き門を経て成虫になります。

#カマキリ目 #ブログ #昆虫

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